2016年度 アクションプラン推進委員会

2016年度
アクションプラン推進委員会
委員長 新井 祐助
1.運営方針
私は熊谷に生まれ今日に至るまでそのほとんどをこの熊谷で過ごしてきました。故郷・熊谷の
文句を言われると上手く言葉にできないながらも頭にきていた学生時代。今振り返るとそれは自
分と人との繋がりや故郷の思い出を否定された感覚に近いものだったと思います。皆さんにも少
なからず似たような経験があるのではないのでしょうか。どんな感情だって良いと思います。何
か一つでも故郷について思っている子どもたちが一人でも多くこの熊谷にいてほしいのです。
いつの時代も子どもたちは様々な機会から多くを吸収し日々成長していきます。しかしながら
現代の子どもたちは地域社会と接する機会が減少しています。この減少は子どもたちの地域に対
対する「愛着」が薄れる要因の一つであると考えます。地域に対する「愛着」がないまま大人に
なり故郷を離れることになれば、地域の活力がなくなってしまうのではないのでしょうか。この
地域社会と子どもたちとの関わりが少なくなっている昨今だからこそ、様々な角度から地域社会
や地域資産との接点がある我々熊谷青年会議所の全メンバーで、子どもたちが地域と触れ合う機
会を設けなければいけないと考えます。今の子どもたちの生活の中で身近であるが故にあたりま
えと感じ日常に埋没してしまっている地域資産が必ずあるはずです。
子どもたちにとってあたりまえの日常にある地域資産を子どもたちが知ること、そして感じる
ことが身近であるからこそ子どもたちは故郷・熊谷に「愛着」を持ち、誇りを持つことと考えま
す。故郷・熊谷に誇りを持つことにより、地域を変えようと自ら行動することが、自分の未来を
も変えていく第一歩になると考えます。そこで、本年度アクショプラン推進委員会では、
「共に
築き上げよう!心に残る熊谷を」をテーマに活動を行って参ります。まずは熊谷青年会議所の全
メンバーに前年度の課題を理解してもらいつつ本年度のアクションプラン事業の目的、目標を共
有して参ります。全メンバーが同じ方向を向いた上で、子どもたちのあたりまえに着目し、故郷
・熊谷を知るための地域新聞の作成を行って参ります。さらには、自ら考え実際に行動に移す主
体性に注力しつつ、地域資産を感じるための寺子屋事業を各委員会が培ってきた社会関係資本の
皆様と共に事業を構築して参ります。
自分と故郷・熊谷との繋がりを感じ、自分自身で故郷・熊谷の未来を変えることの出来る子ど
もたちをこの地域に一人でも多く育成することで「 誇りある地域 熊谷 」を創造することが出
来
ると確信します。
2.事業計画
(1)前年度のアクションプラン事業の検証と本年度の目的、手法の共有の場を設けた対内事業
(2)子どもたちのあたりまえに着目し、故郷・熊谷の地域資産を知るための地域新聞の作成
(3)自ら計画し考え実際に行動に移すことで故郷・熊谷の地域資産を感じるための寺子屋事業