資料5-6 「人間の安全保障」とSDGsの対応関係(模式図) (作成:稲場雅紀) 「人間の安全保障」と SDGs世界の対応関係 「人間の安全保障」の 基本概念図 国家による保護 (プロテクション) 人間の尊厳 能力開花 コミュニティ・ エンパワーメント 人間の安全保障 人権 誰も取り残さない 最後の人を最初に 恐怖・欠乏からの自由 透明で付託責任を果たす、 能力のある政府機関 貧困・格差へ の取り組み 当事者主権 共生・参画社会 イノベーション 「人間」に焦点を当てる。 ダイバーシティ(多様性)と社会参画 「人間」の自由と基本的権利を守る(保護)。 「誰もが参画できる」 「人間」の能力と可能性を開花させる(能力強化)。 =「 持地 続球 可の 能限 な界 社」 の 会中 =で ジェンダー、セクシュアリティ 我が国はポストMDGs→ポスト2015交渉で「人 障害、国籍、人種、民族 将来世代を忘れない 多様性によって生まれる 間の安全保障」を指導原則にと主張していた。 豊かな地球を引き継ぐ イノベーションの力 資料5-6 「人間の安全保障」とSDGsの対応関係(模式図) (作成:稲場雅紀) <前頁の図説明> 日本政府は2012年に始まる「ポスト2015」国際交渉のプロセスにおいて、「人間の安 全保障」を次期国際目標の指導理念とすべき、という主張を展開したことがあります。 「人間の安全保障」は、2000年以降、日本の開発援助の柱の一つとして位置付けら れてきた考え方です。この考え方は、「誰も取り残さない」「最後の人を最初に」とする SDGsの考え方と共通する要素を多く含んでいます。 私は、国際協力に関わってきた市民社会出身の委員の立場から、「人間の安全保 障」とそれに基づく「人権」と「共生・参画社会の実現」を、「持続可能な社会の実現」と ともに、SDGs実施のビジョンの一つとする必要があると考えました。 この考え方にそって、「人間の安全保障」と「SDGsのビジョン・優先課題」を整理してみ た図が、前ページの図となります。今回の円卓会議の会合に向けて、ご参考までに ご検討いただければ幸いです。 なお、この図は、市民社会の中でこれまで行われてきた議論を踏まえつつ、<私なり >の解釈を加えて作成し、個人として提出したものです。12日当日までに、別途、 SDGs市民社会ネットワークとして別に資料を提出いたします。 SDGs推進円卓会議 委員 稲場 雅紀(動く→動かす 事務局長)
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