第 76 回音シンポジウム 「音響数値シミュレーションの

CPD 4 単位
第 76 回音シンポジウム
「音響数値シミュレーションのプロセス:解析ケースの構築から結果の読み方まで」
主催:日本建築学会 環境工学委員会 音環境運営委員会 音響数値解析小委員会
日時:2016 年 11 月 8 日(火) 13:00~17:00
会場:建築学会 3 階会議室(東京都港区芝 5-26-20)
音響数値シミュレーションの強みの一つは、解析対象音場の詳細なデータが得られることにあります。近
年の数値解析技術の発展に伴い、この強みを生かした新たなシミュレーションの活用事例が見られます。建
築物全体の固体音の伝搬現象予測と可視化、市街地スケールでの環境騒音伝搬の予測、音響測定手法の特性
解明など、単なる実測の代替を超えた、シミュレーションならではの現象予測や現象解明に踏み込めるよう
になりました。一方で、シミュレーションをそのように活用するためには、求める情報が得られるような手
法・条件の選択、およびシミュレーション結果の大量のデータから求める情報を引き出し、それを解釈する
ための「結果の読み方」の工夫が不可欠となります。そこで本シンポジウムでは、単なる活用事例の紹介で
なく、数値シミュレーションを求める情報を得るための有効な手段として活用するための、それらのプロセ
スに焦点を当てて議論します。初心者にはシミュレーション実施のステップ・バイ・ステップ・ガイド、中
上級者には新たな活用へのヒントとなることを狙っています。
<プログラム>
司会:大嶋拓也(新潟大学/小委主査)、安田洋介(神奈川大学/小委幹事) 発表時間:1 人あたり発表 30 分+質疑 5 分
1. 主旨説明(5 分)
大嶋拓也(前掲)
2. 接客カウンターに設置された衝立の効果に関する音響数値シミュレーション
星
和磨(日本大学短期大学部)
3. 複層 RC 構造物における固体伝搬音を対象とした FDTD 解析と振動伝搬の可視化
朝倉
巧(東京理科大学)
4. 実在地屋外音響伝搬 FDTD 解析のための地形データ処理と大規模並列解析結果の可視化手法
大嶋拓也(前掲)
休憩(15 分)
5. 微細穿孔板吸音体を用いた会議室の音響改善のための数値シミュレーション
:吸音体配置に関する有限要素解析
奥園
健(神戸大学)
6. 管内音響現象解明のための仮説検証プロセスにおける数値音響解析の効果的な使用方法
桝本貴之(サイバネットシステム)
7. 音響管計測における試料端部の固定支持・空隙条件に関する有限要素法解析
井上尚久(東京大学)
総合質疑(10 分)
参 加 費:会員 3,000 円,会員外 4,000 円,学生 1,000 円(資料代含む,当日会場でお支払いください)
定
員: 50 名(申し込み先着順)
申込方法:Web 申し込み
https://www.aij.or.jp/index/?se=sho&id=1601
問合せ:日本建築学会事務局
TEL03-3456-2051
事業グループ 一ノ瀬
E-mail:[email protected]
よりお申し込みください.