米国ハイイールド債の投資環境と今後の見通し(PDF/446KB)

情報提供資料
2016年7月29日
米国ハイイールド債の投資環境と今後の見通し
1. 米国ハイイールド債の直近3ヵ月(2016年4月~6月)の市況推移
2016年4月から6月にかけて米国ハイイールド債市場は、上昇しました。資源価格の持ち直しを受け、
エネルギーセクター主導で反発したことや、英国の欧州連合(EU)離脱の影響が他のリスク資産と比
べ限定的となる中、米国国債利回りが大幅に低下したことなどが、上昇要因となりました。
4月
資源価格が堅調に推移したことなどから、エネルギーセクター主導で上昇しました。
5月
月上旬は、資源価格が軒並み軟調に推移したことなどを背景に下落しましたが、その後は原油
価格が持ち直し、エネルギーセクター主導で反発しました。
6月
英国のEU離脱の影響が、他のリスク資産と比べ限定的となる中、米国国債利回りが大幅に低下
したことなどから上昇しました。
【図表1】米国主要債券のトータルリターンの推移
【図表2】米国ハイイールド債の対米国国債スプレッド:OAS*
(2016年3月31日~2016年6月30日:日次)
(2016年3月31日~2016年6月30日:日次)
(%)
108
8
*2016年3月31日を100として指数化
106
105.78
6
103.50
4
6.12%
米国ハイイールド債
104
102.24
102
100
2
0
2016/3/31
米国国債
2016/4/30
2016/5/31
98
2016/6/30
(年/月/日)
米国投資適格債
96
2016/3/31
2016/4/30
2016/5/31
*OASとは、オプション・アジャステッド・スプレッドの略。
繰上償還を考慮した米国国債との利回り格差のこと。
BofAメリルリンチが独自に開発した手法に基づき算出した値。
2016/6/30
(年/月/日)
出所:BofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※使用した市場インデックスはP.2「本資料で使用した市場インデックス」をご参照ください。
※上記グラフは、将来における米国主要債券のトータルリターンの推移および米国ハイイールド債の対米国国債スプレッドを示唆、保証する
ものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
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~ご参考:英国の欧州連合(EU)離脱による影響~
6月23日(現地時間)に実施された国民投票において、英国のEU離脱が決定しました。これを受け、
投資家のリスク回避姿勢が強まり、金融市場は大荒れの展開となりました。
【図表3】主要資産の騰落率
(2016年6月24日および2016年6月27日)
(%)
5
6月24日の騰落率
0
0.8
0.9
1.8
-1.1
-0.6
-3.7
-3.4
-7.3
-5
-1.5
-6.0
-0.2
-7.0
-11.6
6月27日の騰落率
-1.0
-4.1
-10
-3.2
-15
米国
ハイイールド債
米国国債
日本株式
米国株式
欧州株式
米ドル
(対円)
英ポンド
(対円)
ユーロ
(対円)
出所:ブルームバーグおよびBofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における主要資産の騰落率を示唆、保証するものではありません。
一方、米国ハイイールド債市場は、6月24日:-1.1%、6月27日:-0.6%と2日間で1.7%下落しま
したが、他の資産と比べ比較的落ち着いた動きとなり、過去に発生したいわゆるリスクオフからのパ
ニック売りのような状況にはなりませんでした。
米国ハイイールド債の発行体の多くが、米国内でのビジネス展開に特化しており、今回の欧州関連の景
気減速懸念等の影響を直接的に受けにくいとみられたことが要因として挙げられます。
本資料で使用した市場インデックス
●米国ハイイールド債:BofAメリルリンチ・US・キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックス
●米国投資適格債:BofAメリルリンチ・US・コーポレート・インデックス
●米国国債:BofAメリルリンチ・US・トレジャリー・インデックス
●日本株式:東証株価指数(TOPIX)
●米国株式:NYダウ工業株30種平均
●欧州株式:ストックス・ヨーロッパ600指数
●BB格 : BofAメリルリンチ・BB・US・キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックス
●B格 : BofAメリルリンチ・シングルB・US・キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックス
●CCC格以下 : BofAメリルリンチ・CCC&Lower・US・ハイイールド・インデックス
●新興国国債(米ドル建て):JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ダイバーシファイド
・BofAメリルリンチは同社の配信するインデックスデータを現状有姿のものとして提供し、関連データを含めて、その適合性、品質、正確性、適時性、完全
性を保証せず、またその使用においていかなる責任も負いません。またみずほ投信投資顧問㈱およびそのサービスや商品について、推奨、後援、保証するも
のではありません。
・東証株価指数(TOPIX)は、株式会社東京証券取引所(㈱東京証券取引所)の知的財産であり、指数の算出、指数値の公表、利用など同指数に関するすべて
の権利・ノウハウは、㈱東京証券取引所が有しています。
・FTSE®は、London Stock Exchange Groupの会社が所有する商標であり、ライセンス契約に基づき、FTSE International Limitedが使用します。
・JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ダイバーシファイドは、JPモルガン社が公表している指数です。同指数に対する
