平成28年度 第 1 回 学校関係者評価委員会

平成28年度
第 1 回
学校関係者評価委員会
(信頼される学校づくり委員会を兼ねる)
期
期
期
日
日
日
平成28年
平成28年
平成28年
7月15日(金)
7月15日(金)
7月15日(金)
場
所
鹿児島県立福山高等学校
会
順
14:00~15:30
14:00~
授業見学
14:30~
本 会 議
校長室
1
校長あいさつ
2
学校関係者評価委員の紹介(敬称略)
篠原市呂(後援会会長)
有村幸光(地域住民代表)
堀口大輔(牧之原中学校長) 松元智子(福山中学校長)
牧口正志(PTA会長)
3
学校経営について
4
学校概況及び平成27年度の学校評価について
5
信頼される学校づくり(服務規律・活性化)委員会
6
いじめ防止対策委員会
7
諸 連 絡
鹿児島県立福山高等学校
0
学校関係者評価委員
1
後 援 会 会 長 篠
原
市
呂
2
地 域 住 民 代 表 有
村
幸
光
3
牧之原中学校長 堀
口
大
輔
4
福 山 中 学 校 長 松
元
智
子
5
P
長 牧
正
志
6
校
長 牧
陽
一
7
教
頭 柳
田
春
美
8
事
長 中
村
豪
文
T
A
務
会
1
平成28年度 学校基本方針
1 教育目標
日本国憲法及び教育基本法の精神に基づき,師弟同行・率先垂範の教育実践による校訓の具現化
をとおして,学ぶ意欲や社会の変化に主体的に対応できる能力と調和のとれた人格の完成をめざすとと
もに,創造性や協調性を備えたあしたをひらく心豊かでたくましい福高生を育てる。
2 基本的な考え方と学校スローガン等
(1) 良い教師は,生徒に分かるように解説する。優れた教師は,自らやってみせる。
そして,最高の教師は,生徒の心に火をつける。
ウィリアム・ウォード(米)
(2) 生徒指導が基盤
1
ふれあいのある学校
進路指導
生
徒
指
生徒一人一人を大切にする学校
導
6年連続(H22-H27)進学率・就職率100%
(3) スローガン:Our story begins here・・・
(私たちの物語は,ここから始まる・・・)
(4) 教師と生徒の三原則
【教師は】
① 生徒の自己肯定感と自己有用感を高める
(授業,特別活動,資格取得,部活動等の各教育活動で自信をつけさせる)
(各教育活動で,役立っているという意識を高める)
② 仕事はチームワークとプラスワン(α)発想で行う
(協同・悩みを一人で抱えこまない・工夫や改善)
③ 過去の事例を忘れない (教訓として生かす)
【生徒は】
① 時間と約束を大切にして,守る ➡ (時間・ルール・場の意識づくり)
② 昨年度よりワンランク上を目指して努力する ➡ (積極的,主体的行動)
③ 自分の命と他人の命を大切にする ➡ (対人関係・人権尊重・交通関係)
3 重点項目
(1)基礎学力の向上と定着
① データを活用した個別指導の徹底によるワンランク上の進路等実現
② 各教科年1回の公開授業とアクティブラーニングによる授業活性化
③ 授業公開ウィークの新設
(2)未然防止及び迅速な初期対応の生徒指導
① 全職員で取り組む生徒指導
② 生活習慣の確立と人間関係力の育成
(3)学び続ける教師
① 教育のプロとしての自覚
② 研修への積極的な参加(研究公開,県外視察,学会等)と還元
(4)服務規律の厳正確保
① 報告,連絡,相談と確認の徹底
② 服務規律の厳正確保に関する「年間重点計画」(毎月1日に確認)
③ 道路交通法等の遵守及び交通事故の防止等
(5)生徒募集定員確保
① 中高連携の強化
③ 教育環境の整備
② 部活動の活性化
④ 保護者や地域との連携
2
平成28年度 学校評価について
1
学校評価の実施要項
1
評価の目的
本校の教育活動や学校運営について,組織的・継続的な改善を図るために,学校評価を行
いその結果を公表し,説明責任を果たすとともに,保護者・地域住民から理解と参画を得て
信頼される開かれた学校をめざす。また,学校評価の結果に応じて,学校に対する支援や条
件整備等の改善措置を検討し,教育水準の保証・向上に努める。
2
評価の内容・方法
(1) 職員・保護者・生徒による評価
・学校教育活動全般について,各評価項目に対して全般的視野で評価する。
・評価は4段階とする。
[ 4:十分達成
3:おおむね達成
2:やや不十分
1:不十分
(2) 学校関係者評価委員による提言等
・篠原市呂(後援会会長)
有村幸光(地域住民代表)
堀口大輔(牧之原中学校長) 松元智子(福山中学校長)
牧口正志(PTA会長)
・学校関係者評価委員会の実施時期(6月 or7月,2月:年2回)
2
]
1
各部の努力目標
教務部
(1)
学校行事の計画的推進と授業時数の確保に努める。
(2)
職員相互の研修を深め,学習効果を向上させる。
(3)
教育環境を整備し,効率的活用に努める。
(4)
学校と家庭・地域社会との連携に努める。
(5)
教育課程についての研修を深める。
(6)
総合的な学習の時間「夢プラン(福祉)」「キャリアプランニング」の実践に全職員で取
り組む。
3
7 月 行 事 予 定
保護者・生徒用
H28.7.11(月)
2
金 姶良・伊佐地区高等学校PTA連絡協議会
求人票受付開始 【週番引継】
土
3
日 全商ビジネス文書実務検定
4
月 《全校朝礼》 服装頭髪指導
5
火 2 年職場体験学習(~8 日)
