Avoid 避難安全 - 避難安全検証法

Avoid 避難安全
提出書類ガイド【7】
-経路データ【全館】-
Ver 1.1 090331
第1章
Avoid 避難安全
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経路データ【全館】
1.タイトル.............................
2
2.計画名称.............................
2
3.全館避難時間.........................
2
4.全館煙降下時間.......................
6
5.出火室ごとの避難時間.................
8
6.出火室ごとの煙降下時間...............
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第1章
経路データ【全館】
全館避難安全検証法で全館避難安全性能を有すかどうかの判定は、最長避
難時間と最短煙降下時間を比較することで行います。
複数の歩行経路及び煙伝播経路から、最長避難時間及び最短煙降下時間を
選択した根拠を示す資料が「経路データ【全館】」になります。
「経路データ【全館】」に示されている情報は次のようなものになります。
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第 1 章 経路データ【全館】
1.タイトル
書類の内容の示した部分になります。
提出書類の書式調整を行なうマクロではこの部分でファイルの区別を
行なっています。そのため、この部分を編集したり、削除を行なうとマク
ロが正しく動作することができなくなりますのでご注意ください。
2.計画名称
計画概要の計画名称で入力された情報が表示されます。
印刷時に右上のヘッダー部分に表示される計画名称はこの部分の情報
を利用しています。
3.全館避難時間
全館避難安全検証の計算で算定された歩行経路ごとの全館避難時間及び経
路詳細等の情報が示されます。
表示される経路数は Avoid 避難安全の「CSV 変換」で設定することがで
きます。経路数を指定する部分に「0」を入力すると全避難経路の情報が表
示されるようになります。
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第 1 章 経路データ【全館】
【1】No.
全館避難時間の中で一番長くなるものから順に No.「1」、
「2」、
「3」
・・・と
番号がふられます。
【2】棟
出火室が含まれる棟の名称が表示されます。
【3】階
出火室が含まれる階の名称が表示されます。
複数の階が基準階として設定されている場合、基準階 1 つの階として表
示されます。そのため階の名称は「2F-4F」のようになります。
【4】出火室
各歩行経路が算定された際の出火室となった室の名称が表示されます。
「地
上への出口」となる扉の配置状況によって次のような種類のものが表示さ
れます。
「火災室の室名」が表示される場合
火災室となる室に地上への扉が配置されている階において、火災室時と非
火災室時で歩行経路が異なる場合は室の室名が表示されます。
「その他」が表示される場合
地上への扉が配置されている火災室となる室が存在している階で、地上へ
の扉が配置されていない室が火災室となる場合に表示されます。これらの
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第 1 章 経路データ【全館】
室では火災室時でも非火災室時でも歩行経路が変わることがないので「そ
の他」として一つにまとめています。
「全出火室」が表示される場合
階に地上への扉が配置された火災室となる室が一つも存在しない場合は、
室名の部分に「全出火室」と表示されます。この場合、どこの室が火災室
となっても歩行経路が変わることがありませんので避難時間は全て同じに
なります。
【5】tescape(分)
各歩行経路での全館避難時間が表示されます。単位は「分」です。
【6】経路詳細
各歩行経路での地上への出口に達するまでに通過した室や扉の名称が表示
されます。
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第 1 章 経路データ【全館】
【6-b】ll(m)
地上の出口に達するまでの歩行距離が示されます。単位は「m」になります。
【7】tstart(分)
各歩行経路での全館避難開始時間が表示されます。単位は「分」です。
【8】ttravel(分)
各歩行経路での全館歩行時間が表示されます。単位は「分」です。
【9】tqueue(分)
各歩行経路での全館出口通過時間が表示されます。単位は「分」です。
tescape は tstart + ttravel + tqueue によって求められる数値ですが、「経
路データ【全館】」ではエクセルの演算機能などは利用していません。その
ため、少数の表示桁数の位置によっては tstart + ttravel + tqueue の数値と
tescape の数値が合わない場合があります。
Avoid 避難安全では検証計算を小数 5 桁(6 桁目を四捨五入)で行って
います。
提出書類の小数桁数の位置は「Avoid 避難提出書類」のマクロの機能に
よって調整することができます。
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第 1 章 経路データ【全館】
4.全館煙降下時間
全館避難安全検証の計算で算定された煙伝播経路ごとの全館煙降下時間及
び経路詳細等の情報が示されます。
表示される経路数は Avoid 避難安全の「CSV 変換」で設定することがで
きます。経路数を指定する部分に「0」を入力すると全避難経路の情報が表
示されるようになります。
【1】No.
