特別支援教育コーディネーター便り No.9 平成27年1月 こんにちは 府中けやきの森学園です 都立府中けやきの森学園校長 山口 真佐子 特別支援教育コーディネーター 新年明けましておめでとうございます。今年は羊年ですが、羊は性質が善く、温和で協調性に富み、発展の要 素を持っていると言われています。そのため「美」 「善」 「義」 「祥」 「鮮」など、良い意味の文字に使われていま す。新しい年が羊にちなんで、発展していくことを願っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 お知らせ ◎公開授業研究会 ・日時 1月27日(火) 9時15分~16時45分 午前…公開授業 午後…研究発表、講演会 講師:中山恭幸氏(文部科学省初等中等教育局 特別支援教育課課長補佐・発達障害支援専門官) 菅野敦氏 (東京学芸大学副学長) ・研究テーマ 「学ぶ、暮らす、働く力を育てるキャリア教育」 ◎教材展示会 本校学習アドバイザーの先生が作成した特別支援教育の教材展示および、知的障害教育部門小学部の構造化さ れた教室環境やワークシステムの見学を行います。またアドバイザーの先生が教材作りの相談に乗ります。 ・日時 1月26日(月) ・ 2月16日(月) 14 時~17 時 ・場所 府中けやきの森学園 東棟1階技術室 参加御希望の方は、本校ホームページから申込用紙をダウンロードしてFAXしてください。 特別支援教育ワンポイント講座 やる気スイッチってどこにあるの? ある実験が行われました。2つのグループに分けて簡単な作業をしてもらい、1つのグループには作業の量に応じて 報酬が与えられ、もう1つのグループは報酬は無しでした。結果はもちろん報酬をもらえるグループの方が、作業がた くさんできました。この時に脳のMRIを撮ったところ、報酬をもらえるグループの人たちは、脳の線条体の部分が活 性化して赤く光っていたそうです。 2回目の実験では、どちらのグループも報酬はもらえませんでした。そうしたら1回目に報酬をもらえたグループの 方の作業量がとても落ちてしまいました。つまり報酬がもらえないと、やる気がなくなってしまうというわけです。こ の時、線条体も光っていなかったそうです。 ところが報酬がなくても、言葉でほめると、線条体が活性化して光ることがわかりました。つまりやる気スイッチを 押すには、ほめることがとても大切なのです。 効果的なほめ方とは ○子供がほめてほしいと思っている時にほめる。 大人が望むことをした時だけほめても、子供は嬉しいとは思いません。 ○子供が頑張ったと思っている時、少しでも成果が上がった時にほめる。 ○丁寧にほめる。 ○適切な行動を続けている時に、ほめる。 (例)宿題を忘れずにしてきた時・・・頑張っているね 席から立ち歩かず、座っている時・・・落ち着いているね ○役に立つことをした時に、ほめる。 ○他の人もほめていたことを伝える。 (例)○○先生もほめてたよ 素晴らしい! すごいね! やったね! いいね! グッド!等も、ほめ言葉です。 たくさんほめて子供たちのやる気スイッチを押してください。
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