要介護度改善推進モデル事業の取組成果報告書 事 業 所 名 開 設 者 名

事 業 所 名
要介護度改善推進モデル事業の取組成果報告書
鈴木ヘルスケアサービス
デイサービスセンターべるふらっと
開 設 者 名
式会社
事業所所在地
彦根市平田町258-3
サービス種別
取組テーマ
介護職員が行う機能訓練・口腔ケアに専門的な目線を取り入れられるようにする取組
株
通所介護・介護予防通所介護
要介護度の維持改善につながった取組の内容
理学療法士が中心となって多職種と連携しながら介護計画を作成する。
利用者の要介護度改善が実現できるような日常の関わりについて全職員で考え実践する。
介護職員や看護職員が機能訓練に対する理解を深め、利用者さんに率先して提供できる。
口腔ケア対象者の検討と実践を行う。
口腔ケア用に必要な購入物品の検討と実施を行う。
歯科衛生士が研修会へ参加し多職種へ伝達講習する
口腔ケアについて利用者と家族へ啓蒙活動をする
提供サービスの質や利用者に対する効果の確認と評価方法
○介護・看護職員が「参加・活動に焦点を当てた関わり」
「生活目標に沿った課題の提供」を
意識して関わることで、調理や畑仕事、園芸、手芸、貼り絵、外出等の活動時にも各職員
が利用者の個々の生活目標に沿った具体的な課題を提供する機会が多くなった。利用者へ
の効果として、実際の生活の中で困っていることややってみたい課題がデイサービスの活
動の中でできたことで短期目標を達成する利用者が増えた。評価方法としては3ヶ月ごと
に見直す介護計画の短期目標が達成出来ていたか否かで判断した。
○介護・看護職員の機能訓練に対する理解が深まったことで利用者への指導技術が向上した。
利用者への効果として全職員がレッドコードやマシーントレーニング中の利用者の姿勢や
動きに対して的確な指導ができるようになった。自主練習メニューの種類が豊富になり今
までマシーンを使用した運動をできなかった利用者がバリエーションに富んだ運動ができ
るようになった。評価方法としては利用者の自主練習メニューに取り組んでいる時間が増
えたこと、メニューの種類が増えたことで判断した。また、各利用者が3ヶ月に1回行っ
ている身体測定結果の数値が向上していることからも判断した。
○歯科の方では、対象者をしぼり口腔内の評価を行ない、必要な清掃や保湿等の実施や指導
を行なった。対象者の口腔状態の把握を月 1 回行い、3ヶ月で評価を行なった。
歯科衛生士が専門的な清掃を行ない、介護・看護職員は昼食後の利用者全体に口腔清掃の
声かけや介助が習慣化となった。清掃状態のよくなった利用者が増えた。
今後取り組んでいきたい内容 、重点化していく機能
○利用者の個々の生活目標に合った機能訓練の提供を更に進めていく必要があると考えてい
る。特に、自宅生活で困っていることを実践の場で解決できるような取組みを行っていき
たい。例えば、自宅の環境や福祉用具の評価、商店や田畑での評価等にも積極的に出向い
て生活目標の達成へのアプローチを行っていきたいと考えている。
○歯科の方では専門的な清掃の必要な利用者への継続的な手技の提供と、その内容を他職種
に伝達して行えるようにしたいと考えている。また、家族への啓蒙活動としてイベント時
の歯科グッズの配布も継続したいと考えている。口腔体操の充実と嚥下の状態把握にも重
きを置きたいと考えている。
今後さらに取組を進めるうえでの課題
○生活目標を決める際に利用者や家族から的確な情報の聞き取りが行えるか、また決めた生
活目標を円滑に達成するための機能訓練メニューの考案が的確に行えるかが重要になると
思われる。これらのスキルを向上させるために研修会への参加や社内での勉強会の継続が
課題となると考える。
○歯科の方では、職員内での口腔内への理解度を高めるために、実際の手技を行なう機会を
持つことや、嚥下や食事形態への関心も薄いので研修会・勉強会の必要性を感じる。
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