第5学年 単元「もののとけ方」

第5学年
単元「もののとけ方」
鳥栖・基山支部
1
若葉小学校
教諭
池田
孝一
単元計画(本時7/12)
本時は,食塩以外のもの(ホウ酸)も,一定量の水に溶ける量に違いがあるかどうか調べる。前時の
食塩が一定量の水にどれくらい溶けるかという実験と比較したり,実験器具の正しい使い方なども振
り返ったりする時間とする。
2
3
本時の目標
○
上皿てんびんやメスシリンダーなどを安全に正しく使うことができる。
○
物が一定量の水に溶ける量には限りがあることを理解することができる。
授業の実際
児童の学習活動や主な反応
・具体的な指導(授業構成のポイント)
○児童の反応
1
前時の食塩が水に溶ける量を記録した表
・
ホウ酸は消毒液などに使われること,誤飲す
を提示し,一定量の水に溶けるホウ酸の量
ると危険であることを話し,その他の薬品も示
にも限りがあるか予想する。
すことによって,薬品はすべて危険であり,使
・限りがない…
用後は手を洗う,放置せずに適切に処理するこ
1人
・限りがある…37人
となどを知らせる。
○
児童は前回の経験を生かし,限りがあること
を予想し,どのくらいの重さで溶けなくなるか
に関心があった。
ホウ酸が水 50 ミリリットルにどれくらいとけるだろうか?
2
前時までの実験を振り返りながら,上皿
・
てんびんやメスシリンダーを使って,実験
3
慎重に5g量りと
ろ うか な 。
の準備をする。
水が50mℓにホウ酸5gを加え,全部溶
食塩と比べると、
なかなか溶けないな
あ。
けるかどうか調べる。
上皿てんびんやメスシリンダーの使い方を提
示し,順序を確認しながら準備をさせる。
○
上皿てんびんやメスシリンダーは,各グルー
プで1つずつではあったが,グループ内で役割
を分担して順序を確認しながら準備することが
できた。
・
ホウ酸5gがとけきってから、次の5gを入
れるように指示する。
・
ノートに結果を記入しながら実験を進めるよ
うにさせる。
○
食塩を溶かす際に容器をよく振った経験を生
かして,本時も何人か交代で何回も容器をふっ
ていた。
4
実験結果や気付いたことを各グループで
・
発表し,結果からわかったことをまとめる。
表させ,黒板に提示した表に記入する。
・
ホウ酸も溶ける量に
各グループから実験結果と気付いたことを発
食塩が水に溶ける量を記録した表と比べさせ
る。
は限りがあるんだね。
ホ ウ酸 は食塩
水50mlにホウ酸
よ り も水 に溶け
でホウ酸が溶け残ってしまったので物足りなさ
ないなあ。
そうであった。
はどれくらい溶けるの
かな。
○
○
実験が好きな子どもたちではあるが,1回目
食塩やホウ酸など,物が溶ける量には限りが
あることが理解できたようだ。また,水50ml
に対して食塩やホウ酸の溶ける量には違いがあ
ることも理解できたようだ。
5
次時の学習内容を知る。
・
溶け残った食塩やホウ酸をもっと溶かす方法
はないかを考え,実験することを知らせる。
4
考察
児童は実験が大好きである。しかし,ややもすると目的を見失ったり,グループの中で実験に参加
していなかったりする場面があった。本単元では,これまでの実験での態度面を振り返らせたり,教
師側からめあてになるようなことをなげかけて,グループごとに実験するときの態度面でめあてを立
てさせて取り組ませてきた。その結果,各グループごとに実験準備の役割分担や実験に集中する態度,
そして話し合い活動でもまとまりがでてきた。
本単元では,いくつかの実験器具の使い方が示してあったので,器具名やその使い方を実験するた
びにしつこく順番通り各グループで確認するように指示した。少し時間がかかったが,その時間に器
具を扱わない児童も手順を声かけしながら参加することができた。
本時では,ホウ酸が1回目で溶け残るので実験自体が早く終わることを見越して,メスシリンダー
や上皿てんびんで量り取る活動を前時とは違う児童で行うように指示し,前時と同様に時間をかけて
各グループで確認しながら行った。
水50mlに対してホウ酸5gが溶け残ったことにより,児童は「では,何gまでだったら溶ける
か。1gずつやってみよう。」や「食塩とホウ酸は実験したので,砂糖や他のものもやってみたい。」
という意見も聞かれた。このような意見も予想して時間に余裕があれば,実験後にすぐやってみよう
かという流れを計画したり,演示する準備をしておくことも大切であると考える。また,ホウ酸グル
ープ,砂糖グループなどに分けて実験を行う方法もあったと考える。