2016年10月4日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年9月24日~2016年9月30日の推移】 【1】先週の回顧 先週のカナダ・ドル円相場は上昇した一方で、カナダ 5年国債利回りは低下しました。 週前半は、欧州の銀行に対する経営不安から市場の リスク回避姿勢が強まり、カナダ・ドル円相場は下落し、 金利は低下しました。その後は、OPEC(石油輸出国機 構)の非公式会合において、減産合意がなされたことで 原油価格が反発し、カナダ・ドル円相場は上昇しました。 週末にかけて発表されたカナダのGDP(国内総生産) が市場予想を上回る結果となったことから、カナダ・ドル 円相場および金利の上昇要因となりました。 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年9月2日~2016年9月30日) (円/カナダ・ドル) 90 (カナダ・ドル/米ドル) 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 85 1.15 1.20 77.23 高 80 1.25 75 1.30 70 1.31 65 9/2 9/9 9/16 9/23 カナダ・ ドル 1.35 安 1.40 9/30 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】今週の見通し 今週は、米国、カナダの経済指標が注目材料です。 米国では前月市場予想を大きく下回ったISM(全米供 給管理協会)非製造業景況指数や、雇用統計に注目 が集まるとみています。カナダでは、貿易収支や雇用 者数が発表されます。これらが堅調な結果となればカ ナダ・ドル、金利の上昇要因になるとみられます。また、 原油価格が引き続き堅調に推移すれば、カナダ・ドル の下支えになりそうです。日曜には米国大統領候補の 討論会が開催される予定で、週明けの市場を動かす要 因になることも予想されます。 【カナダ 金利推移】 (2016年9月2日~2016年9月30日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.62 0.6 0.4 0.2 9/2 9/9 9/16 9/23 9/30 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 9/30 9/30 10/5 10/7 毎月 毎月 毎月 毎月 2016年7月 2016年7月 2016年8月 2016年9月 GDP(前月比) GDP(前年同月比) 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 0.5% 1.3% - 0.6% 1.2% -24.9億カナダ・ドル 26.2千人 (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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