都市再生特別措置法施行規則の一部を改正する省令案について

平成28年8月
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都市再生特別措置法施行規則の一部を改正する省令案について
1.背景
都市再生特別措置法(平成14年法律第22号。以下「法」という。)第29条第1項第1
号又は第71条第1項第1号に基づき、一般財団法人民間都市開発推進機構(以下「民間
都市機構」という。)は、民間都市再生事業計画又は民間都市再生整備事業計画の大臣
認定を受けた認定事業者又は認定整備事業者(以下「認定整備事業者等」という。)に
対してメザニン融資(※)による支援(現行、認定事業者のうちSPCに限定している。)
を行うことが可能である。
※
通常の融資と出資の中間に位置するミドルリスク・ミドルリターンの資金を貸し付けること。
近年、会計基準の改正により、SPCを組成した都市開発事業は大きく減少しており、
現行制度では民間都市機構によるメザニン融資を受けられない事業が増えている。民間
金融機関等からもメザニン融資の支援ニーズはあるものの、支援対象がSPCに限定さ
れているため、制度活用が困難であるとの意見が多数寄せられており、民間都市開発事
業を推進するに当たって障壁となっている。
2.改正の概要
認定民間都市再生事業又は認定民間都市再生整備事業に係る財産を自己の固有財産等
と区別して管理している認定事業者等本体へのメザニン融資の支援を可能とする等の措
置を講じることとする。
3.今後のスケジュール
施行:公布の日から施行