授業名 認知言語学 レベル 中上級 時限 1 時限 教室 未定 講師名 野村 益寛先生 所属 北海道大学 講義題目 認知文法要論 講義内容 認知文法は包括的で精緻な議論を展開していることで知られる反 面、その本質を理解することは必ずしも容易ではない。本講では、 認知文法の本質を使用依拠モデルと記号的文法観の2つの観点か ら探り、事例研究を紹介しながら認知文法の成果と課題について考 える。 講義の進め方 以下のスケジュールに沿って講義形式で進める。 1. 言語学史からみた認知言語学 2. 使用依拠モデル1:言語知識の心的表示 3. 使用依拠モデル2:言語使用と言語構造 4. 記号的文法観1:文法の意味 5. 記号的文法観2:構文研究 6. まとめと展望 参考書 野村益寛『ファンダメンタル認知言語学』ひつじ書房 J.テイラー、瀬戸賢一『認知文法のエッセンス』大修館書店 受講者への連絡事項 認知文法の知識は前提としませんが、言語学および認知言語学の基 礎的知識は前提とします。認知文法の<考え方>を具体的な研究を もとに考えていきたいと思います。
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