平成 28 年度沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金交付要綱 (平成 28 年 7 月 14 日決裁) (目的) 第 1 条 この要綱は、こどもの貧困に関する状況に緊急に対応するため、「沖縄子供の貧 困緊急対策事業費補助金交付要綱」及び「沖縄子供の貧困緊急対策事業費補助金実施 要領」に基づき、本市の実情を踏まえたこどもの居場所運営支援に関する事業を予算 の範囲内においてモデル的・集中的に実施することにより、貧困世帯のこどもの福祉 の増進に資することを目的とする。 (定義) 第 2 条 この要綱において、次の各号に掲げる用語は、当該各号に定める意義とする。 (1) 「こども」とは、おおむね 18 歳以下の者をいう。 (2) 「居場所」とは、管理者の監督の下、食事の提供や共同での調理、生活指導、学習 支援、キャリア形成等の支援の全部又は一部の提供を行う安全で清潔な場をいう。 (3)「食事の提供や共同での調理」とは、配食サービスの利用や、食育活動等を通じ施 設内で調理を行い実施する食事の提供をいう。 (4)「生活指導」とは、歯磨き習慣、食事マナー、あいさつ、身辺の整理整頓などの基 礎的な生活習慣の指導をいう。 (5)「学習支援」とは、学習環境を整え、学習習慣の定着や基礎的学力の習得等に向け た支援をいう。 (6)「キャリア形成等支援活動」とは、年に数回程度、高校・専門学校・大学体験ツア ーや地元企業等と連携した職場体験、ボランティアが開催するコンサートへの参加 などの芸術活動等の体験学習等をいう。 (7)「団体等の構成員及び管理者の利益」とは、補助対象経費から補助対象者となる団 体等の構成員及び管理者等に対し、同種の事業者が対価として受け取る額相当以上 の経費が支払われることをいう。 (補助金交付対象事業) 第 3 条 補助金交付対象となる事業内容は、管理者の監督の下、食事の提供や共同での調 理、生活指導、学習支援、キャリア形成等の支援の全部又は一部の提供を行うととも に、居場所の運営が持続可能となるよう運営基盤の整備・強化を伴うものを基本とし、 次の各号に掲げる全ての要件を満たす事業とする。 (1) 年間を通じて継続的に活動する事業であること。 (2) 政治、宗教及び営利を目的としない事業であること。 (3) 団体等の構成員及び管理者の利益を伴わない事業であること。 (4) 他の国庫補助金等を受けていない事業であること。 (5) 利用するこどもの人数が 4 名以上であること。 (居場所利用の対象者) 第 4 条 本要綱における居場所利用の対象となるこどもについては、経済的又は家庭の問 題等の困りごとを抱えたこどもを中心とするが、利用するこどもの心情に配慮し、それ 以外の者が一緒に利用しても差し支えないものとする。 (補助金交付対象者) 第 5 条 補助金の交付を受けることができる者は、次の各号に掲げる全ての要件を満たす 非営利法人又はその他非営利かつ公益に資する活動を行う任意団体(以下「団体等」 という。)とする。 (1) 沖縄市内に活動拠点を有する団体等であること。 (2) 定款又は会則等を備えていること。 (3) 政治、宗教及び営利団体並びにこれに準ずる団体でないこと。 (4) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条 第 2 号に規定する暴力団若しくは暴力団と密接な関係を有する団体でないこと。 (5) こどもの居場所づくり支援員、学校及び地域その他関係機関と連携して支援がで きること。 (6) 食事提供を行う場合、衛生管理を徹底していること。(保健所からの助言・指導 を必ず事前に受けておくこと。) (7) 会計処理が明確であること。 (8) 国税、県税、市町村税、国民健康保険料及び社会保険料を滞納していないこと。 (法人格を有しない団体の場合は、その代表者がこれらを滞納していないこと。) (9)その他、活動内容が適切であると市長が判断するもの (補助対象経費) 第 6 条 補助対象となる経費は別表で定めるものとする。 (補助金の額) 第 7 条 補助金の額は、予算の範囲内における補助対象経費の額(千円未満の端数は切り 捨てるものとする。)とする。但し、必要最小限の経費で運営を行うようにすること。 (補助金交付の期間) 第 8 条 交付期間は、平成 28 年 7 月 21 日から翌年の 3 月 31 日までとし、1 会計年度ごと に決定を行う。但し、新たに事業を開始する場合は、事業開始日より交付期間とする。 (申請) 第 9 条 補助金の交付を受けようする団体等は、別に定める期日までに、次に掲げる書類 を添え、沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金交付申請書(様式第 1 号)を市 長に提出しなければならない。 (1) 事業計画書(別紙 1) (2) 収支予算書(別紙 2) 2 前項書類の他、市長は必要と認める書類の提出を命ずることができる。 (審査) 第 10 条 市長は、前条の申請書を受理したときは、補助金交付決定の審査を適正に行う ために、沖縄市こどもの居場所運営支援選定委員会(以下「選定委員会」という。) を設置するものとし、選定委員会における審査は次の方法により審査する。 (1) 書類審査(必要に応じて現地調査等を実施) (2) プレゼンテーションによる審査 2 選定委員会の運営に関する必要な事項については、別に定めるものとする。 (交付の決定) 第 11 条 市長は、前条の審査により、予算の範囲内で補助金交付の可否を決定し、沖縄 市こどもの居場所運営支援事業費補助金交付決定通知書(様式第 2 号)又は沖縄市こ どもの居場所運営支援事業費補助金交付不採択通知書(様式第 3 号)により通知する ものとする。 2 補助金の申請総額が予算の範囲を超える場合は、前条の審査をふまえた有効申請額と その総額との割合に応じて案分し決定する。 (事業の中止又は廃止の申請) 第 12 条 補助金の交付対象事業を行っている者(以下「補助事業者」という。)