中小企業景況調査 - 日本政策金融公庫

ニュースリリース
2 0 1 6 年 1 月 2 9 日
株式会社日本政策金融公庫
総
合
研
究
所
中小企業景況調査(2016
中小企業景況調査(2016年
2016年1月) 要約版
[概況] 中小企業の売上げDIは、プラス
売上げ見通しDIは、20カ月連続でプラス
1 売上げ
2016年1月の売上げDIは、前月(▲0.6)から3.4ポイント上昇し、2.8となった。
今後3カ月(1月~3月)の売上げ見通しDIは、前月(7.5)から1.9ポイント上昇し、9.4となった。プラスは20カ月連続である。
2 利 益
利益額DIは、前月(4.9)から2.3ポイント上昇し、7.2となった。
3 価格、
価格、雇用、
雇用、生産設備
販売価格DIは、前月(▲3.8)から0.7ポイント低下し、▲4.5となった。
仕入価格DIは、前月(0.7)から4.8ポイント低下し、▲4.1となった。マイナスとなるのは、2012年11月(▲2.7)以来である。
従業員判断DIは、前月(6.1)から0.1ポイント低下し、6.0となった。
生産設備判断DIは、前月(▲5.5)から0.7ポイント低下し、▲6.2となった。
※調査の全文につきましては、こちらをご覧ください。
<調査の要領>
調 査 時 点
調 査 対 象
有効回答企業数
回
答
率
2016年1月中旬
三大都市圏の当公庫取引先900社(首都圏454社、中京圏142社、近畿圏304社)
592社
65.8%
<お問い合わせ先>
日本政策金融公庫 総合研究所 中小企業研究第一グループ Tel:03-3270-1704(担当:江連、神谷)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4 大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
本資料は日本銀行内金融記者クラブ、経済研究会(内閣府)に同時配布しております。
○売上げDI(「増加」-「減少」)は、2.8と、前月(▲0.6)から3.4ポイント上昇した。
○売上げ見通しDI(「増加」-「減少」)は、9.4と、前月(7.5)から1.9ポイント上昇した。
○利益額DI(「増加」-「減少」)は、7.2と、前月(4.9)から2.3ポイント上昇した。
○黒字企業割合-赤字企業割合は、29.1と、前月(29.1)から横ばいとなった。
図-1
売上げ及び売上げ見通しの動向
図-2
利益の動向
(DI)
(08/2)
△
(12/3) (12/11)
△
▼
(09/3)
▼
(DI,%)
(08/2)
△
40
(12/3)(12/11)
▼
△
(09/3)
▼
50
黒字企業割合
-赤字企業割合(%)
今後3カ月の
売上げ見通しDI
30
40
21.8
(14/01)
35.9
(15/06)
28.0
(12/01)
30
1月:29.1
(前月:29.1)
20
14.2
(11/02)
10.0
(14/03)
売上げ見通しDI
1月:9.4
(前月:7.5)
10
2.1
(12/04)
20
11.3
(14/02)
売上げDI
6.6
(12/04)
10
1月:2.8
(前月:▲0.6)
0
1月:7.2
(前月:4.9)
9.5
(13/02)
0
-10
▲11.8
(14/04)
▲ 10.7
(14/04)
▲ 3.0
(14/12)
-10
▲ 10.4
(13/01)
▲ 17.6
(11/05)
-20
利益額DI
▲ 16.1
(11/05)
-20
▲ 22.4
(11/04)
-30
売上げDI
-30
▲ 32.3
(09/06)
-40
-40
▲ 43.3
(09/01)
▲ 41.7
(09/02)
-50
-50
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 16
(年月)
(注)1
2
3
4
▲ 47.6
(09/03)
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 16
(年月)
売上げDIは前月比で「増加」-「減少」企業割合(季節調整値)。
(注)1 利益額DIは前月比で「増加」-「減少」企業割合(季節調整値)。
今後3カ月の売上げ見通しDIは過去3カ月の実績比で「増加」-「減少」企業割合(季節調整値)。
2 黒字および赤字の判断については最近3カ月の実績による(季節調整値)。
△は景気の山、▼は景気の谷、シャドー部分は景気後退期を示す(以下同じ)。
今月調査において、季節調整値の改訂を実施した(以下同じ)。
-1-
○販売価格DI(「上昇」-「低下」)は、▲4.5と、前月(▲3.8)から0.7ポイント低下した。
○仕入価格DI(「上昇」-「低下」)は、 ▲4.1と、前月(0.7)から4.8ポイント低下した。
○従業員判断DI(「不足」-「過剰」)は、6.0と、前月(6.1)から0.1ポイント低下した。
○生産設備判断DI(「不足」-「過剰」)は、▲6.2と、前月(▲5.5)から0.7ポイント低下した。
図-3
(DI) (08/2)
△
販売価格、仕入価格の推移
図-4 従業員状況 、生産設備の判断
(12/3)(12/11)
▼
△
(09/3)
▼
(DI)
(08/2)
△
60
(12/3)(12/11)
▼
△
(09/3)
▼
20
54.4
(08/07)
従業員判断DI
10.3
(15/06)
50
10
1月:6.0
(前月:6.1)
40
32.9
(11/04)
0
仕入価格DI
▲ 2.8
(14/03)
▲ 4.7
(11/02)
29.0
(13/05)
1月:▲6.2
(前月:▲5.5)
30
▲ 18.9
(13/01)
-10
20
15.9
(08/07)
▲ 12.0
(12/05)
-20
生産設備判断DI
6.5
(14/02)
10
▲ 24.4
(13/03)
0.2
(11/05)
-30
0
-10
▲ 2.8
(12/07)
販売価格DI
1月:▲4.1
(前月:0.7)
1月:▲4.5
(前月:▲3.8)
-40
▲ 11.1
(12/11)
▲ 47.6
(09/03)
-50
-20
▲ 17.3
(09/03)
▲ 49.7
(09/03)
▲ 21.2
(09/04)
-60
-30
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 16
(年月)
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└ 16
(年月)
(注)1 販売価格DIは前月比で「上昇」-「低下」企業割合。
2 仕入価格DIは前月比で「上昇」-「低下」企業割合。
(注)1 製造業の数値。
2 従業員判断DIは「不足」-「過剰」企業割合(季節調整値)。
3 生産設備判断DIは「不足」-「過剰」企業割合(季節調整値)。
-2-
○資金繰りDI(「余裕」-「窮屈」)は、2.6と、前月(5.5)から2.9ポイント低下した。
○金融機関貸出態度DI(「緩和」-「厳しい」)は、49.4と、前月(46.1)から3.3ポイント上昇した。
図-5 資金繰り状況と金融機関貸出態度
(DI) (08/2)
△
(09/3)
▼
(12/3)(12/11)
▼
△
60
1月:49.4
(前月:46.1)
50
41.0
(14/05)
40
30
金融機関
貸出態度DI
20
10
4.2
(14/06)
1月:2.6
(前月:5.5)
0
1.3
(09/02)
▲ 2.8
(15/08)
-10
資金繰りDI
-20
▲ 20.0
(09/01)
-30
└ 0 8 ┘
└ 0 9 ┘
└ 1 0 ┘
└ 1 1 ┘
└ 1 2 ┘
└ 1 3 ┘
└ 1 4 ┘
└ 1 5 ┘
└16
(年月)
(注)1 資金繰りDIは「余裕」-「窮屈」企業割合(季節調整値)。
2 金融機関貸出態度DIは「緩和」-「厳しい」企業割合。
-3-