退院後6週間以内の緊急入院率

千葉労災病院_Quality Indicator
退院後6週間以内の緊急入院率
4
○ 項目の解説
早期退院を強いると、退院後の緊急入院率が上がり、退院後6週間以内に予定外の再
入院をする場合があります。その背景としては、初回入院時の治療が不十分であったり、
回復が不完全な状態で患者さんが早期退院を強いられたのではないかという要因が考え
られます。予定外の再入院・緊急入院という定義が非常にあいまいなことは否めません。
緊急再入院率ではなく、DPC調査の再入院率で比べますと当院の平均値2.6%は、全国
DPC調査の15%より格段に低い数値となっております。当院では、不完全な回復状態で
早期退院を余儀なくされるケースは無いに等しく、診療の質の面から見てもより高い診療
を提供していることになります。
○ 当院の実績
□ 退院後6週間以内の緊急入院率(%)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
2.9
2.4
2.6
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
平成21年度
平成22年度
平成23年度
○ 定義
□ 退院後6週間以内の緊急入院率
■ DPCデータより退院後6週間以内に緊急入院した患者で、前回の最も医療資源を
投入したMDC(6桁)と再入院時の入院契機となったMDC(6桁)が同一の患者を抽出。
○ 算式
□ 退院後6週間以内の緊急入院率
分子:DPC様式調査にて入院区分が「救急医療入院」かつ前回退院時とMDC(6桁)が
同一の患者
分母:各年度DPC対象退院患者件数