平成 28 年度第 41 回大学院セミナー平成 28 年 9 月 8 日講座名 (責任者名)(内線) 演題講師等医療科学専攻リハビリテーション科学講座地域リハビリテーション学分野責任者名(大西真由美) 内線(7943) 健康の社会的決定要因としてのジェンダー本庄かおり大阪大学・特任准教授現在、貧困などの社会経済状況、社会構造、雇用などの社会的・経済的要因が人の健康に影響を科学的に証明し立証する研究が進められている。健康に影響を与えると考えられている社会的要因（社会的健康決定要因）のひとつにジェンダーがある。性に関する一般的な通念の生物学的な性としての男女に対し、ジェンダーは人間が自分たちの手で形成し社会的に決定された女性．．．．および男性のありよう（役割や責任等）を意味する。社会的要因の健康影響を考えるとき、生物学的意味における性に加えてジェンダーの視点を組み込むことはその健康影響メカニズムを考える上で重要な理論的枠組みとなる。本講義では先行する実証研究を紹介しながら、ジェンダーの概念や理論的枠組について考察する。また、日本で顕著にみられる社会的健康格差の性差や性別役割分業規範の健康影響についても考えてみたい。概要開催日時場所備考平成 28 年 10 月 11 日（火）18：00－19：30 保健学科 2 階大学院生室 2 ■先端医療科学特論（基礎編） □先端新興感染症病態制御学特論 □先端医療科学特論（臨床編） □先端放射線医療科学特論