二学期始業式 学校長式辞

二学期始業式 式辞
皆さん、おはようございます。
皆さんは、この夏休みは、どんな夏休みでしたか。
8月に入り、ブラジル・リオデジャネイロで 4 年に一度のオリンピックが開催され、連日、日本選手が
素晴らしい活躍をしていました。
「4年間の努力を、たった一日のためにかける熱い思い」
「最後まであき
らめない姿勢」
「周りの方々への感謝の言葉」等、私は様々な感動とともに、4年後の東京オリンピック
に向けて、期待や夢が広がる思いを実感しました。そして、4年後の東京オリンピックや8年後の滋賀国
体で、志賀中生が活躍してくれることを期待したいと思いました。
同じように、この夏休みは、皆さんもいろいろなことで輝いていました。特に部活動では、県大会、近
畿大会、全国大会と勝ち進み、私も応援に行かせてもらいました。だから、地域のいろいろな人から、
「志
賀中学校の生徒は頑張っていますね。部活動の成績も素晴らしいですね。
」と声をかけていただくことが
多かったので、とても嬉しい気持ちになりました。
さて、二学期は、皆さんのやる気やパワーを発揮して、思い出をいくつも増やしてほしいと思っていま
す。特に、体育祭や文化祭で活躍したり、そのための努力や経験をしてもらいたいと思います。
また、1・2年生は、3年生が部活動を引退した後、秋の大会や駅伝大会等に向けても頑張ってもらい
たいと思います。そして3年生は、この二学期末には進路決定に向けた追い込みに入ります。
したがって、皆さんはそれぞれにいろいろな行事、取り組み・活動をしながら、でも毎日の生活や学習
は必ずしなければならないこともあります。つまり、二学期は、いろいろなことがあり、落ち着かなく不
安定な状況になる学期でもあるのです。
だから、この二学期をどのように過ごせばステップアップできるかということです。
皆さんは、サッカー日本代表のキャプテン「長谷部 誠」選手を知っていますか。
彼はとても賢い選手ですが、今彼は海外でプレーしています。彼は、ワールドカップで勝つために、日
本代表チームに何が足りなくて、どんなことをしなければならないかを代表チームの選手たちに求めた
かと言うと。彼は、メンバーのだれもが高いレベルの技術や技を持っていますが、それだけでは試合には
勝てないことを海外でプレーしていて感じたことで、
(それは海外組のだれもが感じていたことだと思い
ますが)日本人はメンタルが弱い、つまり、精神的に弱いから、具体的にどうしなければならないかとい
うと、それは「心を整える」ことが重要だと言うことです。冒頭お話ししたオリンピック選手やその監
督・コーチの言葉からも同じことを述べています。
このことは、皆さんのこの二学期の生活にも通用することです。毎日の生活や学習、部活動等、もうワ
ンランク上にステップアップするためには、
「心を整える」ことが重要だと言うことです。
では、彼のこの言葉は、少し難しいので、簡単にわかりやすく言うと、
「毎日一つのことを意識を持っ
て行うこと。そして、それを続けることがレベルアップへの近道だ。
」と言っているのです。
もっと具体的な例でいうと、
「あいさつを毎日しているけれど、相手からあいさつされて、あいさつを
返すのではなく、先に自分からあいさつを言うようにすることが大事だ。
」ということです。
そこで、皆さんの生活や学習、部活を、もうワンランク、レベルアップさせるために今日から実践して
ほしいことがあります。
それは、皆さんには、
「靴を整える」ことから毎日意識してほしいのです。靴を置くときに完璧にそろ
えて置く。このことは自分でも他人でも見てわかります。自分がきちんと靴をそろえて置けるようにな
れば、そして続けられれば、あなたの「心が整えられてきた」ということがはっきりと見てわかります。
毎日朝と帰りや体育でグラウンドに出て履き替えるときに、靴をきちんと整える意識を持って行動でき
るように毎日続けていきましょう。
これを二学期中、意識してやってもらいたいと思います。このことはとても簡単で、すぐにできそうで
すが、どうでしょうか。全員の靴が完璧にそろえられて置いてあることがこの二学期中、毎日続けられる
ように先生は期待しています。そうすれば、きっと三学期には皆さんの心が安定し、ステップアップして
いると確信しています。
是非この二学期は、皆さんの良いところを伸ばしてください。毎日継続することで身につく良さを大
切にしてください。
「習慣が人間性を作る」とも言われます。志賀中学校をよりよい集団にしてください。
そして、皆さん一人ひとりの「夢と志」の実現に向けた努力をコツコツと続けていってください。期待し
ています。
以上