2016年7月9日 東武鉄道株式会社 列車ドアの誤操作について 東武鉄道(本社:東京都墨田区、社長:根津嘉澄)では、下記のとおり列車ドアの誤操作がありました。 ご利用のお客様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。 詳細につきまして下記のとおりお知らせいたします。 記 1 発生日時 2016年7月9日(土) 5時03分頃 2 発生場所 東武アーバンパークライン(野田線) 柏駅 1番ホーム (所在地:千葉県柏市末広町1-1) 3 当該列車 第404A列車(60000系車両) (柏 5:13発 普通 大宮行き 6両編成) 4 発生状況 (1)4時50分頃、当該列車は本日の柏駅始発列車であり、運転士が営業前にドア 開閉試験および列車番号や行き先等の情報入力を行うため、ホームと反対側の ドアを開扉しました。(情報入力はドアが開扉している状態でないと入力 できません。) (2)運転士は、情報入力後、急に腹痛を感じたためドアを閉扉することを失念し たまま、乗務員控室に向かいました。 (3)一方、車掌は5時03分頃、乗務員室に乗り込み、反対側のドアが開いている ことに気づかないまま、ホーム側のドアを開扉しました。 (4)結果として、反対側のドアが開いたまま、ホーム側のドアも開き、この状態で お客様が当該列車に乗車されました。 (5)5時04分頃、ホーム上にいた他の乗務員に反対側のドアが開いている旨の 指摘を受けた車掌は、直ちにホームと反対側のドアを閉扉しホーム下の安全 確認を実施しました。 なお、ご乗車されたお客様(当該事象発生時 約40名)に、線路に転落 された方やお怪我をされた方はいませんでした。 5 原 因 本来、運転士による情報入力は、車掌がホーム側のドアを開扉した後に実施すべき ところ、情報入力を先に行うことで当該列車の行先等を早く表示しようと思い、自ら 反対側のドアを開扉し 、情報入力をしたうえ で閉扉することを失念 したこと、 および車掌が反対側のドアが開いていることに気付かないまま、ホーム側のドアを 開扉したことによります。 6 対 策 本人に対して基本動作の徹底について再教育を行うとともに、全乗務員に対し、 再発防止を図るべく基準作業の徹底を指導いたします。 以 上
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