資料1 地方の頑張りを引き出す地方財政制度の改革について (PDF形式

資料1
人口減少等特別対策事業費の「見える化」について
改革工程表の記述
○ (2016年度中に、)「必要度」「成果」の算定基準に基づく各自治体への配分につき詳細内訳(自治体ごとの各項目の数値、算定結果)を「見える化」
検討状況
準備ができ次第すみやかに、総務省HPで以下の内容を公表
<2016年度算式>
単位費用(道府県:1,700円 市町村:3,400円) × 人口 × 段階補正 ×{経常態容補正Ⅰ(取組の必要度)+ 経常態容補正Ⅱ(取組の成果)}
≪取組の必要度≫
≪取組の成果≫
経常態容補正Ⅰ=(0.4A+0.075B+0.075C+0.075D
+0.075E+0.075F+0.075G+0.075H+0.075I)×α
A
B
C
D
E
F
G
H
I
α
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
人口増減率 / 全国平均(注)
全国平均 / 転入者人口比率
転出者人口比率 / 全国平均
全国平均 / 年少者人口比率
自然増減率 / 全国平均(注)
全国平均 / 若年者就業率
全国平均 / 女性就業率
1 / 有効求人倍率
(注)各団体の増減率と全国の
増加又は減少団体の増減
全国平均 / 一人当たり各産業の売上高
率を比較して算出
算定額を総額に合わせつけるための率(0.981)
経常態容補正Ⅱ=(0.4J+0.1K+0.1L+0.1M
+0.1N+0.1O+0.1P)×β
J
K
L
M
N
O
P
:
:
:
:
:
:
:
人口増減率
転入者人口比率
転出者人口比率
年少者人口比率
自然増減率
若年者就業率
女性就業率
β
:
算定額を総額に合わせつけるための率(0.115)
各団体の伸びに応じて割増し
(注)
(注)例えば、人口増減率の伸びについては、H14~16の人口増減率の平均値と
H25~27の人口増減率の平均値により算出
<2016年度算定結果>
係数A~Pの算定内訳(Bの例)
経常態容補正Ⅰ(取組の必要度)
団体名
A
~
B
A市
0.067
0.741
・・・
・・・
・・・
~
経常態容補正Ⅱ(取組の成果)
経常態容
補正係数Ⅰ
I
~
J
1.270
0.603
1.075
・・・
・・・
・・・
~
経常態容
補正係数Ⅱ
P
経常態容
補正係数
Ⅰ+Ⅱ
算定額
(千円)
転入者人口比率 ※
H24~H26平均 (b)
全国平均
40.3610 / (b)
1.672
0.148
0.751
2,670,431
54.4879
0.741
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
※(転入者数 / 人口) × 1,000
まち・ひと・しごと創生事業費における成果の一層の反映についての検討状況
改革工程表の記述
○ 地方団体の意見も聞きながら、「必要度」(2015年度及び2016年度:5000億円)から「成果」 (2015年度及び2016年度:1000億円)へシフト
○ 地方版総合戦略に基づく取組の成果の実現具合等に応じ、「成果」を反映した配分を集中改革期間の後は、5割以上とすることを目指す
検討状況
地方版総合戦略に基づく取組の成果の実現具合等について、現時点での全国的な状況は以下のとおりであるが、今後、数値目標に係る指標
の最新の数値を更に把握するとともに、成果の実現具合等の分析を進め、必要度から成果へのシフトを検討
1 政府が策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本目標において設定された数値目標の状況
総合戦略初年度(2015年度)における成果について、現時点で把握できる主なものは以下のとおり
目標
(2020年時点)
2013年
(目標設定時点)
2014年
2015年
(総合戦略初年度)
東京圏から地方への転出
+4万人(2013年比)
-
△1万1,152人
△2,426人
地方から東京圏への転入
△6万人(2013年比)
-
+1,732人
+2万407人
転出・転入を均衡
9万6,524人転入超過
10万9,408人転入超過
11万9,357人転入超過
東京圏から地方への転出・転入
2 「地方版総合戦略」の基本目標において設定された数値目標の状況
多くの地方団体では2015年度に地方版総合戦略を策定したところであり、
[地方版総合戦略策定割合](内閣官房調査)
成果の検証はまだ行っていない団体が多い
2015.12月末
2016.3月末
都道府県
89.4%
100.0%
市区町村
52.7%
99.8%
3 地方交付税の算定に用いている成果指標の状況(2015年度の数値を把握できるもの)
転入者人口比率、転出者人口比率に関連する成果の状況は上記1のとおり
人口増減率、自然増減率、年少者人口比率については右記のとおり
2013年
2014年
2015年
人口増減率
-0.193%
-0.215%
-0.216%
自然増減率
-0.188%
-0.212%
-0.227%
13.0%
12.9%
12.8%
年少者人口比率