6
水 地区 PTA(隼人・姶良)
7
木
8
LHR(3 年・進路保障) 漢字検定
金 人権同和教育統一
地区 PTA(福山・牧之原 B,国分 A・C,国分 B)
土
1
9
安全点検の日
授業公開ウィーク(~19 日)
地区 PTA(牧之原 C)
0
【週番引継】
10 日 全商ビジネスコミュニケーション検定試験
11 月 〈学年集会〉交通安全の日
霧島市福山高校支援活性化対策協議会
12 火 〈学年会〉 地区 PTA(大隅)
13 水 クラスマッチ
職員会議
14 木 学習指導の会(15:00~)
15 金 【週番引継】
自主検査
第 1 回学校関係者評価委員会
地区 PTA(牧之原 A)
16 土
17 日
18 月 海の日
19 火
20 水 終業式
科学研究部全国大会出場壮行会
21 木 夏季補習(前期) 3 年生三者面談
学校保健委員会 AED 研修会
22 金 学習指導の会欠席者会
23 土
24 日
25 月
26 火
27 水 職員研修(14:00~)
28 木 PTA研修視察
29 金 夏季補習(1・2 年前期終了)
30 土 PTA レクレーション大会 13:30~
31 日
備考
4
8 月 行 事 予 定
保護者・生徒用
H28. 7.11(月)
1
月 校内推薦委員会①
2
火 地区高校フェスタ(11:30~イオン隼人国分店)
3
水 夏季補習(3 年前期終了)
4
木 中学生1日体験入学
5
金
6
土
7
日
8
月
9
火
10 水
11 木 山の日
12 金
13 土
14 日
15 月
16 火 校内推薦委員会③
17 水 校内推薦委員会④
消防点検
18 木 校内推薦委員会⑤
19 金 出校日
職員会議
20 土 人権フェスタきりしま(みやまコンセール)
21 日
22 月 夏季補習(後期)
23 火 (転入考査)
24 水
25 木
26 金 夏季補習(後期終了)
27 土
28 日
29 月
30 火
31 水 運営委員会・職員会議
備考
5
校内推薦委員会②
2
進路指導部
ア 学力向上
①「分かる授業」を心がけ,生徒には集中して授業に取り組む姿勢を身に付けさせる。
②日常の授業を充実させ,予習・復習との相乗効果を上げる。
③「5分間テスト」や小テスト等を通じ基礎学力を確立させる。やり直し作業の徹底
④授業のたびに家庭学習の具体的指示(課題・宿題)を与え,学習習慣を定着させる。
⑤週末課題や長期休業中課題等の提出物の徹底
イ 就職指導
①一人一人の希望を大切にし,希望者全員の就職内定を目指す。
②進路情報と資料の収集・伝達(進路便りの発行)を行う。
③早い時期からマナー・礼儀作法の指導・面接指導を徹底する。
④商業科は各種検定試験の指導をする。普通科生徒に資格試験への参加を奨励する。
ウ 進学指導
①一人一人の進学希望を大切にし,全員の合格を目指す。
②進路情報と資料の収集・伝達(進路便りの発行)を行う。
③課外授業や補習授業を提供し,より高い学力をつけさせる。
④進路に応じた個別指導を実施し,きめ細かな指導をする。
⑤対外模試を推進し,生徒の学力実態を正しく把握するよう努める。
エ キャリア教育
①進路選択に必要な情報の提供を目指す。
②進路ガイダンス・業種ガイダンス・進路講演会等の充実を目指す。
③LHRやキャリアガイダンス(普通科3年生)の充実を目指す。
全員の進路希望実現
学力向上
就職指導
進学指導
・
「分かる授業」の実践
・自己理解と職業選択
・自己理解と進学先の選択
・週末課題と5分間テストの連動
・挨拶・礼儀作法指導
・朝課外・長期休業中補習
・提出物の徹底
・面接指導の徹底
・進学,習熟度に応じた個別指導
・家庭学習の習慣化
・資格等取得の奨励
・対外模試
・個に応じた練習問題等の提供
・勤労観の育成
・入試形態に応じた面接指導の徹底
キャリア教育
・自己理解と進路の選択
・LHR・キャリアガイダンスの
充実
・進路ガイダンスの充実
・業種ガイダンスの充実
・進路講演会の実施
6
3
生徒指導部
(1) 目指す生徒像
【努力点】
(1) 基本的生活習慣の確立を図り,規範意識を高める。
○遅刻指導や頭髪服装指導,問題行動等に対する段階的,効果的な粘り強い指導
○皆勤者の増加,頭髪服装優良者の増加
(2) いじめの防止,情報モラルの向上を図る。
○教生,家庭が一体となったいじめやネットトラブルの防止
○いじめを絶対に許さない姿勢と態度
(3) 交通ルール・モラルに関する意識を高め,交通事故を防止する。
○教生,家庭が一体となった交通違反や交通事故の防止
○(特に原付通学生の)「無事故」,「無違反」 *原付車安全利用モデル校指定
(4) 生徒会活動の活性化を図り,生徒の自己有用感を高める。
○一委員会一役,一人一役の実践
○部活動の活性化
○生徒の「自己存在感」・「自己有用感」・「自己肯定感」を高める
(5) 適切な生徒理解とチームによる指導・支援に努め,生徒の自己実現力を高める。
○生徒の特性や適性の適切な把握と個に応じた指導・支援
○家庭・関係機関等との連携・協働
○不登校や発達障害等に係る諸課題の改善・解消
【目指す生徒像】
「ルールと時間を大切にして守る生徒」
「自他の命を大切にする生徒」
「ワンランク上を目指して努力する生徒」
生徒一人一人の「進路実現」
・
「自己実現」
社会を「生き抜く力」
7
(2) 具体的な取組