著作権、知的所有権その他一切の権利はJPモルガン社に帰属します。またJPモルガン社は、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有し
ています。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
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①米国ハイイールド債のセクター別 (2015年6月末~2016年6月末)
セクター別のトータルリターンをみると、資源価格の下落を背景に2016年2月中旬にかけてエネル
ギーや金属鉱業セクターなどが大きく下落しましたが、その後資源価格の反発を受けて値を戻してい
ます。一方、消費財などの内需関連セクターは安定的に推移しています。
【図表4】米国ハイイールド債のセクター別トータルリターンの推移
(2015年6月~2016年6月)
110
消費財:107.4
メディア:104.6
100
通信:101.6
90
ヘルスケア:100.8
金属鉱業:99.0
80
エネルギー:89.2
70
*2015年6月末を100として指数化
60
2015年6月
2015年8月
2015年10月
2015年12月
2016年2月
2016年4月
2016年6月
出所:BofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※セクター別のインデックス: BofAメリルリンチ・US・キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックスのセクター別インデックス
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債のセクター別トータルリターンの推移を示唆、保証するものではありません。
②米国ハイイールド債の格付け別 (2015年6月末~2016年6月末)
格付け別のトータルリターンをみると、2月中旬以降の資源価格の反発を背景に米国ハイイールド債市
場が上昇に転じる中、相対的に信用リスクの高いCCC格以下のリターンの戻りが顕著となりました。
【図表5】米国ハイイールド債の格付け別トータルリターンの推移
(2015年6月~2016年6月:月次)
110
*2015年6月末を100として指数化
105
BB格:104.4
100
米国HY:101.7
B格:99.4
95
CCC格以下:99.0
90
格付け別の構成比率
85
80
75
2015年6月
BB格
50.3%
B格
37.0%
2015年8月
CCC格以下
12.7%
2015年10月
2015年12月
2016年2月
2016年4月
2016年6月
出所:BofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※使用した市場インデックスはP.2「本資料で使用した市場インデックス」をご参照ください。
※格付け別の構成比率は、米国ハイイールド債における格付け別の時価総額(2016年6月末)の割合を示したもの。
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債の格付け別トータルリターンの推移を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
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2. 米国ハイイールド債市場の見通し
中長期的には底堅い推移を予想
米国経済は、緩やかな拡大基調を維持するとみている一方、商品市場や株式市場の低迷に伴うリスク
回避的な市場環境や企業の負債比率、エネルギーセクターを中心としたデフォルト率の上昇などには、
留意が必要であると考えます。中長期的には、相対的に高い利回りを求める投資家需要が一定程度見
込まれ、底堅く推移すると予想します。
① 相対的に高い利回り
米国ハイイールド債は、先進国の国債や投資適格債と比較して、高い利回りを得ることが期待できま
す。高格付け債よりも信用リスクは高いですが、信用リスクなどをコントロールできれば、高い利回
りの享受を期待することができます。
【図表6】主な債券との利回り比較
格付け別の利回り
(2016年6月末)
5.36
BB格
(%)
10
7.71
B格
7.46
8
6
0
2.92
4
1.47
2
15.10
CCC格以下
5.38
5
10 15 20 25(%)
格付け別の構成比率
1.98
BB格
50.3%
0
B格
37.0%
-0.22
-2
日本
10年国債
米国
10年国債
豪州
10年国債
米国
投資適格債
新興国国債
(米ドル
建て)
米国
ハイイールド
債
CCC格以下
12.7%
出所:ブルームバーグ、BofAメリルリンチ(使用許諾済)、JPモルガンが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※使用した市場インデックスはP.2「本資料で使用した市場インデックス」をご参照ください。
※上記グラフは、将来における主な債券の利回り等を示唆、保証するものではありません。
② 資源価格の影響
米国ハイイールド債市場の中でエネルギーセクターは、14.2%(2016年6月末現在)と高いウエイ
トを占めています。原油価格をはじめとする資源価格の低迷は、エネルギー関連企業の業績悪化懸念
に繋がり、2016年2月半ばまでの下落局面においては同セクターを中心に売り込まれる展開となりま
した。その後は、資源価格の反発や、世界的な低金利環境を背景に米国ハイイールド債市場への資金
流入がみられる中、同セクター主導で上昇に転じました。
6月上旬以降は、原油に対する需要の低迷などを背景に、これまでの原油価格の回復ペースに減速感が
みられます。再び一部エネルギー関連企業にとって重しとなる可能性があることについては、留意が
必要と考えます。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
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【図表7】原油価格と米国ハイイールド債の推移
