芸術文化学部 生型鋳造 授業作品の販売について

【発信】国立大学法人
富山大学総務部広報課
News Release
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(FAX)076-445-6063
平成 28 年 8 月 24 日
報 道 機 関
各位
芸術文化学部
生型鋳造 授業作品の販売について
このたび、富山大学 芸術文化学部の授業成果品を、下記のとおり高岡キャンパス
内で「一般に販売」することとなりました。
展示販売する 10 月が近づきましたら、再度、ご案内いたしますが、今回は、文部
科学省の「収益を伴う事業」の考え方が示されたことと、それを受けて、いち早く、
教育研究活動の中で生み出された地場産業に関わる成果物(学生の鋳造作品)の販
売を、芸術文化学部が計画していることを、ご案内いたします。本件が、
「全国で最
初の授業成果品の販売」になる可能性があります。
地場産業発展への地元大学の取組です。取材、是非よろしくお願いいたします。
記
展示日:平成 28 年 10 月 2 日(日)~平成 28 年 10 月 7 日(金)
9:00 ~ 17:00 最終日は 19:00 まで
※10 月 2 日は授業担当者が会場で授業の目的や具体的な工程・青銅成分
などの解説を随時おこないます。
会場 :富山大学 高岡キャンパス 1 階 TSUMAMA ホール
〒933-8588 富山県高岡市二上町 180
販売日時:平成 28 年 10 月 7 日(金)17:00 ~ 19:00
※詳細は別紙のとおり
以上
【本件に関する問い合せ先】
富山大学 芸術文化学部
教授 三船温尚
0766-25-9162(直通電話)
090-8092-5952(携帯電話)
[email protected]
< 販売に至る経緯 >
高岡の地場産業である高岡銅器の製品開発を授業で行い、販売を通して産業工芸
品の研究を学生が行うことを、2 年前に計画しました。
その後、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課 研究振興局学術機関課から、
「国立大学法人等が実施することのできる「収益を伴う事業」の考え方について」
(平
成 28 年 3 月 31 日)が示されました。
今回の芸術文化学部の「鋳金A(生型鋳造)
」の授業作品 48 点(この授業は平成
27 年度の後期授業で、既に授業は終了し、作品は完成し価格も定まっています)を
販売することは、
「その取組を行うことが、教育研究活動上必要である、又はその取
組を行うことが教育研究活動の活性化、効果の最大化に寄与する」という上記の考
え方の範囲に含まれます。
この具体例として、
「大学が行う教育研究活動の中で生み出された成果物(農畜産
物、海産物、工作物、絵画、試料等)を、一般に販売すること」とあり、
「鋳金A(生
型鋳造)
」の授業成果品を販売することができるようになりました。
生型鋳造は、高岡銅器の主要な生産技法です。業界で行う一品種大量生産型の生
型鋳造ではない、新たな提案を含んだ生型鋳造製品(原型をつくり、それと同じ形
を量産することが生型鋳造の従来の考え方ですが、原型をつくらない・同じものが
つくれない生型鋳造で産業工芸品をつくる授業の成果品)を展示・販売し、学生の
研究に活かし、地場産業の発展に貢献したいと考えております。
多くの学生は、鋳造が初めての体験でした。固定観念に囚われない柔軟な発想が、
次の新たな産業を生み出すと考えています。