① 「時間を守る」,「いつでも面接に行ける頭髪服装を」
○遅刻・欠席指導
遅刻件数 25%減 299 件(H27)→220 件(H28)に
欠席件数 10%減 1,298 件(H27)→1,170 件(H28)に
○頭髪服装指導
重点項目→靴下(女子),マスク,染髪,眉剃り,ピアス等
② 「問題行動等を未然に防止する」
○家庭,学校,地域の大人による毅然とした対応
夜間外出,深夜徘徊,外泊等→問題行動,非行の入り口
※平成 27 年度問題行動等による特別指導件数 18 件 20 名
③ いじめを「1件でも多く発見し,それらを解決する」
○いじめ防止
いじめを考える週間(5月・9月)→情報モラル講演会の実施等
いじめに関するアンケート(年4回)
いじめ防止標語募集(11 月)等
○情報モラルの向上
学校における情報モラル教育
スマホ等を買い与えた保護者の責任として→「フィルタリング」,
「家庭内ルール」
の設定,そして,モラルの指導を
※平成 27 年度インターネット利用等調査より
【ネット接続機器所持率】98.6%
【フィルタリング設定率】64.5%
【家庭内ルール設定率】26.7% (例)①使用時間制限②利用マナー③料金制限,
他
【平日のネット利用時間】①2~3h 25.1%②5h以上 22.5%③1~2h 18.8%
【ネット依存(傾向)】59.4% (例)①長時間利用②機器を手放せない
③SNS 利用による睡眠不足
【ネットトラブル例】10.9% (例)①チェーンメール②悪口や噂(SNS 利用による)
③ネットで知り合った知人と会う,他
④ 「チーム」で生徒の学びと生活を支える
○家庭・学校のより一層の連携,協力体制+地域社会(人材等)の活用
○不登校や発達障害等に係る支援員・SC の活用+関係機関等とのより一層の連携
(3) 家庭・学校・地域の役割(相互補完的に)
「(家庭)でしつけ,(学校)で学び,(地域)で育てる」
8
4
保健部
生涯を通じて自らの健康を適切に管理し,改善していく資質や能力の基礎を培うため,健康の大切
さを認識し,健康的なライフスタイルを確立する。明るく豊かで活力ある生活を営む態度を育て,
生徒の心の健康の充実を図る。
(1) 保健安全
ア
行事の効率的運営を図り生徒・職員の実態を把握する。さらに,事後指導を充実させ生涯にわ
たる「健康管理能力(疾病予防,健康の保持増進)」を育成する。
イ
自己の健康状態を把握し,健康な生活の重要性を認識させ,生命の尊さと安全な行動の習慣を
身につけさせる。
(2)
体育指導
ア
生涯スポーツを指向した体育・スポーツの合理的(科学的)な実践により,
「自ら進んで運動に
親しむ習慣」を育て,生涯にわたる健康づくりの基盤にする。
イ
補強運動を継続的に行い,体力の向上を図る。
ウ
集団での活動を充実させ,幅広い運動への参加を身につけさせる。
(3)
環境衛生
環境美化に対する意識の高揚を図り,豊かな人間性を育成する。
(4)
防火防災
防災に対する知識と理解を深め,
災害発生時に安全かつ冷静沈着な判断と行動のできる能力を
行動のできる能力を育成する。
9
平成 27 年度学校評価のまとめ
学校評価の結果(生徒)~(平成 28 年1月実施)~
(評価 4:十分達成 3:おおむね達成 2:やや不十分1:不十分)
評
価
項
目
0%
20%
40%
60%
80%
1
学習や学校行事など高校生活に満足していますか。
2
基礎的・基本的な学力は身についていると思う。
3
授業や宅習にまじめに取り組んでいる。
16%
37%
34%
4
「朝補習」や「資格取得」にしっかりと取り組んでいる。
14%
41%
27%
5
基本的生活習慣を身につけ,健康維持に努めている。
6
福山高校は生活面で学校生活がおくりやすい雰囲気にありま
あなたは校則を守り,生活態度やマナーが良いと思いますか。
8
先生方は生徒のことをよく理解していると思いますか。
10
10%
54%
15%
49%
30%
23%
16%
11%
11%
13%
18%
47%
22%
46%
30%
8%
8%
すか。
7
9
20%
100%
自分の進路について真剣に考え,進路実現のための努力をして
25%
17%
55%
16% 4%
42%
27%
28%
47%
13%
20%
6%
いますか。
進路ガイダンスなど,進路設計についての情報提供に満足して
22%
56%
18% 5%
いる。
11 公共物を大切にし,清掃作業など環境美化に努めていますか。
12 福山高校の一員としての自覚と責任を感じている。
34%
54%
28%
51%
4
10
3
2
9% 3%
15% 6%
1
平成 27 年度学校評価のまとめ
学校評価の結果(保護者)~(平成 28 年1月実施)~
(評価 4:十分達成 3:おおむね達成 2:やや不十分 1:不十分)
評
価
項
目
0%
20%
1
学習や学校行事など,生徒はいきいきと取り組んでいる。
2
生徒は,基礎的な学力を身につけている。
21%
3
生徒は日々の学習にまじめに取り組んでいる。
22%
4
本校の「朝補習」や「資格取得」への取り組みは評価できる。
5
生徒は基本的生活習慣を身につけ,健康維持に努めている。
6
本校では生徒指導が適切に行われ,風紀が良い。
28%
7
本校生徒は校則やマナーを守り,服装や生活態度が良い。
29%
8
9