(2011年6月~2016年6月:月次)
(2016年3月31日~2016年6月30日:日次)
140
140
*2016年3月末を100として指数化
米国ハイイールド債
135
120
130
125
100
120
80
115
米国ハイイールド債
(エネルギー)
60
110
105
原油価格
100
米国ハイイールド債
(金属鉱業)
40
95
*2011年6月末を100として指数化
20
2011年6月
2013年6月
90
3/31
2015年6月
4/30
5/31
出所:ブルームバーグおよびBofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※使用した市場インデックスはP.2「本資料で使用した市場インデックス」をご参照ください。
※上記グラフは、将来における原油価格と米国ハイイールド債の推移を示唆、保証するものではありません。
【図表8】米国ハイイールド債のセクター別構成比率
(2016年6月末)
※1
※2
※3
※4
※5
サービス・運輸:ホテル・カジノ・空運等
素材:化学・鉱業・紙等
資本財:航空宇宙・機械等
生活必需品:食品・薬・タバコ等
消費財:アパレル・自動車等
出所:ブルームバーグおよびBofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※使用した市場インデックスはP.2「本資料で使用した市場インデックス」をご参照ください。
※セクター別組入比率は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合があります。
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債のセクター別構成比率を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
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3. 米国ハイイールド債発行企業のファンダメンタルズ
米国ハイイールド債発行企業は、①財務の健全性において、有利子負債・EBITDA倍率はやや上昇傾向
にあるものの、負債コストが減少していることから相対的に健全であると考えられます。
②収益性および③デフォルト(債務不履行)率については、エネルギー関連企業を中心に悪化がみられ、今
後の動向に注意が必要と考えます。一方、エネルギーを除くその他セクターに関しては、収益性は堅調
であり、デフォルト率も低位安定しています。
① 財務の健全性
米国ハイイールド債発行企業全体の債務支払能力を表す有利子負債・EBITDA倍率*1は、やや上昇傾
向にありますが、低金利でのリファイナンス等により負債コスト*2が低く抑えられているなど、金利
負担が大きくない点においては相対的に健全であると考えられます。但し、レバレッジ比率*3の高ま
りなどについては留意が必要と考えます。
*1 発行企業の債務をEBITDA(税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもの)で除したもので、倍率が低いほど財務が健全とされる。
*2 発行企業の支払い金利を債務で除したもので、数字が低いほど調達コストが少ない。
*3 企業の自己資本に対する有利子負債等の割合を示す数値。
【図表9】米国ハイイールド債発行企業の有利子負債・EBITDA倍率の推移
(2008年6月~2016年3月:四半期)
(倍)
6
5.2
5
4.4
3.9
4
3
2
1
0
2008年6月 2009年6月 2010年6月 2011年6月 2012年6月 2013年6月 2014年6月 2015年6月
出所: JPモルガンが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債発行企業の有利子負債・EBITDA倍率の推移を示唆、保証するものではありません。
【図表10】米国ハイイールド債発行企業の負債コストの推移
(2008年6月~2016年3月:四半期)
(%)
12
10
9.2
6.4
8
6
4
2
0
2008年6月
2010年6月
2012年6月
2014年6月
出所:BofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債発行企業の負債コストの推移を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
6/9
② 収益性
米国ハイイールド債発行企業のEBITDAや中小企業の売上げ見通しは、2015年以降鈍化傾向が見ら
れます。EBITDAで見ると、エネルギーセクターを除くと上昇傾向にありますが、全体で見ると資源
価格の低迷を背景にエネルギー関連セクターが押し下げていることが確認できます。引き続き一部セ
クターを中心とした企業の収益性の悪化には注意が必要と考えます。
【図表11】米国ハイイールド債発行企業のEBITDA・中小企業の売上げ見通し
(EBITDA:2008年6月~2016年3月:四半期)
(売上げ見通し:2008年6月~2016年6月:月次)
(百万米ドル)
(%)
650
30
除くエネルギー
EBITDA*1(平均)
600
20
550
10
500
0
450
-10
全体EBITDA*1(平均)
400
-20
売上げ見通し*2
(右軸)
350
2008年6月
2010年6月
2012年6月
2014年6月
-30
2016年6月
出所:ブルームバーグおよびBofAメリルリン
チ(使用許諾済)が提供するデータを
基にみずほ投信投資顧問が作成。
*1 EBITDAとは、税引前利益に支払利息と
減価償却費を加算したもの。
左記のEBITDA(平均)とは、米国ハイ
イールド債発行企業1社当たりの
EBITDA。
*2 売上げ見通しとは、全米中小企業連盟
(NFIB)が公表している今後3ヵ月間の
売上げ見通し(「上向く」-「下向く」)
に関するアンケート結果を移動平均
(3ヵ月)したもの。
※左記グラフは、将来における米国ハイイー
ルド債発行企業のEBITDA・中小企業の売
上げ見通しを保証するものではありません。
③デフォルト率
