平成28年8月2日発表 石 川 県 内 経 済 情 勢 平成28年7月 財務省北陸財務局 県内経済は、一部に弱さがみられるものの、回復している。 先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、着実 に回復を続けていくことが期待される。 なお、海外景気の下振れなどが景気を下押しするリスクとなっているほか、人手不足に伴 う企業活動への影響が懸念されることから、これらの動向に留意が必要である。 個人消費:一部に弱さがみられるものの、回復している。 百貨店・スーパー販売 引き続き飲食料品が増加しているものの、衣料品等の動きが鈍いことから、回復が緩 やかになっている。 コンビニエンスストア販売 カウンターフーズ等に動きがみられることから、堅調となっている。 ドラッグストア販売 品揃えの拡充により飲食料品等に動きがみられることから、順調となっている。 ホームセンター販売 DIY用品等に動きがみられることから、堅調となっている。 家電大型専門店販売 テレビ等に動きがみられるものの、パソコン等の動きが鈍いことから、緩やかな持ち 直しに足踏みがみられる。 新車販売台数 普通乗用車、小型乗用車は前年を上回っているものの、軽乗用車は前年を下回ってお り、弱含んでいる。 主要観光地の来訪客数 前年を下回っている。 主要温泉地の宿泊客数 前年を下回っている。 旅行取扱実績 国内旅行で東京方面の動きが鈍いことや、海外旅行で欧州方面の動きが鈍いことから、 弱含んでいる。 設備投資:28年度は減少見通しとなっている。(法人企業景気予測調査(28年4-6月期調査)) 製造業、非製造業ともに減少見通しとなっている。 住宅建設:緩やかに回復している。 新設住宅着工戸数 緩やかに回復している。 公共事業:前年を上回っている。 前払金保証請負金額 前年を上回っている。 生産:一部に弱さがみられるものの、回復している。 はん用・生産用・業務用機械 金属工作機械が弱含んでいるほか、土木建設機械が低調となっていることなどから、 全体では弱い動きとなっている。 電気機械 スマートフォン向けの一部に弱さがみられるものの、全体では高水準の生産を続けて いる。 繊維 衣料向け、非衣料向けともに横ばいとなっている。 企業収益:28年度は増益見通しとなっている。(法人企業景気予測調査(28年4-6月期調査)) 非製造業が減益見通しとなっているものの、製造業が増益見通しとなっていることか ら、全産業では増益見通しとなっている。規模別では、大企業が増益見通し、中堅企業、 中小企業が減益見通しとなっている。 企業の景況感:全産業では「下降」超となっている。(法人企業景気予測調査(28年4-6月期調査)) 現状判断(28年4~6月期)は、製造業、非製造業ともに「下降」超となっている。 なお、先行きは、全産業では28年7~9月期、10~12月期ともに「下降」超と なる見通しとなっている。 雇用情勢:着実に改善している。一部では、人手不足感が強まっている。 有効求人倍率(季節調整値) 引き続き上昇している。 新規求人数 前年を上回っている。 新規求職者数 前年を下回っている。 雇用保険受給者実人員 前年を下回っている。 金融機関の貸出金:前年を上回っている。 企業倒産:負債総額は前年を下回っているものの、件数は前年を上回っている。 消費者物価(金沢市、生鮮食品を除く総合):前年を下回っている。 お問合せ先 財務省 北陸財務局 経済調査課 TEL(076)292-7858
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