本校は,保護者や生徒が気軽に相談しやすい体制つくりに努め
40%
60%
35%
80%
100%
57%
50%
27%
55%
47%
60%
4%
13% 1%
18% 0%
55%
16% 1%
58%
22%
3%
19%
40%
22%
7%1%
12% 1%
60%
17% 1%
ている。
本校では個々に応じた,適切な進路指導が行われている。
10 本校の,学習や進路設計についての情報提供に満足している。
27%
62%
18%
10%1%
62%
18% 2%
11 本校は環境整備や美化活動の推進を図っている。
21%
66%
12% 1%
12 本校の教育活動は保護者や地域の期待に応えている。
20%
68%
9% 3%
13 本校のPTA活動に満足している。
20%
69%
11%0%
4
11
3
2
1
平成 27 年度学校評価のまとめ
学校評価の結果(教職員)~(平成 28 年1月実施)~
(評価 4:十分達成 3:おおむね達成 2:やや不十分 1:不十分)
評
価
項
目
0%
1
40%
60%
80%
100%
年間指導計画をきちんと立て,生徒の実態に応じた指導を心が
5%
けている。
2
基礎学力定着を図るための対策がなされている。
3
生徒は授業や宅習にまじめに取り組んでいる。
0%
4
生徒の「朝補習」や「資格取得」への取組は評価できる。
0%
5
生徒は基本的生活習慣を身につけ,健康維持に努めている。
0%
6
生徒指導が適切に行われ,学校の風紀が良い。
7
生徒は校則やマナーを守り,服装や生活態度が良い。
8
一人一人の生徒理解に努めている。
9
個々に応じた適切な進路指導がなされている。
86%
9%
11 安全な環境整備や,美化活動の推進を図っている。
保護者や地域の声を聞き,その期待に応えた教育活動を心がけ
ている。
13 本校のPTA活動はしっかりとなされている。
18%
27%
73%
32%
68%
32%
14%
5%
0%
77%
9%0%
77%
14% 5%
82%
23%
14%
0%
59%
0%
64%
14%
59%
18%
27%
68%
14%
82%
27%
5%
64%
4
12
9%
73%
18%
10 進路設計についての進路情報が提供されている。
12
20%
3
2
5%
1
平 成 28年 度 福 山 高 校 服 務 規 律 の厳 正 確 保 に関 する 【 年 間 重 点 計 画 】
※
各自の服務規律ファイルに資料・セルフチェックリスト結果を綴じる
月
4
項
目
内
容
・服務規律の厳正確保
・指針や規則等の確認,厳守・徹底の理解
・飲酒運転等の交通違反と事故防止
・体罰,酒気帯び・飲酒運転,
・体罰の禁止
・セクハラ・パワハラ等の厳禁及び防止の徹底
・情報セキュリティ対策の徹底
・「春の全国交通安全運動」に対する意識の高
★チェックリストの実施
揚,安全運転及び飲酒運転防止
・意識の高揚及び共通理解の徹底
・金品管理の徹底及び会計事務の適正化
・学級会計の適正化,公正性,明朗性
5
6
7
・金品管理の徹底
・校務の改善・工夫等
・計画的効果的な校務の改善・工夫
・個人情報の管理
・プライバシー保護の徹底
・校務の改善・工夫等
・計画的効果的な校務の改善・工夫
・職務上の義務違反の禁止
・夏季休業中の信用失墜行為の厳禁
・適正な勤務の自己管理
・計画的な年休取得,適正な勤務処理
★チェックリストの実施
8
9
・職務上の義務違反の禁止
・夏季休業中の信用失墜行為の厳禁
・交通法規の遵守
・夏季休業中における交通違反や事故防止
・服務規律の厳正確保
・体罰,セクハラ・パワハラ,酒気帯び,飲酒運
・交通法規の遵守
転等の厳禁及び防止の徹底
★チェックリストの実施
・「秋の交通安全運動」実施に対する意識啓発
・金品管理の徹底及び会計事務の適正化
・学級会計の適正化,公正性,明朗性
10
11
12
1
・金品管理の徹底
・交通法規の遵守
・交通違反や事故防止
・職場環境の整理整頓
・不要な書類等の廃棄,執務環境の整理整頓
・交通法規の遵守
・交通違反や事故防止
・不祥事等の防止・厳禁
・年末年始における飲酒上の不祥事の防止及び
・職場環境の整理整頓
飲酒運転の厳禁
★チェックリストの実施
・不要な書類等の廃棄,執務環境の整理整頓
・不祥事等の防止・厳禁
・年末年始における飲酒上の不祥事の防止及び
・交通法規の遵守
飲酒運転の厳禁
・服務規律の厳正確保
・体罰,セクハラ・パワハラ,酒気帯び,飲酒運
★チェックリストの実施
転等の厳禁及び防止の徹底
・公文書の適正な管理
・指導要録や公簿,校務分掌引継書等の適切な
2
作成・管理
・校務管理の改善・工夫
・校務処理の簡素化・合理化への工夫
・会計事務の適正化と金品の管理
・会計事務の適正な執行と監査の実施,保護者
への報告
3
・公文書の適正な管理
・指導要録や公簿,校務分掌引継書等の適切な
・情報セキュリティー対策の徹底
作成・管理
★チェックリストの実施
・意識の高揚及び共通理解の徹底
13
福山高校いじめ防止基本方針
平成 26 年6月作成
平成 27 年5月改正
1
目標
本校は,「いじめ防止対策推進法」の理念に基づき,いじめの未然防止・早期発見等に学校
として組織的かつ積極的に取り組み,また家庭はもとより外部の専門機関等と連携して,より
実効的な対応を図る。基本的目標は以下のとおりである。
