平成 28 年度第 40 回大学院セミナー平成 28 年 9 月 8 日講座名 (責任者名)(内線) 演題講師等医療科学専攻リハビリテーション科学講座地域リハビリテーション学分野責任者名(大西真由美) 内線(7943) 「食中毒予防と洗浄・消毒」 ― 市販ノロウイルス消毒（不活化）剤の現状について ― 谷口力夫サントリービジネスエキスパート株式会社品質保証本部品質保証推進部顧問近年、冬期を中心にノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が多発し、食中毒・感染症を合わせた年間感染者数は数百万人と推定されている。特に保育所・幼稚園・小学校の乳幼児、小児の集団施設や病院・老人ホームなどの高齢者施設における集団感染、一般飲食店、ホテル・旅館や宴会施設における大規模食中毒は大きな社会的、経済的な問題となっている。本講義では、現在の日本における食中毒病因物質の特徴と傾向を示すとともに、調理作業における洗浄・消毒の重要性について具体的な食中毒事例により紹介する。また、ノロウイルス感染の制御は食中毒対策上重要な課題のひとつであり、その重要な対策のひとつとして有用な消毒剤の開発、活用が求められている。そこで、市販ノロウイルス用消毒剤の不活化試験結果に関する最近の知見を紹介し、具体的な施策を推進するための参考とする。概要開催日時場所備考平成 28 年 11 月 8 日（火）18：00－19：30 保健学科 2 階大学院生室 2 ■先端医療科学特論（基礎編） □先端新興感染症病態制御学特論 □先端医療科学特論（臨床編） □先端放射線医療科学特論