医事課 原 剛志

呉共済病院広報誌
地域医療支援病院
広島県指定がん診療連携拠点病院
災害拠点病院
広島DMAT指定病院
日本医療機能評価機構認定
消化器内科 吉岡 京子
医事課 原 剛志
「医事課」というとあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「医療事務」といえば耳にされたことが
あるのではないでしょうか。
「医療事務」には、主に日々の外来患者さまに係る「外来医事業務」、入院患者さまに係る「入院医事
業務」、医療費の請求に係る「保険請求業務」、病院の運営に必要な「医事統計業務」などがあります。
これらの業務を行う病院内の部署を「医事課」といいます。そうした医事課業務の一部をご紹介します。
 外来医事業務は、初めて来院された患者さまの住所、氏名、生年月日、保険情報の登録、
診療申し込みの受付、診察券作成、毎月の保険証の確認、診察後の診療費の計算を行って
います。
 入院医事業務は、入退院の手続き(公的保障制度の周知)及び入院診療費の算定・請求を
行っています。
 保険請求業務は、会計窓口で自己負担額をお支払いされた以外の診療費を 1 ヶ月の
診療内容にまとめた診療報酬明細書(レセプト)を作成し、保険者へ請求を行っています。
この保険請求業務が医事課職員の専門性を生かした中心的な業務です。
 医事統計業務は、保険請求事務などから得られるデータを統計として取りまとめ、資料を
作成しています。
 この他に、労災保険、公務災害、自賠責保険、書類の受付、人間ドック受付なども行って
います。
簡単に医事課業務を紹介しましたが、これからも職員の接遇やマナーの教育研修を行い、いつも笑
顔で患者さまに接するよう心掛けたいと思います。
―病院の理念―
高度良質の医療
最善の奉仕
研鑽と協調
地域医療の支援
―病院の基本方針―
一 良質で、適切な医療の提供に努めます
二 患者様の権利を尊重し、満足・安心・信頼を追求します
三 新しい知識と技術を積極的に習得し、常に質の高い先進的医療を行います
四 地域の中核病院として、地域社会の要請に応えうる医療を提供します
五 職員が意欲を持って働ける病院をめざします
六 次代を担う有能な医療従事者の育成をめざします
七 専門的ながん医療の提供に努めます
八 国内での医療救護活動に積極的に参加します
食中毒の予防について
栄養科 手島 麻也子
梅雨から夏にかけての時期は、細菌による食中毒が発生しやすい季節です。食中毒は、その原因となる
...
細菌やウイルスが食べ物に付着し、増殖を経て体内に侵入することによって発生します。食中毒 と聞くと、
レストランや飲食店などの外食でのことだと思う方が多いのではないでしょうか?
しかしながら、家庭での食中毒がないということはありません。これからの時期、
食中毒にならない為にどのようなことに注意が必要なのでしょうか??
食中毒を防ぐためには、次の 3 つの事が原則となります。
食中毒の原因菌やウイルスを「つけない」、「増やさない」、「やっつける」。
具体的な予防方法を以下にまとめましたので、ご参考ください。
☆ つけない ☆
石鹸で手を洗う
手指には、様々な雑菌が付着しています。
調理を始める前には必ず手を洗いましょう。また、調理途中に生の肉や魚、卵などを取り扱った
場合や、おむつ交換や、動物に触れた時もその都度洗いましょう。
調理器具の取扱い方
生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着
しないように、使用の都度、きれいに洗い、台所用殺菌剤を使用するなどして殺菌しましょう。
キッチンで使用するふきんやタオルも清潔に保ちましょう。使用後のふきんやタオルは熱湯で
煮沸した後、しっかり乾燥させるようにしましょう。包丁やまな板などの調理器具、スポンジ、
ふきんなどは、熱湯または漂白剤などを使って消毒しましょう。
☆ 増やさない ☆
低温で保存する
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発なるため、低温で保存しましょう。
(多くの細菌は 10℃以下では増殖がゆっくりとなり、-15℃以下では増殖が停止するといわれて
います。)しかしながら、冷蔵庫にいれたからといって、菌が増殖しないわけではありません。
冷蔵庫を過信せず、早めに食べるようにしましょう。
☆ やっつける ☆
加熱する
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱
して食べれば安全です。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。
中心部を 85℃で 1 分 30 秒以上加熱することが目安です。
―患者さまの権利―
一
二
三
四
個人の尊厳は尊重されます
平等な医療を受ける権利を有します
最善の医療を受ける権利を有します
知る権利を有します
五 自己決定権を有します
(検査・治療の内容)
(セカンドオピニオン)
(治験・臨床研究への参加) 等々
六 プライバシーの権利を有します