(1)いじめを無くし,居心地のよい学校を目指す。
(2)いじめをしない・させない雰囲気を作る。
(3)被害生徒の立場に立って,早期解決に取り組む。
2 組織:いじめ防止対策委員会
(1)【根拠】:いじめ防止対策推進法第 22 条に基づく組織
(2)【組織】:定例会及び申し出による臨時委員会の開催
(3)【構成】:管理職,生徒指導主任,学年主任,養護教諭,(学校関係者評価委員)
※ 臨時委員会の場合は上記メンバーに該当生徒の担任・部活動顧問・特別支援教育支援員
等を加える。
3 基本的取組
(1)未然防止
① いじめに関する合同LHR
② 生徒会によるいじめ防止活動
③ 全校朝礼等による講話
④ 諸活動を通した人間関係づくり
(2)早期発見
① 年2~3回の生徒意識調査(無記名) ② 定期教育相談の実施
③ 校内カウンセリング
④ 個別面談の実施
(3)早期対応
① 被害生徒及び加害生徒への事実確認 (生徒指導部・担任等)
② 被害生徒への適切なケア (担任・教育相談係・スクールカウンセラー等)
③ 加害生徒への指導及び再発防止への取り組み (生徒指導部・担任等)
④ 周囲の生徒への再発防止に向けての指導
(生徒指導部・担任等)
(4)年間指導計画
月
実 態 調 査
4
5 第1回生徒意識調査
教事前アンケート
6
教
教育相談 全体指導
家庭訪問
全校朝礼
いじめを考える週間
第1回
教育相談
7 実態把握
(アンケート)
8
9
委員会・職員研修
評価・検証
第1回定例委員会
基本方針,年間
計画確認
アンケート
分析
アンケート
分析
1学期総括
ネット
講演会
第1回
統一LHR
出校日
いじめを考える週間
ネット
いじめ
講演会 防止標語
10
11 第2回生徒意識調査
教事前アンケート
12
第2回
教育相談
第3回生徒意識調査
教事前アンケート
第3回
教育相談
1
生 徒 会
・・・教育相談
校内研修
(情報モラル)
アンケート
分析
2学期総括
第2回
統一LHR
2
3
第2回定例委員会
年間総括等
14
4 重大事態への対応
(1)重大事態の定義(いじめ防止対策推進法第 28 条),
① いじめにより生徒の生命,心身に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき。
② いじめにより財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき。
③ いじめにより生徒が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがある
と認めるとき。
(30日を目安とするが,一定期間,連続して欠席している場合も内容等を的確に判断
して,決定する。)
■ なお,生徒や保護者からいじめられて重大事態に至ったという申し立てがあったとき
は,重大事態が発生したものとして報告・調査等を行う。
(2)県教委及び家庭との連携
① 上記(1)を認知した場合は,直ちに県教育委員会に報告・相談をする。
② 学校が主体となって調査を行う場合においては,県教委と相談・協議して,必要な指導
や人的措置等の支援を受ける。
③ 上記(1)の調査を行ったときは,いじめを受けた生徒及びその保護者に対し,事実関
係等その他の必要な情報を適切に提供するものとする。
5
対応フロー図・・・いじめ=いじめ防止対策委員会:重大事態=いじめ対策委員会
アンケートや相談,申告,通報,発見等によるいじめと疑われる事案の認知
PTAとの連携
総会等の活用
地区PTA活用
いじめ防止対策委員会(常設)での対応
調査・・・情報の収集・確認・記録・共有
関係機関との連携
警察・ネットパトロール
児相・福祉事務所等
(生徒・関係生徒等)
対応・・・被害,加害生徒及び関係生徒
保護者,関係機関等
県教委への【報告】と連携
研修等への講師派遣
指導主事の派遣
職員会議=指導措置等
(報
★重大事態の発生
(協
告)
(報告)
県知事
県教育委員会
議)
霧島市警察署
(事案により通報)
(報告)
(県知事へ報告
)
本校が調査の主体となった場合
県教委が主体となった場合は
県知事側が主体と
※構成員に第三者を含めた
指導を受けて協力する。
なった場合は
県教委と連携して
いじめ対策委員会での対応
調査・・・被害,加害生徒等
●●いじめ第三者委員会
調査協力
保護者等
被害生徒と同保護者に情報提供
15
協力する。
●第三者委員会
本校の特別支援教育について
平成28年7月15日
鹿児島県立福山高等学校
教育相談特別支援教育係
1
本校における特別支援教育体制
・特別支援委員会の設置
・巡回相談の活用
・支援員の配置
・特別支援コーディネーターの指名
・職員研修の定期的な実施(年2回) ・ 少人数指導や習熟度別授業の実施
・担任、教科担任への支援
2
支援が必要な生徒の実態把握の進め方
・教職員へのアンケート実施
・定期教育相談の実施(学期ごとに教育相談週間を設定)
・新入生対象に心理テスト実施
3
・新入生情報交換会実施
「個別の教育支援計画・指導計画」について
1)目的
①
生徒一人一人のニーズを的確に把握し、長期的な視点で学校卒業後までをとおし、一貫した
支援を行う。
②
学校及び保護者、福祉、医療、労働等の関係機関が連携・協力して支援を行う。
③
