平成28年度釜石市震災記録誌作成業務委託仕様書(223 KB pdfファイル)

平成28年度
釜石市震災記録誌作成業務委託仕様書
釜石市総務企画部総務課震災検証室
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委託業務名
平成 28 年度釜石市震災記録誌作成業務
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履行期間
契約締結日の翌日から平成 29 年 3 月 31 日(金)まで
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業務の目的
当市では、平成 32 年度を目途に、釜石市内の震災発生から復興に至る期間、
市及び防災関係機関が行った震災の対応状況、課題などを体系的に網羅した「震
災誌」の発刊を予定している。
今回作成する「震災記録誌」は、この「震災誌」発刊に向けた基礎資料の収集・
分類・整理を行い、震災対応の取り組みを記録し、取りまとめるものである。
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業務の方針
○「震災記録誌」においては、復旧期間(発災~避難所閉鎖まで)及び復興期間
(平成 27 年度までの 5 年間)における当市での国、県、市、防災関係機関等
を対象とした活動状況等を取りまとめる。
○取りまとめにあたっては、
「震災誌」に記載すべき項目を体系的に設定し、既存
資料等を分析、整理する。
○特にも、発災後 1 年間における事実関係の体系的な把握に注力する。
○「震災記録誌」の構成は、本編及び資料編とする。なお、資料編は、本編執筆
の根拠資料等のほか、
「震災誌」発刊の基礎となるデータを掲載するなど、内容
の充実を図る。
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業務の内容
○調査及び編集業務は、「実施基本スケジュール」により進める。ただし、詳細
なスケジュールは、契約締結後に市と協議の上、決定する。
(1)調査業務
○市で取りまとめた検証報告書等のほか、国、県、市、防災関係機関等を対象と
した震災関連資料の確認、調査を行い、整理すること。なお、市保有の既存資
料は、市から提供する。
○その他必要に応じて、資料収集調査、ヒアリング調査等を行い、事実関係の確
認を行うこと。
(2)編集業務
○調査業務の実施結果により、「震災誌」作成に向けた項目を設定すること。
○項目設定については、今後、
「震災誌」編さん作業が円滑に行われるよう、体系
的に網羅すること。
○項目の設定毎に「震災記録誌」の原稿を作成し、
「本編」として取りまとめるこ
と。
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○資料編では、地図、表、グラフなどの基礎データを掲載すること。
【業務参考事項】
○当市では、東日本大震災により、千名を超える住民が犠牲となった。このよう
な悲劇が二度と繰り返されることがないよう、平成 23 年度から検証作業を行
い、災害対策本部、学校、避難所等に関する検証報告書等 7 編を作成し、震災
前の「備え」、震災時の対応、課題、原因、対策・改善の方向性等を取りまとめ
た。
○また、そこから得られた教訓を住民向けに「教訓集」として取りまとめた。
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成果品・仕様等
(1)
「震災記録誌」
○A4版縦、800 頁から 1,000 頁程度とする。(資料編も含む)
○納品は、印刷製本 30 部(簡易製本、オールカラー刷)、テキストデータ及びP
DF形式の電子データとする。
○ウイルス対策を実施したうえで提出すること。
7 実施計画書及び実施報告書
(1)受託者は本業務の委託契約締結後,速やかに業務計画書を作成し,市と協議
を行った上で業務を実施するものとする。実施計画書には業務の実施方法,業
務工程表及び従事者の氏名を記載すること。
(2)受託者は本業務の完了後,速やかに業務完了報告書を作成するものとする。
8 成果の帰属及び秘密保持
(1)本業務により得られた成果物に係る著作権(著作権法(昭和 45 年法律第 48
号)第 21 条から第 28 条までに規定する権利をいう。)は、市に帰属する。
(2) 受託者は,本業務により知り得た情報を業務中及び完了後も第三者に漏らし
てはいけない。
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留意以降
(1)本業務に付随する一切の肖像権・著作権等の権利について、法令に遵守した
処理を行うこと。
(2)本業務において、交通費等経費が必要な場合は、受託者において、全ての手
続を行い、その経費を負担する。
(3)受託者は、本仕様に疑義が生じたとき、又は本仕様書により難い事由及び記
載されていない事項が生じたときは、市と速やかに協議を行い、その指示に従
うこととする。
(4)本業務の遂行に際しては、庁内の検討協議の結果に基づき、事業内容・実施
手法等の内容について、修正・調整等を行う場合があるものとする。
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実施基本スケジュール
時期
実施項目
9月
委託契約締結、実施計画書提出
10 月
調査、資料収集、原稿案作成
11 月
↓
12 月
↓
1月
原稿作成、編集、校正
2月
データ校正
3月
「震災記録誌」データ納品
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(庁内検証委員会)
(庁内検証委員会)
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