中小企業景況調査( 中小企業景況調査(2016年7

ニュースリリース
2 0 1 6 年 7 月 2 6 日
株式会社日本政策金融公庫
総
合
研
究
所
中小企業景況調査(2016
中小企業景況調査(2016年
2016年7月) 要約版
[概況] 中小企業の売上げDIは、5カ月連続でマイナス
売上げ見通しDIは、6カ月連続でマイナス
1 売上げ
2016年7月の売上げDIは、前月(▲4.4)から0.7ポイント低下し、▲5.1となった。マイナスは5カ月連続である。
今後3カ月(7月~9月)の売上げ見通しDIは、前月(▲3.5)から1.3ポイント低下し、▲4.8となった。マイナスは6カ月連続である。
2 利 益
利益額DIは、前月(▲2.0)から0.6ポイント上昇し、▲1.4となった。
3 価格、
価格、雇用、
雇用、生産設備
販売価格DIは、前月(▲6.1)から0.1ポイント上昇し、▲6.0となった。
仕入価格DIは、前月(1.0)から0.8ポイント低下し、0.2となった。
従業員判断DIは、前月(6.5)から2.9ポイント上昇し、9.4となった。
生産設備判断DIは、前月(▲7.5)から1.1ポイント上昇し、▲6.4となった。
※調査の全文につきましては、こちらをご覧ください。
<調査の要領>
調 査 時 点
調 査 対 象
有効回答企業数
回
答
率
2016年7月中旬
三大都市圏の当公庫取引先900社(首都圏454社、中京圏142社、近畿圏304社)
605社
67.2%
<お問い合わせ先>
日本政策金融公庫 総合研究所 中小企業研究第一グループ Tel:03-3270-1704(担当:江連、神谷)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
本資料は日本銀行内金融記者クラブ、経済研究会(内閣府)に同時配布しております。
○ 売上げDI(「増加」-「減少」)は、▲5.1と、前月(▲4.4)から0.7ポイント低下した。
○ 売上げ見通しDI(「増加」-「減少」)は、▲4.8と、前月(▲3.5)から1.3ポイント低下した。
○ 利益額DI(「増加」-「減少」)は、▲1.4と、前月(▲2.0)から0.6ポイント上昇した。
○ 黒字企業割合-赤字企業割合は、28.6と、前月(28.6)から横ばいとなった。
図-1
売上げ及び売上げ見通しの動向
図-2
利益の動向
(DI)
(08/2)
△
(12/3)(12/11)
△
▼
(09/3)
▼
(DI,%)
(12/3)(12/11)
▼
△
(08/2) (09/3)
▼
△
40
50
黒字企業割合
-赤字企業割合(%)
今後3カ月の
売上げ見通しDI
30
40
21.8
(14/01)
36.3
(16/04)
28.0
(12/01)
30
7月:28.6
(前月:28.6)
20
14.2
(11/02)
10.0
(14/03)
9.4
(16/01)
10
20
11.3
(14/02)
4.9
(16/02)
2.1
(12/04)
7.2
(16/04)
6.6
(12/04)
10
9.5
(13/02)
0
売上げ見通しDI
0
7月:▲4.8
(前月:▲3.5)
▲ 3.0
(14/12)
7月:▲1.4
(前月:▲2.0)
-10
-10
売上げDI
▲ 10.7
▲11.8 (14/04)
(14/04)
▲ 17.6
(11/05)
-20
7月:▲5.1
(前月:▲4.4)
▲ 22.4
(11/04)
▲ 10.4
(13/01)
▲ 16.1
(11/05)
-20
-30
▲ 32.3
(09/06)
売上げDI
-30
利益額DI
-40
-40
-50
▲ 43.3
(09/01)
▲ 47.6
(09/03)
▲ 41.7
(09/02)
-60
-50
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 1 6
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 1 6
(年月)
(年月)
(注)1
2
3
4
売上げDIは前月比で「増加」-「減少」企業割合(季節調整値)。
(注)1 利益額DIは前月比で「増加」-「減少」企業割合(季節調整値)。
今後3カ月の売上げ見通しDIは過去3カ月の実績比で「増加」-「減少」企業割合(季節調整値)。
2 黒字および赤字の判断については最近3カ月の実績による(季節調整値)。
△は景気の山、▼は景気の谷、シャドー部分は景気後退期を示す(以下同じ)。
今月調査において、季節調整値の改訂を実施した(以下同じ)。
-1-
○ 販売価格DI(「上昇」-「低下」)は、▲6.0と、前月(▲6.1)から0.1ポイント上昇した。
○ 仕入価格DI(「上昇」-「低下」)は、 0.2と、前月(1.0)から0.8ポイント低下した。
○ 従業員判断DI(「不足」-「過剰」)は、9.4と、前月(6.5)から2.9ポイント上昇した。
○ 生産設備判断DI(「不足」-「過剰」)は、▲6.4と、前月(▲7.5)から1.1ポイント上昇した。
図-3
販売価格、仕入価格の推移
(12/3)(12/11)
▼
△
(DI) (08/2) (09/3)
△
図-4 従業員状況、生産設備の判断
▼
(DI)
(08/2)
△
60
(12/3)(12/11)
▼
△
(09/3)
▼
30
54.4
(08/07)
50
20
14.4
(16/02)
従業員判断DI
40
7月:9.4
(前月:6.5)
10
仕入価格DI
32.9
(11/04)
29.0
(13/05)
30
0
▲ 2.8
(14/03)
▲ 4.7
(11/02)
20
15.9
(08/07)
7月:▲6.4
(前月:▲7.5)
▲ 18.9
(13/01)
-10
▲ 12.0
(12/05)
6.5
(14/02)
10
-20
生産設備判断DI
0.2
(11/05)
▲ 24.4
(13/03)
7月:0.2
(前月:1.0)
0
▲ 6.7
(16/02)
-10
▲ 2.8
(12/07)
-30
7月:▲6.0
(前月:▲6.1)
-40
▲ 11.1
(12/11)
▲ 47.6
(09/03)
販売価格DI
-20
▲ 17.3
(09/03)
-50
▲ 49.7
(09/03)
▲ 21.2
(09/04)
-60
-30
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 1 6
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 1 6
(年月)
(年月)
(注)1 販売価格DIは前月比で「上昇」-「低下」企業割合。
2 仕入価格DIは前月比で「上昇」-「低下」企業割合。
(注)1 製造業の数値。
2 従業員判断DIは「不足」-「過剰」企業割合(季節調整値)。
3 生産設備判断DIは「不足」-「過剰」企業割合(季節調整値)。
-2-
○ 資金繰りDI(「余裕」-「窮屈」)は、5.0と、前月(8.6)から3.6ポイント低下した。
○ 金融機関貸出態度DI(「緩和」-「厳しい」)は、48.1と、前月(48.4)から0.3ポイント低下した。
図-5 資金繰り状況と金融機関貸出態度
(DI)(08/2) (09/3)
△
▼
(12/11)
(12/3)
▼
△
60
50.8
(16/03)
50
7月:48.1
(前月:48.4)
40
30
金融機関
貸出態度DI
20
10
7月:5.0
(前月:8.6)
0
1.3
(09/02)
▲ 2.8
(15/08)
-10
資金繰りDI
-20
▲ 20.0
(09/01)
-30
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 1 6
(年月)
(注)1 資金繰りDIは「余裕」-「窮屈」企業割合(季節調整値)。
2 金融機関貸出態度DIは「緩和」-「厳しい」企業割合。
-3-