相同組換え可能な レトロウイルスベクター 富山大学 大学院医学薬学研究部 准教授 岸 裕幸 1 相同組換え用レトロ・レンチウイルスベクター <概要> • レトロ・レンチウイルスベクターに相同組換 えにて目的DNA断片を挿入できる。 • 従来法と本方法との比較 本発明 作業工程 六分の一 コスト 六分の一 2 新技術の原理 従来のレトロウイルスベクター 5’-LTR, 3’-LTR配列が相同 相同組換えが起こる 目的遺伝子を相同組換えで レトロウイルスベクターに 組み込むことができなかった 本発明のレトロウイルスベクター DNA複製開始点(ori)と 大腸菌用選択マーカー(M)を LTRを挟んで反対側に配置 5’-LTR ori ori と M の両方が保持される相同組 換えを起こしたものだけが選択される。 C D 3’-LTR Marker 3 想定される用途 • 動物細胞で発現させるために、多数の遺 伝子を作製することが必要な事業に有用。 • 製薬会社、研究所、医療機関 遺伝子発現ベクターの作製 遺伝子のスクリーニング 4 企業への期待 • 遺伝子治療材料を開発中の企業には、本技 術の導入が有効です。 • 生物製剤を開発中の企業には、本技術の導 入が有効です。 • 研究試薬メーカーを通じて、企業、大学、公設 機関等の研究者に広く本技術を広め、利用し ていただきたい。 5 お問い合わせ先 富山大学 コーディネーター 平川 龍夫 TEL 076-434-7196 FAX 076-434-7158 e-mail [email protected] 6
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