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新規免疫抑制剤
免疫化学
フナコシニュース 2016 年 8 月 1 日号(No.616)
funakoshi news
PQA-18, Immunosuppressor
製品ページ番号:64768
in vitro と in vivo のどちらにも使用できる,新規の免疫抑制剤です。IL-2,IL-4,IL-6,
TNF-α の産生に関与する p21-activated kinase 2(PAK2)を強力に抑制します。
※本製品は,東北大学大学院薬学研究科医薬資源化学分野,並びに福島県立医科大学医学部生体物質研究部門の研究
成果を元に製品化されました。
※大学・官公庁の研究所(Academic)にご所属の方が基礎研究目的で使用される場合にのみご購入いただけます。
詳細は当社テクニカルサポート(試薬担当)までお問い合わせ下さい。
Memo
免疫抑制剤 PQA-18 とは
免疫抑制剤は,免疫活動を抑制または阻害するための薬剤で,自己免疫
■PQA-18 の効果
疾患の研究に必要不可欠な化合物の一つです。PQA-18 は,Prenylated
PQA-18 を Jurkat 細胞へ投与したところ,PAK2 の活性が濃度依存的に減
少した。
ConA(10 ug/ml)で 24 時間刺激をしたヒト末梢リンパ球に PQA-18 を
投与したところ,用量依存的に IL-2,IL-4,IL-6,TNFα の産生量が減少した。
マウス腹腔内へ PQA-18 を投与したところ抗原特異的免疫応答の抑制が起
きた。
13 週令の Nc/Nga マウスに,PQA-18 を含んだワセリン軟膏 100 mg を
塗布したところ,皮膚炎が改善され,血中 IgE 量が減少した。
quinolinecarboxylic acid compound 18 の略で,新規に合成された
化合物です。これまでに右記の様な効果が報告されており,PQA-18 は
in vitro ,in vivo それぞれに使用することのできる免疫抑制剤として注
目されています。
参考文献
Ogura M, et al., Biochem. Pharmacol., 105: 55-65(2016)
.
特 長
●
使用例
33
既存の免疫抑制剤である FK-506 に比べ血中安定性が高く,in
vivo 実験における投与回数を減らすことができます。
●
細胞の生存性を損なうこと無く,サイトカインの活性を抑制で
きます。
●
マウスの腹腔内注射において,制御性 T 細胞と Ig の産生を抑制
することが確認されています。
■製品概要
CAS 番号
分子式
平均分子量
純 度
可溶性
1604678-82-1
C25H31NO4
409.52
≧98%
DMSO*
*溶解しにくい場合は,ボルテックスをするか 37℃ に温めて下さい。
ストック溶液の濃度は 10~20 mM を推奨しています。
フナコシは,ライフサイエンスの更なる発展を目指し,皆様の研究
成果の製品化や販売のお手伝いをさせて頂きます。
詳細については,是非当社までお気軽にご相談・
お問い合わせ下さい。
Tel. 03-5684-1653 Fax 03-5684-6539
e-mail:[email protected]
品 名
メーカー 商品コード
包装 / 価格(¥)
PQA-18, Immunosuppressor NEW
FNA
FDV-0009
5 mg /
20,000
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PQA-18, Immunosuppressor を Jurkat 細胞へ投与した際,IL-2 の産生が濃度依存的
に減少した。