「黒枝豆」の出荷が最盛期!! 普及現地情報

発信年月日:平成 28 年(2016 年) 8 月 22 日
所 属 名:東近江農産普及課西部
番
号:E16002
部 門 分 類:150(野菜)
発 信 者 名:井上
普及現地情報
「黒枝豆」の出荷が最盛期!!
平成 26 年度より JA グリーン近江能登川支店管内で、夏期に直売所で人気のある「黒枝
豆」の推進を行ったところ、能登川野菜生産部会のメンバーを中心に栽培が始まった。平
成 28 年度は、栽培面積を生産者9戸(法人1、営農組合1含む)で 1.4ha(平成 26 年度:
33a)に拡大し、直売所に加えて新たに量販店にも出荷が行われている。当課は、品目の選
定や栽培管理に加え、安定した出荷が行えるよう調製作業や販路について JA と連携し支援
を行った。
以前より枝豆の栽培は行われていたものの、産地化を図るためには①病害虫被害による
生産の不安定②出荷調製の省力化③販売促進の課題があった。
そこで、①に関しては、播種時に複合剤を活用することにより散布回数を削減し、その
農薬を組み入れた体系的な防除を生産者に示すとともに、定期的(1回/月)に現地にて研
修会を開催し、生産者の病害虫に関する理解を深めるとともに適期防除指導を行った。②
に関しては、以前 JA が購入され故障のため使用されていなかった自動脱莢機と選別機一式
を修理して活用することで省力化の改善を図った。③に関しては、平成 28 年度からは栽培
面積を拡大することから、軌道に乗せるため量販店へ出荷を開始し安定した出荷先の確保
を行った。また、新聞社と連携し販路拡大に向けてのPRとして能登川産「黒枝豆」のネ
ーミング募集を図ったところ予想以上の反響があり、多くの候補の中から「滋賀県産黒枝
豆 能登川黒ダイヤ」とネーミングされた。
現在、新たにネーミングされたシールを付け県内 10 店舗の量販店(100~200 袋/日)へ
出荷が行われている。
今後、更なる栽培面積の拡大を計画されており、当課は今年度の反省点を踏まえ、引き
続き栽培管理や出荷調製作業にかかる省力化について JA と連携し支援を行う。
黒枝豆の栽培圃場
量販店で販売されている黒枝豆