生徒を地域社会に生きる個人として社会全体で支援する。
[中学校から引き続き支援する生徒の場合]
*中高合同情報交換会での情報,資料などをもとに「個別の教育計画・支援計画」を作成・検討する。
[高校から支援対象と認定された生徒の場合]
*保護者・担任・係で連携して「学校生活を送る上での困難」を明らかにし、
「具体的支援策」を話し
合う。
(場合によっては本人・保護者の同意のもと発達検査を実施し、どのような支援が必要なのか把
握する)
*これらの支援計画は卒業後の生活までを見通して、その生徒にかかわるすべての人々が連携して一
貫した指導ができるようにということをねらいとして作成されるものです。支援策と配慮事項の共通
理解と支援への積極的な参加をお願いしています。
4)保管・管理・引き継ぎなどについて
1)保管・管理
・個人情報の取り扱いには十分注意する。
・外部に情報を伝える必要があるときは、必ず本人・保護者の承諾を得る。
・保管、管理を適切に行う。(指導要録と同じように、厳重に管理する)
2)引き継ぎ
・学年進級においては、係が担任等に引き継ぐ。
・進学や就職、転学等に際しては、必ず本人・保護者の了解を得た上で引き継ぐ。
16
平成28年度
福高だより4月号
平成28年4月28日(木)発行
広報係
▲4 月7日(木)に第 32回入学式が盛大にかつ厳か
に挙行され,希望に胸を膨らませる新入生に,牧校長
は「高校生としての本分をしっかり守り,新しい福山
高校の歴史を先生たち,在校生と共に作り上げて行き
ましょう」と述べられました。また,新入生を代表し
て,普通科の中元ひかるさん(牧之原中出身)が「私
たちは第 32期生として,本校の校訓『勉学・規律・
貢献』を胸に刻み,高校生として責任ある行動を心が
け,自他を尊重できる人間をめざして自らの可能性の
探究に努めていくことを誓います。」と述べました。
今後,本校で多くのことを学び,自らの可能性を広げ
てほしいと思います。
▲4月8日(金)は生徒会による対面式と部活動紹
介が行われました。2・3年生による各部活動の内
容説明や実技披露によって,様々な活動に興味が深
まったようでした。
その後の懇談会も意欲的に参加する生徒が多い
ようでした。ぜひ多くの生徒が入部し,より充実
した学校生活を送ってほしいと思います。
⇑【バドミントン部】
⇖【吹奏楽部】
⇐【弓道部】
⇑【科学研究部】
⇐【サッカー同好会】
17
① バス通学費の2/3を支援
③ バイク通学費への支援
②
資格試験合格者へ受験料1/2を支援
「変化の時代には,学ぶ者が地上を制し,学ぶことをやめた者は,自分の力を
発揮できる世界が,もはや存在しないことに気づく」
独学の社会哲学者 エリック・ホッファー(アメリカ)
▲1年生の学力向上のために英語・数学・国語の先
生方が丁寧にわかりやすく,学習方法や学習ポイン
トを教えてくださるので毎年,好評です
▲28年度姶良・伊
佐地区の原動機付
き自転車・自転車の
安全利用モデル校
に任命されました。
無事故・無違反の
1年間になるよう
安全な運転に努め
ます。
★Topics
本校初の生徒会スローガン
重田生徒会長が生徒会として初めての生徒会スローガン『Find your
future dream』を公開。福山高校で自分の未来の夢を確実に見つけよう。
人道が大切!日本赤十字社に加盟
生徒会を中心に検討を進めてきた赤十字社への加盟が4月下旬に決定。人道・相互理解・奉仕・
協力などの理解を深め,高校生らしい活動に期待します。
生徒の歌唱入りの校歌で清掃時間も効果 ?!
3月に音楽選択者と生徒会役員で校歌を歌い録音。その後,CD制作した歌唱入りの本校校歌。
4月から清掃時間に流しています。 あ〃福山 福山高校 光輝あれ
18
平成28年度
福山高校
学校だより
福山高校だより 5月号
平成 28年5月31日
発行:福山高等学校
広報係
公式キャラクター
こうしょう先生
5月2日(月)に,1日遠足が実施されました。今年の行き先は3学年とも鹿屋市の大隅
広域公園です。晴天にも恵まれ,絶好の遠足日和となりました。遊具や本格的なゴーカート
を楽しむ姿や,バドミントンやサッカーを満喫する様子が見られました。日常生活を離れ,
生徒,職員共々大いに親睦を深め,今後に向けて英気を養いました。学校生活を彩る楽しい
思い出の1ページとなりました。
熊本・大分地震で被災された方を支援するため,4月26日(火)~28日(木)は福山
高校内で,5月18日(水)~19日(木)の放課後はAコープ牧の原店前をお借りして募
金活動を行いました。生徒会の執行部と有志の生徒達が街頭募金を行っていると,地域の皆
様からねぎらいの言葉も多くかけていただきました。
集まった額は合計 36,763 円です。日本赤十字社を通じて,被災者の支援に役立てもら
います。ご協力いただき本当にありがとうございました。
進 路 ガ イ ダ ン ス
5月6日(金)に3年生対象の進路ガイダンスが行われました。
進路実現に向けての心構えとスケジュール確認がされました。そ
の後,面接練習や就職・進学に分かれて具体的なアドバイスがな
されました。6年連続進路決定率100%という輝かしい実績が
今年も続くように志気を高めました。
19
5月13日(金)に,PTA総会が開催さ
れました。PTA会長,学校長あいさつの後,
平成27年度の事業・決算報告,平成28年
