谷氏 - 新渡戸カレッジ

NITOBE COLLEGE
2016 LECTURE SERIES 6
第6回 新渡戸カレッジ講演会
「日本外交敗北と呼ばれた経験」
日 時
場 所
2016年
7月29日(金)18時15分~
高等教育推進機構
大講堂
(19時45分終了予定)
参加無料
対 象
新渡戸カレッジ生を含む全学生・教職員
事前申込不要
経済産業省技術総括審議官
谷 明人
1962年
1980年
1985年
1985年
1991年
2001年
2004年
2007年
2015年
氏
徳島県生まれ
北海道大学理科Ⅱ類入学
北海道学工学部資源開発工学科卒業
通商産業省(現経済産業省)入省
在クウエート日本国大使館
日本貿易振興機構ロンドンセンター次長
経済産業省石炭課長
同省大学連携推進課長
同省技術総括審議官
私は、1991年から、中東産油国のクウェイトに日本大使館書記官とし
て3年間赴任しました。丁度、赴任前に、隣国のイラクが武力でクウェイト
を占拠するとの暴挙に出たため、国際社会は団結してイラクを攻撃し、ク
ウェイトを解放しました。これが、いわゆる湾岸戦争です。
この時期、日本は独自の方針が適切に打ち出せなかった為、多額の血税を
投入したにも拘わらず、世界からは批判され、後の外交戦略に大きな反省点
を残しました。
本カレッジの卒業生の皆様は例え民間企業に就職されても、海外を相手に
すると日本を代表する局面が多くなると思います。成功例としてではなく、
失敗例も学んでいただき、今後の糧にしていただければ幸いです。
お問い合わせ:新渡戸カレッジオフィス(内線5414)