国道57号阿蘇大橋災害復旧の新ルート「北側復旧ルート」 延長約13km、約4kmのトンネルや橋梁整備など 国交省九州地方整備局は、熊本地震で被害を受けた国道57号阿蘇大橋(阿蘇郡南阿蘇村) の災害復旧事業として整備する北側復旧ルートを決定した。新ルートは国道57号大津市引 水~阿蘇市赤水間で、ミルクロードに沿って延長約13km、うち中間部の外輪山を通過す るトンネル部約4kmの計画となっている。 九州地整はルート決定にあたって、阿蘇市や大津町など沿線市町の地域住民から意見募集 を行った。この中で、①トンネル部は短く、自然災害に強い道路整備、②中核工業団地との アクセスを確保、③ほ場整備地域の斜め横断、分断を避け、農地等の保全に配慮、④黒川の 洪水浸水想定区域や汚泥処理施設等の公共施設を避けてほしい等の意見があった。 新ルートの北側復旧ルートは、現国道57号の斜面崩壊場所を回避しつつ、外輪山を通過 するトンネル延長が最短になるように考慮し、黒川の洪水浸水想定地域を通過する箇所につ いては、橋梁整備などを検討することにしている。 国道57号北側復旧ルート
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