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最低限のニーズ
食糧の安定供給
人間の安全保障
食糧の安定供給
O 食糧自給率の問題
O
日本は40%
問題点
O 輸入食糧を少数国に依存
相手国に左右されやすい
O 食糧輸送に伴うCO2の排出量増加
→温暖化?
O 世界では食糧高騰時代
世界人口の増加、バイオ燃料の需要増加に
よる食糧の需要と供給のバランスの崩壊
農産物の生産条件悪化
もし食糧需要が危機に瀕したら?
O 日本は国内生産で乗り切るしかない
O 安定した食糧供給をするための施策が必要
O 食と農林漁業の再生 ~重点施策~
4つの基本事項
O 持ち味を再構築し需要に応じた農業へ
「美味しい」「安全」「環境にやさしい」
O 農林漁業の6次産業化、規模の拡大
六次産業化法施行(H23年3月1日)
O 農林水産政策全体を攻めの姿勢で見直す
世界各国から学び、優秀な人材を呼び込む
O 農林漁業の多面的機能等の維持
農林漁業者にセーフティネットを提供する
7つの戦略
O 持続可能な力強い農業の実現
O 6次産業化・成長産業化・流通効率化
O エネルギー生産への農村漁村資源の活用
O 森林・林業再生
O 水産業再生
O 震災に強い農林水産インフラの構築
O 原子力災害対策の取り組み
6次産業化とは
O 「地域資源」と「産業」を結び付け活用
O 生産・加工・流通を一体化し、所得を増大
O 2次3次産業と連携して地域ビジネスの展開
や新たな産業を創出
例)特産のりんごを活用したアップルパイ
地元農産物の直売
→新たな雇用も確保できる
人間の安全保障
O 従来の安全保障の単位は国家
O 人間を単位とする安全保障の考え方
原因
O 冷戦終焉
戦争の減少と内戦の増加、脅威の多様化
(大量虐殺、テロリズム、貧困、衛生、難民
大量破壊兵器)
O グローバル化の進展
安全保障上の脅威も国境を超える
(国際テロ、感染症、環境破壊、難民流出)
O 9.11の対応
ハードとソフトの両面から安全保障必要
定義論争
O 広義
経済や食糧、環境、地域社会、政治
O 狭義
武力紛争による暴力
狭義派の広義派に対する批判:確かに脅威
は多様化したが、それを口実に西側諸国が内
政に干渉する恐れもある
論争の収斂
O 安全保障はもはや国家のみが独占する問題
ではない
O 「国家」と「人間」の安全保障は相互補完関係
O 経済、人権侵害、社会問題は含む・・?
定義より実践
O 思想ではなく政策的な視点
どのように実践するかが重要
O グローヴァルガバナンスの中では徐々に浸
透
→各地域ではどうなのか
アジア
一部を除き慎重な考え。徐々に受け入れられ
つつあるが主流にはなっていない
O 国境を越えた脅威の認識。SARS、鳥インフ
ル、9.11、津波、地震
O 主権の侵害の恐れ
北朝鮮、ミャンマーなどの嫌悪
ヨーロッパ
O 総じて高い関心
O 近隣地域で紛争が多発。グローバルな安全
保障を実現することが各国の安全保障に直
結するという共通認識
O ソフトな安全保障の必要性
O アメリカと一線を画した安全保障
O EU内での新しい安全保障ドクトリン
日本
O 広義の解釈
貧困、環境破壊、薬物、国際組織犯罪、エイ
ズ等感染症、紛争、難民流出、対人地雷など
O 国家の安全保障と相互補完的である
O 対話による「人間の安全保障」の理念の普及
O 人間の安全保障基金やODAによる実践
O 安全保障の要素が少ないとの批判
人道的介入を含まない
日本の今後
O 文化による安全保障
文化、文明間の交流と相互理解
紛争の予防、紛争後の平和構築
O ソフトパワーとしての人間の安全保障
外国人問題や難民認定、人権問題
憲法上のハードパワーの制約
課題
O 国内問題にも取り組む
国威発揚のためだけではなく自国民を対象
にした政策
O 市民社会の取り組み増大
NGOなどが大きな役割を果たす