は、補 助事業を中止又は廃止しようとするときは、遅滞なく沖縄市こどもの居場所運営支援 事業費補助金中止(廃止)申請書(様式第 4 号)を市長へ提出し、その承認を受けなけ ればならない。 2 市長は、前項の規定による申請があったときは、その内容を審査したうえで決定し、 沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金中止(廃止)承認通知書(様式第 5 号)に より通知するものとする。 (事業の変更申請) 第 13 条 補助事業者は、補助事業の内容を変更するときは、遅滞なく沖縄市こどもの居 場所運営支援事業費補助金変更申請書(様式第 6 号)を市長へ提出し、その承認を受け なければならない。 2 前項の申請において、重大な変更がある場合は、第 10 条に規定する選定委員会を開催 するものとする。但し、第 10 条第 1 項第 2 号に規定するプレゼンテーションによる審 査については、必要に応じて行うことができるものとする。 3 第 1 項の申請の審査決定は、沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金変更承認通 知書(様式第 7 号)又は沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金変更不承認通知書 (様式第 8 号)により通知する。 (状況報告) 第 14 条 補助事業者は、補助事業の遂行に係る沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補 助金状況報告書(様式第 9 号)、収支決算書(別紙 1)及びその他市長が必要と認める 書類を 1 ヶ月毎に提出しなければならない。 (実績報告) 第 15 条 補助事業者は、補助事業が完了したとき、又は補助事業の廃止の承認を受けた ときは、速やかに沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金実績報告書(様式第 10 号)、事業実績書(別紙 1)、収支決算書(別紙 2)その他市長が必要と認める書類を 提出しなければならない。 (補助金の額の確定) 第 16 条 市長は、前条の報告書を受けたときは、報告書の審査を行い、事業内容が補助 金の決定内容に適合すると認めたときは、補助金の額を確定し、沖縄市こどもの居場 所運営支援事業費補助金交付額確定通知書(様式第 11 号)により申請者へ通知する。 2 市長は、前項により交付すべき補助金の額を確定した場合において、既にその額を超 える補助金が交付されているときは、その超える部分の返還をさせることができる。 3 前項の返還期限は、当該返還請求のなされた日から 20 日以内とし、市長は、期限内に 納付が無い場合は、未納に係る金額に対して、その未納に係る期間に応じて年利 10.95 パーセントの割合で計算した延滞金を徴するものとする。 (是正のための措置) 第 17 条 市長は、補助事業実績報告書等で審査した事業が、補助事業の交付決定内容に 適合しない場合には、補助事業者に対してこれに適合させるための措置を講ずるよう に指示ができる。 (補助金の交付決定の取消し及び返還) 第 18 条 市長は、補助事業者が次のいずれかに該当するときは、補助金の交付を取消し、 又、既に交付した補助金の全部若しくは一部の返還を命ずることができる。 (1) 補助金を事業の目的以外に使用したと認められたとき。 (2) 事業の実施にあたって不正な行為があると認められたとき。 (3) 事業の実施について市長が指示した事項に従わないとき。 (補助金の交付) 第 19 条 補助金の交付は、第 16 条の規定により補助金の額の確定後において行うものと する。 2 補助金の交付を受けようとするものは、沖縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金 交付請求書(様式第 12 号)を市長に提出しなければならない。 (補助金の概算払い) 第 20 条 前条の規定にかかわらず、補助事業の目的を達成するため特に必要があると認 めるときは、補助金交付決定額の全部又は一部について概算払いができるものとする。 この場合において、概算払いができる額は市長が認める範囲内とする。 2 補助事業者は、前項の規定による補助金の概算払いを受けようとするときは、沖縄市 こどもの居場所運営支援事業費補助金概算払申請書(様式第 13 号)を市長へ提出し、 その承認を受けなければならない。 3 市長は、前項の申請書を受理した場合は、その内容を審査し適当と認めたときは、沖 縄市こどもの居場所運営支援事業費補助金概算払決定通知書(様式第 14 号)により通 知するものとする。 4 補助金の概算払いは、前項の規定による通知後に行うものとする。 (関係書類の整備等) 第 21 条 補助事業者は、補助事業に係る経費の収入及び支出を明らかにした書類、帳簿 等を整備し、当該補助事業の完了、あるいは中止又は廃止の日の属する年度の翌年度 から 5 年間保存しなければならない。 (その他) 第 22 条 この要綱に定めるもののほか、補助金の交付に関しその他必要な事項は、別に 定める。 附 則 この要綱は、平成 28 年 7 月 14 日から施行する。 別表(第 6 条関係) 補助対象経費 経費区分 報 酬 運営上必要な人件費 謝 金 講師等への謝金 旅 費 運営スタッフ等の関係者の移動にかかる経費 交通費 ボランティア等の交通費 食糧費 こどもの居場所で提供される食材費や弁当代 借料及び損料 家賃(専用で使用している場合に限る。)、施設使用料等 備品及び車輌 (※リースのみ対象) 役務費 通信運搬費、保険料等(社会保険料等含む) 需用費 消耗品費、印刷製本費(学習支援の教材費等)、光熱水費、 燃料費等
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