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平成28年度
旭市国民健康保険事業計画
保険年金課
平成28年度旭市国民健康保険事業計画
1.基本方針
平成28年度の国民健康保険事業については、計画的かつ効率的な運営を目指し、次
に掲げる重点施策の積極的促進を図るため事業計画を策定し、その執行にあたっては進
捗状況の把握等に十分留意するものとする。
2.重点施策
平成28年度の国民健康保険事業の運営にあたっては、次に掲げる事業に重点を置い
て取り組むものとする。
(1)適用適正化対策の推進
(2)国保税の収納率向上対策の推進
(3)医療費適正化対策の推進
(4)保健事業の推進
3.具体的な対応策
(1)適 用適正化対策の推進
①資格の適正化
広報等により届出手続きの周知徹底を図るとともに、日本年金機構の「ねんき
んネット」や被保険者資格喪失者一覧表も活用して、国保と社保の保険資格が重
複・喪失していると思われる者を把握し、対象者に対し適切な異動手続きを促す。
②退職被保険者の把握
広報等により退職者医療制度の周知徹底を図るとともに、日本年金機構の「ね
んきんネット」や被保険者資格喪失者一覧表も活用して対象者を把握し、職権適
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用を行う等、適正化に努める。
また、疑義のある者(扶養者等)については通知等により、退職者医療制度の
周知と勧奨を行い、適切な異動手続きを促す。
③居所不明被保険者の取り扱い
被保険証、納税通知書、督促状等の返送者等の居所不明被保険者について、実
態調査を行い、実態のつかめない者は「旭市国民健康保険居所不明被保険者に係
る資格喪失確認及び回復の事務取扱要領」に基づき、資格喪失処理を行う等、適
正化を図る。
④適用適正化調査の実施
被保険者資格の的確な把握を行うため、特に擬制世帯を対象として調査を行い、
適用の適正化に努める。
⑤医療制度の情報提供
一定の障害認定を受けている被保険者へ、負担軽減が見込まれる医療制度(後
期高齢者医療制度等)の情報提供を行う。
(2)国保税の収納率向上対策の推進
①徴収体制の整備
仕事などで日中、平日に納付ができない被保険者のため、毎月定例日を定め夜
間納税窓口、休日納税窓口の開設及び、コンビニ収納の周知徹底を図り、納付機
会の拡大と納税者の利便性の向上を図る。
一度滞納が発生した場合、累積滞納となる傾向が強く滞納額が膨大となるため、
新たな滞納者を防ぐための対策として、新規発生の段階で納付催告及び臨戸徴収
を強化し、翌年度への滞納繰越とならないよう速い段階で対応措置を行い、休日
等に納税相談を実施する。
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②口座振替の推進
現年度分収納率向上対策として、市税を始め各種市債権の納付を原則口座振替納付
としている。また、下記のとおり口座振替加入率の向上を図る。
ア 各種イベント時に口座振替制度の周知と加入促進を図るとともに、制度未利用者の
納税通知書送付の際に啓発文書を同封する。
イ ホームページなどによるペイジー口座振替受付サービスの周知のほか、利用者を
増加させるため、第三者申請によるペイジー口座振替受付を実施する。
ウ 庁内関係各課と連携して、各種手続きの際に加入勧奨を行う。
エ 取扱金融機関に対する加入促進手数料を交付し、加入促進を図る。
③滞納者分析
滞滞納者の実態把握に努めるとともに、その結果に基づいて、滞納に至った経
緯等を分析し、効果的な滞納整理を行う。滞納者の実態、財産状況等を十分把握
した上で、資力等がなく滞納処分執行停止(一部執行停止含む)の法定要件を具
備している者については、速やかに執行停止処分を行う。
④悪質滞納者対策
文書催告書及び差押予告書等の発送により、滞納者との接触の機会を増やし、
納税を促すと共に、再三にわたる催告にも応じない悪質な滞納者については、預
金・生命保険・給与等の債権を中心に財産調査の強化を図る。財産調査の結果を