度の事業・予算計画が協議され,承認されま
した。
今後とも本校へのご理解とご協力をいただ
き,各家庭と連携して一人一人を大切にする
教育を実践いたします。
4月29日(金)昭和の日,恒例の「つつじ祭り」
が行われました。見事な好天に恵まれ,絶好の
祭り日和になりました。福山高校生は10名が
参加して,惣陣が丘プチ登山やつつじ,ゆうす
げなどの植樹祭,そして紙ヒコーキ大会に興じ
ました。お昼はふっぎゃまぼっけもん会により
カレーライスや焼き芋が振る舞われました。
夕方は花文字の点灯式が行われ,バーベキュ
ー大会で大盛り上がりました。
新三役紹介(敬称略)
会 長:牧
正志
副会長:川畑 あさ子
副会長:森山 美紀子
副会長:鈴木 一弘
部活動の活躍
祝2位
部活動も大健闘しています。5 月1日(日)に行われた霧島支
部高校生百射会では,弓道部の3G木村圭吾君が男子個人第2
位,春期姶良伊佐地区大会剣道競技においては3G牧野美咲さ
んが女子個人3位とすばらしい結果を残すことができました。
今後,県大会においてもそれぞれの部活動が日頃の練習の成果
を存分に発揮してくれることを期待しています。
~
こうしょう先生のオススメ格言コーナー
~
人 生は一冊の本 の書物と 似ている。賢 い人は念 入りに読む。 なぜなら ,
ただ 一度しか読む ことがで きないことを 知ってい るから。ジャ ン・パウ ル(独))
★ T o p i c s ★
①
福山高校紹介DVD
New
Versionが完成しました。今後各中学校での説明会にて上映予定です。
きっと福山高校の「すばらしさ」が伝わるはずです。
②
2C
下舞
功大君が,先日,牧之原中学校での高校説明会に出席し,福高の「良さ」をアピールし
てきました。
20
平成28年度
学校だより
発行:平成 28年6月30 日
福山高等学校
広報係
福山高校だより 6月号
福山高校
公式キャラクター
こうしょう先生
平成28年度の生徒総会が6月6日(月)に開催されました。生徒会長の
重田君をはじめに生徒会執行部が中心となって,生徒会費の昨年度決算や
今年度予算案、生徒から学校や生徒への要望も話し合いました。
総会後には生徒会による
『部活動アピール大作戦』もあり、
各部のアピール動画を鑑賞しました
6月9日(木)に生徒が地元の企業について,知識と理
【説明会参加企業】
(株)九州タブチ
国分工場
(有)徳重製菓
霧や櫻や工場
マイクロカット
(株)
福山黒酢(株)
霧島工場
解を深めると共に,企業の地域に対する思いを知り,
霧島市で働く意欲を高めることを目的とした合同企業
説明会がありました。当日は4社
が説明会に参加して下さり,生徒は企業理念や仕事内
容について学ぶことができました。また,7月1日に
なると高卒就職者の求人開示され、3年生は就職に向
けて本格的に面接練習をスタートしますので,いい刺
激になったと思います。
6月13日(月)全学年を対象に進路ガイダンスがあ
りました。当日は進学コースと就職コースに分かれ,
進学コースは大学・短大・専門学校といった校種別に
昨年の現状や試験方法について学
んだ後,体育館に移動し,興味のある学校の説明を聞くことができました。また,就職コース
は,就職面接時のマナーや姿勢などを実践形式で学ぶことができました。両コースとも生徒に
は,進路を選択・決定するいい機会になったと思います。
21
6月8日(水)に中高連絡会
がありました。
今年度は3G 重田(舞鶴中),
牧(牧之原中),3C 牧野(国
分南中)の3人が高校生活について,動画などを用いて
紹介してくれました。学校の魅力を中学校の先生にうま
く伝えることができて,満足した様子でした。また,中
学校の先生と1年生との懇談会もあり,高校生となった
今の様子を,懐かしさなどを交えながら伝えていました。
緊張したけど学校の様子を伝えられ
て楽しかった。いい経験になりました
♪
全校生徒を対象に教育相談6月10日(金)から7日間がありまし
た。この教育相談を実施する目的は下の4つです。
❶ 教師と生徒との信頼関係の構築
❷ 学校内外における悩みを聞く
❸ 問題解決に向けて調整・援助する
❹ 進路目標を確認し助言する
教育相談を通して,今後さらに勉強や部活など
学校活動を活発にしてほしいと思います。
選挙権年齢を 20 歳以上から 18 歳以上に引き下げる改定
公職選挙法が6月19日に施行されました。このことにより,
18歳になった高校3年生は選挙権を持つことになります。
また,7月10日には参議院選挙が始まるため,法律改定後
初の選挙がはじまります。
6月13日の全校朝礼において,校長先生の講話より,
「一
票の価値」「情報を集め・知る」ことについてお話がありま
した。生徒のみなさんも政治について,学校活動以外でも学
んでほしいと思います。
~
こうしょう先生オススメの格言コーナー
投
票
箱
~
夢を叶える秘訣は4つの「 C」に集結される
それは,「Curiosity-好奇心」「 Confidence-自信」「 Courage-勇 気」
「Constancy-継続」である。
~ ウォルト・ディズニー ~
★ T o p i c s ★
①
中・高校生クラブひまわり活動開始。3G 折口・田中・宝地・牧 3C 中村 2C 中村・山下(恵)1C 河野・
②
幸山・遠矢
制服のマイナーチェンジ検討をスタート