米国ハイイールド債発行企業のデフォルト率は、エネルギーおよび鉱業セクターなどを中心に、増
加傾向にあります。一方、それらのセクター以外は、低位安定しています。金融機関による企業向
け貸出基準の厳格化や、さらなる資源価格の低迷の長期化などを背景としたデフォルト率の上昇に
は注意が必要と考えます。
【図表12】米国ハイイールド債のデフォルト率の推移
(2006年6月~2016年6月:月次)
(%)
12
10
デフォルト率(過去10年間平均):3.06%
8
デフォルト率:4.23%
6
4
2
0
2006年6月
2008年6月
2010年6月
2012年6月
2014年6月
2016年6月
出所:JPモルガンが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※デフォルト率は、過去12ヵ月間に米国ハイイールド債市場においてデフォルトした銘柄数の割合を発行体ベースで算出したもの。
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債のデフォルト率の推移を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
7/9
4 .米国経済の見通し
米国では、労働市場の改善が緩やかに進行し、自動車販売、住宅市場などは良好に推移しています。
一方、原油安による鉱業部門の低迷や、海外景気の鈍化を受けた製造業部門の業況悪化が景気を下
押ししており、2016年は2%程度の経済成長にとどまると予想しています。
【図表13】雇用統計の推移
【図表14】実質GDP成長率の推移
(2013年6月~2016年6月:月次)
(2014年9月~2016年9月:四半期)
(%)
(千人)
8
400
前期比:年率(%)
6
非農業部門雇用者数変化(前月比:右軸)
5
7
300
みずほ
投信予想
4
6
200
5
3
2
100
4
1
失業率(左軸)
0
3
2013年6月
2014年6月
2015年6月
0
2016年6月
2014年9月
2015年9月
2016年9月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における雇用統計の推移および実質GDP成長率の推移を保証するものではありません。
5 .過去30年の米国ハイイールド債のパフォーマンス
過去30年の米国ハイイールド債のパフォーマンスをみると、相対的に高い利回りなどを背景におお
むね良好なリターンを記録しており、年間のトータルリターンがマイナスだったのは2015年を含
め6回となっています。米国経済が緩やかに回復を続ける中、内需関連セクターの下支えが期待され
る他、高い利回りを求める投資家の需要が一定程度見込まれることから、中長期的には良好なパ
フォーマンスをあげるものと考えます。
【図表15】米国ハイイールド債の年間騰落率(トータルリターン)
(1986年~2016年:年次)
(%)
60
50
40
30
20
10
0
-10
※2016年は1月
~6月の騰落率
-20
-30
1986年
1991年
1996年
2001年
2006年
2011年
出所:BofAメリルリンチ(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債の年間騰落率を示唆、保証するものではありません。
※最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
8/9
2016年
[投資信託のお申込みに際しての一般的な留意事項]
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等(外貨建
資産に投資する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。した
がって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元金
を大きく割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、投資信
託は預貯金と異なります。
投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リ
スクの内容や性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みください。
● 投資信託に係る費用について
みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担いただ
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■直接ご負担いただく費用
購入時手数料 : 上限 3.78%(税抜3.50%)
換金時手数料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率
等を示すことができません。
信託財産留保額 : 上限 0.5%
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用
運用管理費用(信託報酬)※ :上限 年2.16%(税抜2.00%)
※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬
額の加算によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額
の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
■その他の費用
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等
でご確認ください。
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融機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。投資信託の設定・運用は、投資信託委託会
社が行います。
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