全館煙降下時間の中で一番短くなるものから順に No.「1」
、
「2」、
「3」
・・・
と番号がふられます。
【2】棟
煙伝播経路が算定された際の煙の発生源となる火災室が含まれる棟の名称
を示します。
【3】階
煙伝播経路が算定された際の煙の発生源となる火災室が含まれる階の名称
を示します。
複数の階が基準階として設定されている場合、基準階 1 つの階として表
示されます。そのため階の名称は「2F-4F」のようになります。
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第 1 章 経路データ【全館】
【4】出火室
煙伝播経路が算定された際の煙の発生源となる火災室の名称を示します。
【5】ts(分)
各煙伝播経路の全館煙降下時間を示します。単位は「分」になります。
Avoid 避難安全では検証計算を小数 5 桁(6 桁目を四捨五入)で行って
います。
提出書類の小数桁数の位置は「Avoid 避難提出書類」のマクロの機能に
よって調整することができます。
【6】経路詳細
各煙伝播経路での堅穴に達するまでに通過した室や建具の名称が表示され
ます。
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第 1 章 経路データ【全館】
5.出火室ごとの避難時間
出火室ごとに算定された避難時間から長い順に指定された経路数分のデー
タを示します。
表示される経路数は Avoid 避難安全の「CSV 変換」で設定することがで
きます。経路数を指定する部分に「0」を入力すると全避難経路の情報が表
示されるようになります。
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第 1 章 経路データ【全館】
【1】棟
出火室となる室が含まれる棟の名称が表示されます。複数経路出力した場
合、最長時間となる部分に棟名が表示され、それ以外は「↑」が表示され
ます。
【2】階
出火室となる室が含まれる階の名称が表示されます。複数経路出力した場
合、最長時間となる部分に室名が表示され、それ以外は「↑」が表示され
ます。
複数の階が基準階として設定されている場合、基準階 1 つの階として表
示されます。そのため階の名称は「2F-4F」のようになります。
【3】出火室
出火室となる室の名称などが表示されます。複数経路出力した場合、最長
時間となる部分に室名が表示され、それ以外は「↑」が表示されます。
「地上への出口」となる扉の配置状況によって次のような種類のものが表示
されます。
「火災室の室名」が表示される場合
火災室となる室に地上への扉が配置されている階において、火災室時と非
火災室時で歩行経路が異なる場合は室の室名が表示されます。
「その他」が表示される場合
地上への扉が配置されている火災室となる室が存在している階で、地上へ
の扉が配置されていない室が火災室となる場合に表示されます。これらの
室では火災室時でも非火災室時でも歩行経路が変わることがないので「そ
の他」として一つにまとめています。
「全出火室」が表示される場合
階に地上への扉が配置された火災室となる室が一つも存在しない場合は、
室名の部分に「全出火室」と表示されます。この場合、どこの室が火災室
となっても歩行経路が変わることがありませんので避難時間は全て同じに
なります。
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第 1 章 経路データ【全館】
【4】No.
各出火室の歩行経路ごとに算定された避難時間の中で長いものから順に
No.「1」、
「2」、「3」・・・と番号がふられます。
【5】tescape(分)
「室名」で表示された室が火災室の場合で経路詳細で示された歩行経路の場
合の全館避難時間を表示します。単位は「分」です。
【6】経路詳細
各歩行経路での地上への出口に達するまでに通過した室や扉の名称が表示
されます。
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第 1 章 経路データ【全館】
【6-b】ll(m)
地上の出口に達するまでの歩行距離が示されます。単位は「m」になります。
【7】tstart(分)
「室名」で表示された室が火災室の場合の全館避難開始時間を表示します。
単位は「分」です。
【8】ttravel(分)
「室名」で表示された室が火災室で「経路詳細」で表示された歩行経路の場
合の全館歩行時間を表示します。単位は「分」です。
【9】tqueue(分)
「室名」で表示された室が火災室の場合の全館の出口通過所要時間を表示し
ます。単位は「分」です。
tescape は tstart + ttravel + tqueue によって求められる数値ですが、「経
路データ【全館】」ではエクセルの演算機能などは利用していません。その
ため、少数の表示桁数の位置によっては tstart + ttravel + tqueue の数値と
tescape の数値が合わない場合があります。
Avoid 避難安全では検証計算を小数 5 桁(6 桁目を四捨五入)で行って
います。
提出書類の小数桁数の位置は「Avoid 避難提出書類」のマクロの機能に
よって調整することができます。
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第 1 章 経路データ【全館】
6.出火室ごとの煙降下時間
階避難安全検証における出火室ごとの煙降下時間を示します。上から順に
煙降下時間の短いものが並びます。
表示される経路数は Avoid 避難安全の「CSV 変換」で設定することがで
きます。経路数を指定する部分に「0」を入力すると全避難経路の情報が表
示されるようになります。
【1】棟
煙伝播経路が算定された際の煙の発生源となる火災室が含まれる棟の名称
を示します。複数経路出力した場合、最短時間となる部分に棟が表示され、
それ以外は「↑」が表示されます。
【2】階
煙伝播経路が算定された際の煙の発生源となる火災室が含まれる階の名称
を示します。複数経路出力した場合、最短時間となる部分に階が表示され、
それ以外は「↑」が表示されます。
【3】出火室
煙伝播経路が算定された際の煙の発生源となる火災室の名称を示します。
複数経路出力した場合、最短時間となる部分に室名が表示され、それ以外
は「↑」が表示されます。
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第 1 章 経路データ【全館】
【3】No.
各出火室の煙伝播経路ごとに算定された煙降下時間の中で短いものから順
に No.「1」、「2」
、
「3」・・・と番号がふられます。
【4】ts(分)
各出火室で「経路詳細」で示された伝播経路での煙降下時間を示します。
単位は「分」になります。
【5】経路詳細
各煙伝播経路での階の出口に達するまでに通過した室や建具の名称が表示
されます。
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