22
この要旨は科学研究部が平成 27 年度九州大会熊本大会
実験 基本培地の酢酸濃度を 0.5%~2.5%まで変化させて
に実際に出品し,発表とあわせて優秀賞(2位)を受賞
調べた。
したものです。
結果
焼酎から酢は作れるか?第2報
鹿児島県立福山高等学校 科学研究部
3年 八木 勇成
2年 米重 大夢
1年 山下 恵実 永野 優太
Fig.1 最適酢酸濃度実験
椎原 達哉 前田 隼来
考察 酸度が培地により異なるため,
当初の酸度を計測値
から引いた酸度生成量を求め,比較した(Fig.1)。これを
1. 動機および目的
見ると,0.5%が最も良い結果となったが,0.5%では高確
鹿児島県霧島市福山町はその年中を通し温暖な気候を
率でカビ等の雑菌に培地が汚染されるため,次に良い
利用して黒酢の生産が盛んである。鹿児島県立福山高校
1.0%を最適酢酸濃度とした。
の周りにもそこらに壺畑と呼ばれる黒酢をつくるための
「あまん壺」が数多くあり,地元産業として黒酢の作成
2-2 焼酎粕最適値実験
は過疎に悩む福山町にとっての一大産業であり,観光資
これまでは養分として酒粕を用いていたが,
産業廃棄物
源としても有用である。福山町の黒酢作りの過程は,ま
である焼酎粕を有効利用するため,焼酎粕を酒粕の変わ
ず壺の中に米と麹を入れ,壺の中に入っている酢酸菌を
りに用いてみた。
用いてアルコール発酵と酢酸発酵を同時に行うという珍
実験 蒸留水100mL 醸造酢30mL(1%) エタノール濃度3%
しいものである。この過程自体は数週間で終わり,さら
の培地に,芋由来の焼酎粕を様々な量加え,酸の生成量
に数か月から数年という熟成という過程を経てまろやか
を比較した。
できつさのない名産品の黒酢へと変化していく(1)。
結果
さらに鹿児島県は焼酎の名産地として様々な焼酎の銘
Fig.2 焼酎粕最適値実験
柄があるが,
「焼酎を原料とした食酢」というものは市場
になく,蒸留酒を原料とした食酢も東南アジアの一地方
にあるだけだったため,これを開発することができれば
「鹿児島の新たな名産品としての食酢」として,うまく
いけば地元や鹿児島への恩返しもできるのではないかと
考え,我々鹿児島県立福山高等学校の科学研究部は日々
研究している。
考察 培地の蒸留水 100mL あたり,0~2mL の焼酎粕では
栄養分が不足しているためか不十分であった。しかし
2. 実験方法および結果と考察
4mL 以降は酸の量は大差なく,蒸留水 100mL あたり 4mL
2-1 最適酢酸濃度実験
の焼酎粕を加えれば十分であることがわかった (Fig.2)。
殺菌用の種酢の酢酸濃度の最適値は 1%が良いと言われ
ているが,これを実際に調べた。
23
2-3 福山黒酢と醸造酢の比較実験
考察 仮説どおりエタノールと酢酸,ポリペプトンだけ
これまでの実験で用いていた種酢は醸造酢であり,これ
で酢酸菌が発生し,タンパク質が重要であるということ
を名産品であり,栄養豊富といわれる福山黒酢に変え,
がわかった(Fig.4)。
これはどの文献にも記されていない
その値の変化を調べた。
おもしろい発見である。
今後の実験で立証していきたい。
実験 蒸留水 100mL エタノール濃度 3%の培地に,
福山黒
酢 30mL,醸造酢 30mL をそれぞれ,さらに焼酎粕 4mL を加
2-5 黒酢の最適量
えるもの,加えないものの 4 通りを培養した。
栄養分がなくても黒酢を用いれば酸が発生することがわ
結果
かったため,黒酢の最適量を探った。
実験 蒸留水 100mL エタノール濃度 3%の培地に,
福山黒
酢を酢酸濃度が 0.5%~2.5%になるよう加え,酢酸菌を培
養した。
結果
Fig.3 黒酢・醸造酢比較実験
考察 驚くべきことに,黒酢とエタノールだけで酢酸菌
が培養できるという結果が出た(Fig.3)。これは,醸造酢
を用いた培養では全くできなかったことである。黒酢の
中の栄養素はタンパク質が多く,醸造酢にはタンパク質
Fig.5 黒酢の量と酸度の関係
が少ない。よってタンパク質が酢酸菌の培養で重要であ
考察 0.5%の伸びが最も良いのだが,雑菌汚染の可能性
る可能性が高いことがわかった。
を考え次に良い 1.5%の濃度を最適とした(Fig.5)。なぜ
最適値が 1.0%にならなかったかは,もともと微量な栄養
2-4 酢酸菌の必須養分実験
分が 1.5%より少なく,その差が生育に影響を及ぼしたと
酢酸菌の生育に必要なのはグルコースではなくタンパク
考えられる。
質であると仮説をたて,実験を行った。
3 結論および反省と課題
実験 エタノールと種酢に,ポリペプトンのみを加えた
我々は「焼酎から酢は作ることができるか?」という
もの,グルコースを加えたもの,比較用に焼酎粕を加え
動機でこの実験をはじめた。そしてその答えは「Yes」で
たもの,加えないものの 4 通りで比較した。
あり,栄養分として焼酎粕を用いるもの,黒酢を種酢の
結果
ほか栄養分にも用いるものの 2 通りの結果をだすことが
でき,その食味はまろやかで芋の香りのする,ほぼ理想
的なものを作ることが出来た。今後の課題としては,焼
酎の銘柄,黒酢の銘柄による味の違い,または作成した
酢の成分分析,そして酢酸菌とタンパク質の関係なども
明らかにしていきたい。
Fig.4 酢酸菌生育必須養分実験
24
21