要介護度改善推進モデル事業の取組成果報告書 事 業 所 名 デイ

要介護度改善推進モデル事業の取組成果報告書
事 業 所 名
デイサービスつどい
開 設 者 名
特定非営利活動法人つどい
事業所所在地
長浜市常喜町885
サービス種別
通所介護
取組テーマ
個性を大事にした「つどい」の生きがい作り
要介護度の維持改善につながった取組の内容
1. 取組みの特徴
○カラオケ機器を活用するなど、毎日バラエティに富んだ体操の実施。
○個人の意欲を重視した支援。
○生活意欲向上、社会参加を実感してもらえるように「きんたろう村のうえん」での農作
業、調理などの家事活動を実施
○環境アドバイザーによる、狭い空間でよりよい環境を作るための指導。
2. サービス提供にあたって工夫していること
・運動は画一的なものではなく、利用者様の必要性や要望に応じて対応する。
・利用者様がこれまでの生活の中で行ってきたこと、これから挑戦したいことを傾聴し、
個人の意欲を大切にしたプログラムを実践する。
・管理者を中心に、利用者様の変化や状況を職員同士で共有できるように連絡を密にする。
・社会参加を実感していただくために、当法人運営の「きんたろう村のうえん」の作業を
一緒に行う。ときには利用者様にアドバイスを促し、農業の経験を生かしてもらう。
・事業所内の家事活動を出来るだけ利用者様にしていただく。
提供サービスの質や利用者に対する効果の確認と評価方法
○更新月に利用者様の状態をご家族と確認し、本人にも運動方法や効果について傾聴する。
○職員ミーティングで利用者様の状態を共有し、今後の対応を検討する。
今後取り組んでいきたい内容、重点化していく機能
○利用者様の個別機能評価。
データで表すことにより、ケアの成果や改善点が分かりやすくなる。また、成果が現れた
ことによって得られる喜びは利用者様も職員も共通であり、双方の意欲向上にも繋がると
考えられる。利用者様によって身近な目標を立てることも検討中。
○地域の高齢者も参加できる生きがい農園運営
地域包括ケアシステムが推し進められている中で、住み慣れた地域での支援体制が必要に
なっている。当法人運営の「きんたろう村のうえん」を活用し、地域の高齢者と介護施設
利用者が一緒に農作業できる環境を作り、これまで培ってきた農業の知識や技術を発揮す
ることで、高齢者の生きがい作りに貢献できるのではないかと考えている。
○継続した職員の学習会
定期的に職員の介護技術、知識向上のための学習会を開催。職員同士で内容を共有し実践
することで、職員の結束力も高まり、事業所全体のレベル向上が期待できる。
今後さらに取組を進めるうえでの課題
○地域の高齢者も集える環境作り。
○身近な目標を持ってもらえるように、運動や生活機能向上のための訓練の充実。
○データ化することにより処理が簡素化するが、職員全員がシステムを理解できるようにな
るための学習会が必要。
○活動の多様化により、見守りボランティアや傾聴ボランティアの受け入れ体制を整える必
要。