Bioactivity Indicator

Bioactivity Indicator,Target Indicator
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Bioactivity Indicator と Target Indicator
・ Bioactivity Indicator は,化学物質がどのような生物活性 (例:抗生物質,血管収縮剤など) をもつ可能性が
高いかを示す指標である.
・ Target Indicator は,その化学物質がどのような受容体や酵素 (例:α-アミラーゼ,前立腺特異抗原など) に
作用する可能性が高いか示す指標である.いずれも SciFinder の化学物質情報に収録されている.
⇒ いずれも SciFinder の化学物質情報中に収録されている.
・ 化学物質の詳細表示内にある Bioactivity Indicator,Target Indicator (例 : Fexofenadine)
Bioactivity Indicator
注目する化学物質が有する
可能性がある生理活性情報
← アレルギー阻害剤
← 抗ヒスタミン剤
← H1 抗ヒスタミン剤
Target Indicator
注目する化学物質が作用する
受容体,酵素などの情報
← ヒスタミン H1 受容体
← 有機アニオン輸送体
← 電位開口型カリウム
チャネル,Kv11
- 各 Indicator のリンクをクリックすると,生物活性や受容体・酵素などへの作用が記載された文献情報を
表示できる.
クリックして,抗炎症作用に関する文献を表示
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Bioactivity Indicator と Target Indicator の収録方法
・ Bioactivity Indicator や Target Indicator は,生物活性に関連する文献情報より,生理活性に関するキーワ
ードおよび化学物質を抽出し,抽出したキーワードに対して,システムで決められた Indicator を割り当て,化
学物質情報中に収録している *.
- Bioactivity Indicator : 生理活性を示すキーワード (約 260 種)
- Target Indicator :
受容体や酵素を示すキーワード (約 5,800 種)
文献情報
<文献 M >
文献 M
・索引
A
R
R
A
B
化学物質 A
生物活性 X
化学物質
生体内の酵素,
受容体など
生物活性 X の
発現
受容体 R
化学物質情報
化学物質 A
Bioactivity Indicator および Target Indicator を利用すると,
化学物質情報を表示するだけで,生物活性や作用する
受容体・酵素などが把握できる.
* 同一文献中の化学物質情報と,生物活性関連のキーワードを結び付けているため,
直接関連しない情報同士が結びつくこともある.
Bioactivity Indicator
生物活性 X
Target Indicator
受容体 R
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Bioactivity Indicator と Target Indicator による解析
・ 化学物質検索結果の Analyze 機能を使って,Bioactivity indicator や Target Indicator を解析すると,注目
する化学物質群における生物活性や作用する受容体・酵素などの傾向を把握することができる.
- 例 : ある骨格を持つ化学物質の中で,免疫剤の働きを有する化学物質を調べる.
部分構造検索を実行
Analyze で 「Bioactivity Indicator」 を指定すると,指定した
化学物質集合に対して,生理活性の傾向を見ることができる.
特定の生理活性をクリックすると,その活性に関連する物質
に限定できる.
上位 10 件以外については,「Show More」 をクリックして,確認する.
複数の項目を指定する場合も,こちらから選択する.