#703503 理論に学ぶモチベーションを 高めるための取り組み Index 1 モチベーションの構成要素 2 モチベーションを高めるための取り組み Business Report 1 モチベーションの構成要素 1 )ハーズバーグの「2 要因理論」 米国の心理学者フレデリック・ハーズバーグ(以下「ハーズバーグ」)は、「2 要因理 論」を提唱しています。2 要因理論では、仕事に対する不満をもたらす「衛生要因」と、 満足をもたらす「動機付け要因」に注目します。 (図表1)【衛生要因と動機付け要因】 ●衛生要因(不満をもたらす要因) ●動機付け要因(満足をもたらす要因) ・企業の方針 ・達成感 ・職場の環境 ・責任感 ・給与 ・人に認められること ・雇用の保証 ・自分自身の向上と成長 ・人間関係 ・昇進 ・仕事そのもの (出所:日本情報マート作成) 衛生要因は満たされないと仕事への不満につながるものの、満たされても満足の向上 につながりにくい要因です。一方、動機付け要因は、満たされることで満足度が高まり やすく、満たされなくても不満にはつながりにくい要因とされています。 組織のモチベーションを高めるためには、まず衛生要因を満たし、その上で社員の人 間的成長や満足感の向上など、強い動機付けとなる要因を満たすようにします。 2 )マズローの「欲求段階説」 米国の心理学者アブラハム・マズロー(以下「マズロー」)は、「欲求段階説」を提 唱しています。人間の持つ内面的欲求は5 段階に分かれており、低位の欲求が満たされる とより高位の欲求を求めるようになるとしています。 (図表2)【マズローの欲求段階説】 段階 概要 第5段階:自己実現の欲求 自己の成長を求め、目標に向かおうとする欲求で、潜在能 力の実現や創造性の発揮を求める欲求 第4段階:尊厳の欲求 他者からの尊敬や注目を得たいという、自尊心を実現した いという欲求 第3段階:社会的欲求 集団への帰属や、友情・愛情を求める欲求 第2段階:安全・安定の欲求 安全を求めて危険や脅威などの不確実な状況から逃れよう とする欲求 第1段階:生理的欲求 食欲、排せつ欲、睡眠の欲求など、人間の基本的欲求 (出所:日本情報マート作成) 2 サンプルレポート ■本レポートは、サクセスネットで公開している ビジネスレポートの一部を公開したサンプルです。 ■サクセスネットサイトにログインした後、全文を 閲覧することができます。
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