平成28年9月1日 日本貨物鉄道株式会社 台風による北海道地区発着貨物列車への影響について (平成28年9月1日13:00現在) 8月30日(火)に東北地方に上陸した台風10号の影響により、北海道内の複数の路線 において、倒木による電線切断、橋梁流失等が発生し不通となっています。このため現在、 北海道を発着する貨物列車の運転を見合わせています。 特に、石勝線・根室線においては複数の橋梁及び路盤の流失、また石北線においては8月 23日(火)に北海道に上陸した台風9号の影響によりで道床流出が発生し、復旧には相 当の日数を要することから、以下の対応策を講じ、実施してまいります。 Ⅰ 函館線不通の影響 1.不通区間の状況 大沼~長万部間における約200本の倒木による電化柱折損・電線切断等が発生 2.復旧見込み 未定 3.当該区間を通過する貨物列車の概要 (1)一日当り貨物列車本数 42本 (2)当該区間を通過する貨物列車の主な発着区間 地 区 名 函 館 本州内各地 福 岡 地 区 名 北海道内各地 (函館除く) (3)一日当り提供輸送力(片道) 5トンコンテナ2,045個(10,225トン) (4)主な輸送品目 農産品・青果物、書籍・雑誌、紙・パルプ、 食料工業品(清涼飲料水等)、化学工業品、自動車部品、等 Ⅱ 石勝線・根室線不通の影響 1.当該区間を通過する貨物列車の概要 (1)一日当り貨物列車本数 16本 (2)当該区間を通過する貨物列車の主な発着区間 地 区 名 地 区 名 札 幌 苫 小 牧 帯 広 関 東 釧 路 関 西 (3)一日当り提供輸送力(片道) 5トンコンテナ565個(2,825トン) (4)主な輸送品目 農産品・青果物、書籍・雑誌、紙・パルプ、 食料工業品(清涼飲料水等)、化学工業品、自動車部品、等 2.復旧見込み 未定(1ヶ月以上) 3.当面の対策 (1)トラック代行の実施 代行区間 帯広貨物駅~札幌(タ)駅・富良野駅 間 輸送力 片道最大150個(帯広~札幌間、5トンコンテナ換算)※増強検討中 開始日 準備出来次第(高速道路についても不通となっているため、開通以後) ※「(タ)」は「貨物ターミナル駅」の略 (2)臨時列車の運転 富良野駅~札幌(タ)駅間で臨時列車を運転し、これに(1)の代行トラック輸送を 接続させます。 輸 送 力 輸送開始日 検討中 準備出来次第 (3)区間列車の運転 帯広貨物駅~釧路貨物駅間で区間列車を運転し、これに(1)の代行トラック輸送 を接続させることにより、釧路貨物駅・中斜里ORSへの輸送ルートを確保します。 輸 送 力 輸送開始日 準備出来次第 上記トラック代行輸送実施と同時 ※「ORS」は「オフレールステーション」の略 ※ 音別駅への輸送ルートは現在検討中 Ⅲ 石北線不通の影響 1.当該区間を通過する貨物列車の概要 (1)一日当り貨物列車本数 2本 (2)当該区間を通過する貨物列車の主な発着区間 地 区 名 札 幌 地 区 名 北 見 (3)一日当り提供輸送力(片道) 5トンコンテナ55個(275トン) (4)主な輸送品目 農産品・青果物 等 2.復旧見込み 未定(1ヶ月以上) 3.当面の対策 トラック代行の実施 代行区間 北見駅~北旭川駅 間 輸送力 片道最大55個(5トンコンテナ換算) 開始日 8月23日より実施中 (参考資料)別紙「北海道道東地区 台風被害に伴うトラック代行等イメージ図」 「北海道道東地区 台風被害に伴うトラック代行等イメージ図」 【凡例】 臨時列車 輸送力 検討中 札 幌 タ 富 良 野 鉄道輸送 輸送力 検討中 輸送力 最大150個 帯 広 貨 物 区間列車 輸送力 検討中 検討中 各 地 ※北旭川発着列車は通常列車 トラック輸送 中斜里ORS 新得・芽室地区 線路災害 北 旭 川 (別 紙) 上川地区 線路災害 輸送力 最大55個 音 別 北 見 釧 路 貨 物
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