建物に関する基本方針

問 政策企画課☎5432-2033
5432-3047
2 建 物 に関する基本方 針
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①安全を基本とした簡素で低廉な施設整備
安全は確保しながら、
できるだけ簡素でお金のかからない建物にします。
②将来に対応できる建物への転換
将来、別の用途で使えるように、
改修しやすい建物にします。
③長寿命化改修の徹底
建物の寿命を延ばし、
できるだけ長く使います。
例
深沢中学校校舎棟改築工事
では、一部の校舎棟はそのまま
残して長寿命化改修を行いま
した。
昭和50年代ごろまでに建設
されたコンクリート建築物は、
適切に手入れをすることで65
年は使うことができます。手入
れをしながら65年間使用し、 ▲リノベーション工事中の内部
建物の状態によっては更に30
年長寿命化することをめざします。
このことにより、
建替え経費を2割ほど削減することができます。
④仮設建築の抑制
建替えのときに、
仮設の建物をなるべく建てないように工夫します。
例
城山小学校改築工事では、
近
隣の旧若林中学校の校舎を仮
校舎に使っています。
工事の騒音や、校庭に仮設
校舎が建つこともないので、
児
童・生徒も良い環境で学校生
活が送れます。
仮設校舎の建設費は3~4億
円かかりますので、
大幅に経費
を削減することができます。
複数の建物を一つにまとめたり、一つの建物を多目的
に活用して、
区民の使える空間を増やします。
例
池尻複合施設(せたがや がやがや館)は、保育園、児童
館、地区会館、健康増進施設を複合化した施設です。敷地
を最大限利用して一つの建物に複数の施設を整備し、そ
れぞれの施設の跡地は、民間保育園の整備などで活用し
ました。
▲せたがや がやがや館入口
② 施設規模の総量抑制
改築時に施設規模を10%抑制することを目標とします
(ユニバーサルデザイン※ 化など、法令等で定められた施
設規模は確保します)。
施設の跡地は売却、貸付等により資産として有効活用
して、
改築費などに充てます。
※ユニバーサルデザイン:年齢、
性別、
国籍、
能力等に関わらず、できる
だけ多くの人が利用しやすい生活環境にする考え方。
▲旧若林中学校の校舎を使用
い
民間の知恵と力を最大限活かす
①民間資本、
発想、ノウハウ等の活用
民間のノウハウを活かした施設整備をします。同等の施設が民間に
あるときは、
民営を基本とします。
②施設跡地での民間の活用
③新たな公共施設運営体制の検討、利用者負担の見直し
建物の管理を区民や民間と協力して行ったり、施設の利用料を適正
化します。
「世田谷区公共施設等総合管理計画
(素案)
」
についてご意見・提案をご記入下さい。
【ご注意下さい】
切り取り線
跡地の貸付けをする際は、区民のニーズに応えるサービスが増える
ように誘致します。
区民意見提出手続(パブリックコメント)用ハガキ
毎年の継続的な支出となる維持管理費を下げる工夫をします。
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① 複合化・多機能化
③ 施設跡地の資産としての活用
⑤維持管理費の抑制
方針
施設総量を抑制しつつ、
公共的空間の
拡充を図る
方針
施設はできるだけ長く使い、簡素にする
本号のホームページ版ではこの
部分を切り取ってハガキとして
郵送利用することはできません。
"
方針
ご了承下さい。
例
花 見 堂 小 学 校 閉 校 の 際 に
は、
跡地活用と、
住民参加型施
設運営方法を区民とともに検
討しました。
住所/世田谷区 丁目 番 号
跡地活用の集会の様子▶
氏名/
4面へつづく
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