お料理教室のご案内 ９月のお料理教室は、秋の食材“きのこ”や“さつまいも” を使ったお料理をご紹介させて頂きます。皆さま是非、ご参加 下さい！ いも類のカリウムは要注意です！ 『暑さ寒さも彼岸まで…』あんなに暑かった今年の夏も、秋の彼岸を過ぎるとともに暑さ もやわらいできました。秋と言えば『読書の秋』、 『スポーツの秋』、 『芸術の秋』 、…そして『食 欲の秋！』ですね。 秋に旬を迎えるさまざまな食材の中でもいも類はカリウ カリウム ムが多く、喫食量やカリウムを少なくするよう茹でこぼしが １００ｇ 含有量 望ましい食品です。カリウムが多い食品でも安心して、美味 さつまいも ４７０㎎ しく頂けるように工夫していきましょう。 さといも ６４０㎎ まず、血液透析療法をされておられる方の１日のいも類の じゃがいも ４１０㎎ 摂取目安量は５０ｇとお勧めしています。その理由の第１ ながいも ４３０㎎ 番は表①に示すように、カリウム含有量の多さにあります。 じねんじょ ５５０㎎ 同じ時期に旬を迎える白菜のカリウム含有量は２２０㎎と、 かぼちゃ ４５０㎎ いも類の約半分ですし、切り方にもよりますが、葉物類は ゆりね ７４０㎎ 茹でこぼすと７０％程少なくなる食品が多いのですが、いも くり ４２０㎎ 類は茹でこぼしてもカリウムが抜けにくい食品であること 甘栗 ５６０㎎ が２番目の理由です。 ぎんなん ７００㎎ 表① カリウム含有表 １日のいも類の摂取目安量は５０ｇ そこで、カリウムを少しでも多く除去するため、“小さく”とか“細く”切ってから水に さらすだけでなく、たっぷりのお湯で茹で、茹で汁を捨ててから調理するようにしましょう。 例えば、さつま芋を角切りより小さいさいの目切りにして茹でこぼし、かき揚げにしてみま しょう。またホットケーキミックスを衣にして揚げると、おやつとして頂けますし、マヨネ ーズで和えてさつま芋バージョンのマセドアンサラダもお勧めです。 茹でこぼしをしない焼芋やふかし芋、天ぷらやとろろフライドポテトはカリウムが除去さ れていないので、血液透析が２日お休みになる週末は避け、１日量も調整するようにしてい きましょう。ご参考までに表①には、いも類には分類されませんが、いも類に成分が似てい るくりやかぼちゃ、ゆりねやぎんなんも加えています。 栄養相談のすすめ！ 新王子病院では、外来受診時（主に待ち時間など）に 栄養相談を行っています。色々な病気の原因は、食生活 や食習慣にあると言われています。一度お食事の内容を 見直してみられれませんか？
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