踏まえ、比較的換価の容易な債権の差押えを実施し、滞納額の早期解消を図る。
また、捜索やタイヤロック等により、動産・自動車の差押えを行い、差押財産の
換価については、インターネット公売を有効に活用し、滞納繰越額の圧縮を図る。
⑤保険給付金支給時の納付指導
滞納者に対しては、高額療養費、出産育児一時金、葬祭費、特別療養費等の保
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険給付金を窓口で支給することとし、その際に、国民健康保険税へ充当するよう
納付指導を行う。
(3)医療費適正化対策の推進
①レセプト点検の充実
レセプト点検業務の強化を図るため、レセプト点検業務に精通した事業者へ外
部委託し、毎月請求されたレセプトについて、診療内容の点検、資格、請求点数、
給付発生原因等の点検を実施する。なお、点検は毎月行う。
②医療費通知の実施
毎月の医療費の額(国保負担分含む)を周知することで、被保険者に対して健
康管理を促し、国民健康保険事業の健全な運営に資することを目的として、年4
回、計12ヵ月分の医療費通知を実施する。(6項目、医療機関名)
③医療費分析等、調査研究に関する事業
旭市の国保加入者の疾病状況を分析するとともに、その結果をホームページな
どで広く公表することで、自己改善による健康の維持増進を促す。
④ジェネリック医薬品に関する情報提供による利用促進
患者負担の軽減や医療保険財政の改善に資する観点から、ジェネリック医薬品
の利用を促進するため、年1回、差額通知を発送するとともに、広報等で情報を
提供し周知を図る。
⑤重複・頻回受診者に対する訪問指導
国保連合会より提供される多受診者一覧表等のデータやレセプト点検等におい
て対象者を抽出・分析し、訪問指導等により被保険者及び家族へ疾病予防に関す
る情報提供を行い、健康増進に関する意識向上を図る。
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(4)保健事業の推進
① 特定健康診査事業
第2期特定健康診査等実施計画及びデータヘルス計画に基づき、生活習慣病の
予防に着目した効果的・効率的な健康診査事業の実施により、被保険者の健康管
理を図る。
なお特定健康診査の実施方法は、市内の各保健センターで実施する集団健診と
医療機関で実施する個別健診とし、受診率向上を図るために35歳から39歳の
方に受診勧奨通知を行い、早期からの生活習慣病予防に取り組むほか、大腸がん
検診及び前立腺がん検診を同時実施し、健診環境の整備を強化する。
②特定保健指導事業
特定健康診査の結果を基に、動機付け支援・積極的支援を行う。
ア 特定健康診査の結果を基に階層化を行う。
イ 動機付け支援、積極的支援を行う。
ウ 初回面接から6ヶ月後に終了時評価を行う。
エ 特定健康指導未利用者訪問を実施する。
③短期人間ドック助成事業
40歳以上の国保加入者を対象に人間ドックの受検を推進し、日常の健康管理
と健康意識の向上を図る。
④生活習慣病予防教室
特定健康診査結果から、基準判定値以上の者で、保健指導の必要があると選定
した希望者を対象に、生活習慣病予防のための栄養・運動についての知識の提供
を行う。
⑤生活習慣病重症化予防事業
医療機関と連携し、特定健康診査結果から人工透析導入年度を予測し、重症化
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予防のための保健指導を実施する。
⑥あさひ健康応援ポイント事業
市民一人ひとりが健康の大切さを認識し、よりよい生活習慣を身につけ、生涯
にわたり健康で暮らし続けることが出来るよう、日頃から各検診の受診や健康づ
くりへの取り組みをポイント化し、健康づくりへ主体的かつ積極的な参加を促し、
将来への「健康寿命の延伸」へとつなげる。
また、ポイントが達成すると、抽選で健康グッズ等を進呈する。
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