農業 経 営に おけ る事 業継 承② 家族経営の事業継承 今 回 は 、「 家族 経営」 の 事 業継承 について 紹介します 。 前 回 紹 介 し た よ う に、 家族 ・法 人経 営に 共通 して 継承 す る 10年 位 前か ら 計 画的 に取 り 組む こと が重 要で す。 家 族 経 営 の事 業 継 承 は、 まず家 族内 で後 継者 を決 め、 次に 、全 体計 画 を 作成 し まし ょ う。 < 個人 経 営 の 継承の 流 れ> YES 後継者の決定 法人化の 検討 法 人経営で 継承 個 人経営 で 継承 NO 相 続に よ る継承 生 前の 経 営継承 1 家 族の 合意 家 族 で 十 分 話 し 合 い ど う す る か 決 め ま し ょ う 。「 後 継 者 は こ う 思 っ て い る は ず 」 は 禁 物で す 。 話 し合 う主な 項目 は次 のと おり で、 これ らを 含め た も のが 経 営 継 承 計 画 と な ります 。 ① 誰に ② いつ ③ 中長期所 得目標 ④ 後継者能 力養成 ⑤ 経営 資 産 の移譲 ⑥ 関係者 への周知 ⑦引 退後 の経営者 の所得確 保 2 経 営継 承計 画の 作成 最 初 に 経 営の 将 来 方向 (法人 経営 また は個 人経 営) を検 討し 、継 承 計 画へ 反 映させましょう。 (1) 家 族 経 営 の 法人化 の検討 継 承 は 10年 位か け て 計画的 に取 り組 むた め、 後継 者と 相談 して最 初 に法 人 化 を検 討 し ましょ う 。 検 討の 結 果 、法 人 化 が適切 と思 われ たら 、継 承計 画に 法人 化の時 期 を明 記 し まし ょ う 。農業 法 人の継承 手続きは、 次回紹介 します。 < 法人 化 の メリッ ト > ① 家 計と 経 営の分 離 ② 人 材の 雇 用に有 利 ③ 販 売の 拡 大~信 用 力が高 まる ④ 円 滑な 経 営継承 ~ 利用権 の再設定不 要、経営 資源の分 散回避 ⑤ 節 税対 策 ~所得 400万円で 所得税と 法人税が逆 転 (2) 家 族 経 営 協 定の検 討 個 人で 継 承 する 場 合 、家族 で話 し合 い経 営目 標を 共有 し、 内容を よ り明 確 に する た め 家族経 営 協定の締 結を検討し ましょう 。 < 家族 経 営 協定の 目 的> ① 家 族の 話 し合い と 男女の 共同参画に よる経営 の充実・ 成長 ② 家 族が 尊 重され る 家族経 営を作る ③ 次 の世 代 にスム ー ズに引 き継いでい くため 協 定 書へ の 記載例 ( 将 来 の 経 営 移 譲) 経 営主 が○ 歳に なっ たら 、経 営権及 び 経営用 資産 を 経 営 主及 び配 偶 者 の合 意に基 づき 後継 者に 移譲 す る 。 (3) 中 長 期 所 得 目標の 作成 ・ 売上 高 、 所得目 標 の設定( 5年間の年 度別、10年後) ・ 目標 に 合 わせた 部 門・品目 の規模の設 定 (4) 後 継 者 の 能 力養成 ・ 仕事 を し ながら 、 経験を積 むことによ り能力向 上を図る 。(OJT ) ・ 仕事 を 任 せて責 任 を持たせ 、やる気に させる。 ・ 経営 者 は 任せた ら 本人の主 体性を尊重 し、口出 ししない 。 ・ 研修 会 、 JAの 部 会等へ参 加させ、地 域の人と 交流させ る。 3 個 人経 営の 継承 方法 相 続 に よ る継 承 と 生前 の継承 があ りま すが 、生 前の 経営 継承 は計 画 的 に進 め る こ と が で き ま す。 項目 相続 生前の 経営継承 個 人 事 業 継 承 の 個人 事業の開 廃業 等届 出 個 人事 業の 開廃 業等 届出 届 出 ( 税 務 署 ) ・被 相続人: 廃業 届 ・ 旧経 営者 :廃 業届 ・相 続人 : 開業届 ・ 新 経営 者 : 開業届 確 定 申 告 書 の 提 ・ 被 相 続 人 の 決 算 分 ( 死 亡 す 12月 31日 を継 承 時 期 と す る 出(税務署) る 日までの 分) と旧経営者と新経営者の重 ・相続人の決算分(死亡の翌 複した申告を避けることが 日 か ら年 末 までの 分) で きます。 消費税の扱い 相続人は、被相続人の納税義 新規開業の形となり、課税 務を 継承 事業者を選択しない限り、 開業した年とその翌年は免 税 事業者 と なり ます 。 財産の継承 宅地や住宅に加え、農地、農 財産の種類により「使用貸 業機械などの事業用資産も相 借、贈与、売買」すること 続の対象となり、相続人間で となります。方法により税 遺産分割協議書を作成して手 負担の差があるので、専門 続き を行 いま す。 家 に 相談 し て くださ い。 4 補 助事 業で 導入 した 機械の取 扱 個 人 経 営 では 、 農 業機 械を補 助事 業で 導入 する 場合 リー スが 一般 的 で す。 経 営 者 の 変 更に 伴 い 借 受者 も変更 とな りま すの で、 届出 の手 続き が必 要 と なり ま す 。 ま ず は 、 機 械の貸 主のリー ス業 者に 相 談 して く だ さい 。 ○引 用 及び 参考 文献 普 及 組 織 に よ る 経営継 承の手引 き( 経営 普 及 課) 専 門 家 向 け 農 業 経営継 承マニュ アル (農 林 水 産省 ) 【経 営普及 課 農業革 新 支 援担 当 遠山 哲史】
© Copyright 2025 ExpyDoc