中国:1~8 月 太倉港の石炭輸入量 281%増 2016 年 9 月 29 日掲載 9 月 12 日付けの地元報道によると、太倉税関の石炭輸入量は、1~8 月には大幅に増加し、太倉港の石 炭輸入量は計 307.2 万トン(前年度同期比 281.6%増)。また、江蘇省の各税関の石炭輸入量は計 2,145.1 万ト ン(前年度同期比 84.5%増)。 中国の石炭輸入量は、2015 年度は急降下したが、2016 年度には、様々な要素の影響を受け、石炭輸入 業は徐々に回復し始めた。国内の石炭在庫量は下落が続き、電力会社は正常な運転を確保するため、輸入 炭に頼って発電用石炭の需要を補っていた。 商品石炭品質管理暫定弁法が正式に実施されて 1 年、石炭輸入業者は生産地にてあらかじめ検査を行う 等の方法で輸入石炭に対する品質を向上させた。2016 年、江蘇省の税関は、環境保護指標を満たしていな い輸入石炭は検出していない。 太倉検験検疫局によると、今年、輸入石炭価格は前年度比で大幅に下落し、太倉地区の上半期の輸入石 炭の平均価格は 40 USD/トン(前年度同期比 33%安、前年度同期は 65 USD/トン)。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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