第5号 平成28年7月28日 発 行 仙北地域振興局 農業振興普及課 生育・栄養診断に基づく適切な追肥を実施しましょう! 直播ほ場生育調査結果 7月25日に行った生育調査の結果は下表のとおりです。生育は概ね順調に推移しておりますが、 葉色が低下気味のほ場が一部で見られます。現在、幼穂形成期に達していますので、適切な肥培 管理を徹底しましょう。 【表 直播ほ場生育調査結果(7/25)】 草丈 (cm) 茎数 (本/㎡) 葉数 葉色 (SPAD値) 備考 あきたこまち カルパー・条播 5月14日 66.5 590 11.5 36.5 直播定点 あきたこまち 鉄・点播 5月16日 62.7 575 11.0 33.1 直播実証ほ めんこいな 鉄・点播 5月12日 70.1 657 11.6 39.8 直播実証ほ 品種 播種方式 播種日 直播栽培における追肥について 幼穂形成期の追肥は幼穂長2mm期を確認し、生育量を見ながら慎重に行います。 この時期の目標生育は、茎数590cm、草丈66cm、葉色42です。倒伏程度2以上が懸念さ れる草丈は68cm以上です。 【参考】目標生育量 (あきたこまち、目標収量570kg/10a) 一般に、目標とする生育量が確保されていれば、幼穂形 幼穂形成期 (7月25日) 成期の追肥は必要ありません。 しかし、葉色が極端に低下したほ場も一部で見られます ので、生育・栄養診断により、追肥判断を行います。 ① 草丈、茎数、葉色を測定し、 ○生育量 = 草丈 × ㎡茎数 と ○栄養診断値 = 生育量 × 葉色 を求めます。 ② 右表を参考に生育量を診断し、追肥の判断をします。 減数分裂期の追肥 は主茎の止葉が葉耳間長±0cmの時に 行います。この時期の追肥は、生育状況を見ながら2kg/10a を上限に実施します。 草丈 (㎝) 茎数 (本/㎡) 葉数 (葉) 葉色 (SPAD) 生育量 草丈×㎡茎数 3 (×10 ) 栄養診断値 生育量×葉色 3 (×10 ) 上限 目標 下限 上限 目標 下限 上限 目標 下限 上限 目標 下限 上限 目標 下限 上限 目標 下限 68 66 64 650 590 490 11.2 10.6 10.2 44 42 40 44.2 38.9 31.4 19.4 16.4 12.5
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