OPEC、予想外の減産合意 OPEC、予想外の減産合意

楽読
(ラクヨミ)
2016年9月29日
Vol.
1,145
OPEC、予想外の減産合意
OPEC(石油輸出国機構)は、9月28日に行なわれた非公式会合にて、原油生産量の上限設定(事実上の
減産)で合意しました。直前まで、生産量水準を決定するのではなく、相談にとどまるとの位置づけ、とみられ
ていただけに、今回の合意を受けて、原油先物価格、エネルギー関連株ともに上昇しました。
ていただけに、今回の合意を受けて、原油先物価格、
ネルギ 関連株ともに上昇しました。
OPECは、2014年末にシェールオイルに対抗してシェアを確保する戦略に転換し、15年末にはOPEC加盟
国の裁量で増産を容認してきました。その結果、原油先物価格は一時1バレル=30米ドルを割り込む水準まで
下落し、産油国の財政へも影響を与えました。その後、今年6月のOPEC総会で、原油生産量の調整につい
て協議が行なわれたものの合意ができず、原油先物価格は軟調に推移していました。
足元の生産量が日量で過去最高水準にある中、今回、「加盟国は生産量の水準を日量3,250万バレルから
3,300万バレルの範囲で低下させる」ことで合意したことは、原油市場の需給や産油国の財政に対するプラス
要因になると期待されます。ただし、加盟国別の生産調整量の設定はされていないため、増産余地を確保し
たいイランの動向や、今回の会合への参加を見送ったロシアなどの非加盟国から協調減産を取り付けられる
かどうかなど、課題も残されています。
11月30日に予定されているOPEC総会では、加盟国別に具体的な生産調整量が設定されるとみられ、総
会までの約2ヵ月間、産油国の動向が注目されます。これまで、原油の供給過剰懸念などから原油価格が変
動し金融市場もその影響を受けていただけに、減産合意となれば、投資家心理の改善につながると期待され
ます。
ます
16年6月の減産合意見送り以降の推移
原油、MLP、エネルギー関連株式の推移
(2015年12月末~2016年9月28日)
(米ドル/バレル)
原油先物価格
エネルギー関連株式*
55
(米ドル/バレル)
MLP指数*
55
(2016年6月2日~2016年9月28日)
原油先物価格
MLP指数*
エネルギー関連株式*
53
50
51
45
49
47
40
45
35
43
2015年12月末の
原油先物価格:37.04米ドル
30
41
39
25
15/12
16/2
16/4
16/6
16/8
(年/月)
2016年6月2日(OPEC総会)の
原油先物価格:49.17米ドル
37
16/6
16/7
16/8
16/9
(年/月)
*
MLP指数とエネルギー関連株式は、それぞれのグラフ起点の原油先物価格と同一となるように指数化しています。
(使用指数)
原油先物価格:WTI原油先物価格、MLP指数:S&P MLP指数(トータルリターン、米ドルベース)
エネルギー関連株式:S&P500 エネルギー株指数(トータルリターン、米ドルベース)
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のもの あり 将来の運用成果等を約束するもの はありません
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