火薬類取締法の適用を受けない火工品を指定する告示の一部改正について 平成29年1月27日 経 済 産 業 省 商務流通保安G 鉱山・火薬類監理官付 1.制度の概要 火薬類取締法(昭和25年法律第149号。以下「法」という。)は、原則としてあらゆ る火薬類(火薬、爆薬及び火工品)に適用されるが、法第2条第1項第3号ヘ及び同号に基 づく火薬類施行規則(昭和25年通商産業省令第88号)第1条の4第7号の規定により、 災害の発生の防止及び公共の安全の維持に支障を及ぼすおそれがないものとして、経済産業 大臣が告示(平成24年経済産業大臣告示第14号(火薬類取締法の適用を受けない火工品 を指定する告示)をいう。以下同じ。)により指定した火工品については、適用除外とする こととされている。 経済産業大臣の指定に当たっては、火薬類の種類、量等を踏まえた火工品自体の安全性や、 用途、流通形態等といった取扱状況における安全性が確保されていることを確認する必要が あるため、告示は、産業構造審議会保安分科会火薬小委員会火工品検討WG(以下「火工品 検討WG」という。)における確認結果を踏まえた上で、制定することとしている。 2.改正の概要 火工品検討WG(第5回。平成28年10月7日開催)における検討結果を踏まえ、告示 について、告示第33号に規定する「自動二輪車用着衣型エアバッグ」の要件を変更する改 正を行う。 ※自動二輪車用着衣型エアバッグは、エアバッグを膨張させるためのガス発生器に火薬類が 使用されている。 3.改正事項 自動二輪車用着衣型エアバッグのうち、二の圧力容器封板開放装置を有するものの場合に ついては、現行では、開放装置内の火薬の量がそれぞれ0.188グラム以下とする旨規定 しているところ、火工品検討WGにおける安全性等の確認の結果を踏まえ、それぞれ0.3 2グラム以下とするよう改正するとともに、同号の規定ぶりについて技術的修正を行う。 4.今後の予定 平成29年3月中旬 公布、施行
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