市電案内表示リニューアル 業務委託契約に係る仕様書 平成28年7月 鹿児島市交通局 1 業務名 市電案内表示リニューアル業務 2 委託期間 契約の日から平成29年3月31日まで 3 履行場所 鹿児島市交通局電車施設 4 市電案内表示リニューアルの概要 (1) 基本的な方向性 市電案内表示リニューアルの目的を踏まえ、応募者の創意工夫により案内表示の視認性 及び判読性を高めるなど、快適に車両を利用できるようにすること。 【市電案内表示リニューアルの目的】 今後、国内外からの増加が予想される観光客や一般利用者など全ての人が分かりやす く、快適に車両を利用できる環境を整えるため、市電の車内案内表示をリニューアルす る。 (2) 改修対象車両:49 両 5 600 形 8両 2000 形 11 両 9000 形 17 両 1000 形 9両 7000 形 4両 業務内容 本業務は、市電の車内外における案内表示について、ピクトグラム(絵文字)などを効果 的に用い乗降の容易性を高め、人目を引くとともにわかりやすく、利用者に親しみやすい表 示となるよう既存の案内表示をリニューアルする。 具体的な業務は以下のとおり。 (1) 業務の概要 ア 車内外案内表示のデザイン製作 イ 既存の車内外案内表示の撤去 ウ 車内外案内表示のデザインシート施工 ※車内外案内表示の製作については、長期間掲出することから耐久性のある素材を使用 し、料金改定等により修正が必要となった場合にデザインを損なわないように対応で - 1 - きる表示とすること。 (2) 案内表示のあり方 ア 情報内容の統一やデザインの一貫性を確保すること。 イ ユニバーサルデザインに配慮して視認性・判読性を高くすること。 ウ 表示については、4 か国語(日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語)を基本 とし、危険や禁止を注意喚起するものについては、ピクトグラム(JIS 規格されたもの を使用すること。)等の組み合わせにより、瞬時にだれにでもわかるように表示するこ と。 エ 人目を引くとともに親しみやすいデザインとすること。 オ 車両の持つ懐古的又は近代的な特性を活かしたものとすること。 カ 表示内容の修正が生じた場合に施工が容易であり、かつ外観を損なわないものである こと。 キ 必要に応じて既存の表示物を活用することも可能とする。 (3) 案内表示の位置 企画提案の対象となる車両は、9000 形及び 1000 形の2型式とし、別紙1に記載する赤 枠の表示スペースを利用することを基本とするが、広告スペースやその他のスペースの活 用についても、交通局と事前に協議を行った上で提案を行うことができる。 なお、別紙1に記載する基本とすべき表示スペースの寸法等に関しては概数のため、交 通局と事前に日程を調整の上、応募者自らが現地調査を行い、企画提案書に反映させるこ と。 (4) 案内表示の内容 以下の表示項目の内容は、別紙2を参照し、見やすい表示を最優先とし、多言語を使用 することにより、外国人にもわかりやすい表示とすること。 なお、多言語を使用することで、見やすさを損なう場合には、必要最小限の言語を使用 した表示も可能とする。 ア 車内 「危険物・鳥獣持込禁止」「急停車注意」「禁煙」「携帯マナーモード」 「運転台立入禁止」「非常押しボタン・ハンドル」「ドアブザー自動開閉」 「お降りの方は前扉から」「運賃表示(運賃後払い表示を含む)」「乗り換え案内」 「不審者・不審物の連絡依頼」「降車ボタン」「小児運賃案内」「運行所要時間表示」 「路線図(車イス対応停留場の表示を含む)」「一日乗車券」 - 2 - イ 車外(乗降口) 「危険物・鳥獣持込禁止」「乗降表示(入口・出口)」「インターホン案内」 「運賃案内」「車椅子スロープ(低床電車に限る)」 (5) 既存の車内外案内表示の撤去業務 既存の車内及び車外表示物撤去については、下地剝れが想定されるため、交通局の指示 を受けて、慎重かつ入念な対応を図ること。 また、車内表示物撤去においては、シート剥がし等による糊などの汚れ除去及び下地剝 れに伴うコーキングなどの処理を施すこと。 なお、車外表示物撤去に伴う下地剝れについては、交通局において補修等を行うものと する。 案内表示全体のコーディネートについては、応募者の創意工夫による提案を求めること としており、採用された提案を基に、交通局と協議を行った上で、最終的な改修計画等 を作成することとする。 なお、案内表示のスペースには限りがあり、対象車両は個々に違いがあることから、 9000 形及び 1000 形以外の車両についても、表示位置等について、交通局と協議を行い、 柔軟に対応すること。 また、表示位置の提案にあたっては、車内広告等の掲出にも配慮すること。 ※デザインについては、データの加工が容易にできるファイル形式を使用し納品すること とする。 6 留意事項 ア 表示レイアウトは、文字の大きさ等も工夫し、わかりやすくすること。 イ 本業務の履行により発生した成果物の著作権は交通局に帰属するものとする。 ウ 既存表示物の撤去に伴い溶剤などを使用する場合は貼り付け面の材質、塗装などを傷め ることがないよう注意を行うこと。 エ 業務着手前には交通局と十分協議するとともに、必要な修正には応じること。 オ 職員は常駐しないことから、施工を行う際は安全対策及び防犯対策を講じること。 カ 車両においては、運行の妨げにならないように作業時間を調整し、利用者へも配慮を行 うこと。 - 3 -
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