浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 19 号)H28.8 「失敗は成長のもと」 19 親は誰でも、わが子が健やかに成長してほしいと思うものです。しかし、この、子どもに 対して健やかに育ってほしいと思う親の気持ち が行き過ぎることで、逆に親離れや子離れに悪 い影響を及ぼしてしまうことになるとは、たい へん皮肉なものですね。 実は、 「失敗」ということについても似たような ことが言えます。 例えば、子どもが失敗をしそうなとき、親の出 番かどうかは、子どもの求めがあるかどうかで はなく、親自身が決めるということが大切です。一番考えたいことは、安全かどうかとい うことですね。親が出ないことで、子どもの安全が著しく脅かされる場合は即、出番です が、それ以外は、失敗優先で、出方を決めればいいと思うのです。 しかし、親の失敗させたくない気持ちが、子どもに対してついお膳立てをしてしまう。 でも、そうなると、子どもに自分で解決する 力がつかない。さらに、失敗にも慣れていな いということになってしまいます。人生にお いて、早いうちに挫折を経験することはとて も大切なことだと言われています。成功体験 もとても大切ですが、子どものときに、小さ な挫折をたくさん経験し、それを乗り越えさ せていくことは、その後にとても大切になってくると 言われています。大人になって味わう挫折は重く、ま た、それを乗り越える力も大変なものが必要となるか らだと思います。 また、大人になると、たとえ小さな失敗でも、経験し てないことは乗り越えにくさが増すといったこともあ るかもしれません。 「大人のはしかは子どものときにかかるよりひどいことが多い」というのと似ていますね。 子どものうちに、小さな失敗をたくさん経験させること。さらに、その失敗を乗り越えさ せることが自力解決の力をつけていくことにつながります。失敗は成長のもとですね。 でも、曲がりなりにもできたことは、しっかりとほめて(認めて)あげたいですね。 次回は、 「自分で決めるって大切」です。
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