報告書 - 国立大学法人 北海道教育大学

別紙様式2
平成27年度学術研究推進経費による研究成果概要報 告 書
プロジェクトの名称
発展途上国における数学科授業研究の内発的発展に関する研究
(研究題目・重点設備名 ) -ザンビア教師の教材研究と評価リテラシーとの関係性に着目して-
経費の種類
☑若 手 教 員 研 究 支 援
□研究推進重点設備
※ 該 当 す る も の に レ を記入してください。
研 究 期 間
平成27年
4月
報告者(代表者)
氏名・所属・職名
石井
洋・函館校・講師
プロジェクト担当者
石井
洋・函館校・講師
成
果
~
の
□研究推進設備修繕
平成28年
概
3月
要
ザンビア共和国では、2005 年から日本の技術協力により授業研究が導入されており、「生徒
中心型」の授業実践の実現を目標に取り組んでいる。授業研究は教師の職能成長を促す教員研
修として取り入れられているが、外発的な授業設計に基づく授業実践から、その限界が生じて
いる。本研究は、ザンビア教師の内発的な授業設計に焦点を当て、教育評価の視点から生徒の
実態把握を行い、教材研究と進むことによって授業改善にどのような影響を及ぼすのかについ
て実証的に明らかにすることを目的として行った。
最初に、授業改善に必要な数学教師の「評価力」についての考察を進めた。これまでの教 師
教育研究において、その能力の内実が十分に議論されていない点が明らかとなった。続いて,
Abell & Siegel(2011)らの「評価リテラシー」のモデルをもとに、教師の教授的力量を拠り所とし
て、評価リテラシーの理論的枠組みを提起した。更に、授業改善を図る上で、評価リテラシー
の果たす役割についてまとめるため、教師の熟達化と評価リテラシーの関係性に着目し、各評
価時期に分けて考察した。研究の進捗としては、実証研究に至る前段階に留まったが、3編の
論文としてまとめることができ、今後の実証研究に向けての方向性を明確化できた。
成 果 の 公 表 の 状 況
【学術論文】
ISHII Hiroshi,A study on change of mathematics teachers in Zambia
:Focus on lesson planning on teachers' group discourse in the lesson study,Proceedin
gs of the 7th ICMI-East Asia Regional Conference on Mathematics Education,2015年
,pp.275
石井洋,授業研究導入における数学教師の変容の阻害要因に関する一考察,北海道教育大学紀
要 教育科学編,66-1,2015年,pp.115-122
石井洋,授業研究における数学教師の授業設計に関する一考察,北海道教育大学紀要 教育科学
編,66-2,2016年,pp.107-114
教育現場で活用可能な分野等
ザンビアの教師教育研究はもとより、JICA 草の根技術協力事業「サモア独立国初等理数科教育
における問題解決型授業の展開」においても開発途上国教師の現状と課題を明らかにすること
ができた。このことは日本の問題解決型授業を相対的に見直す視点となり、我が国の授業実践
の特徴を分析する際に有効であると考える。
配付可能な
資料あり:冊子体 論 文 別 刷 50部
資料の有無
http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/7807/2/66-1-kyoik
ダウンロード
u-10.pdf
可能な
ドキュメント
問い合わせ先
責任者:石井 洋
電 話:0138-44-4280
FAX
:0138-44-4280
mail :[email protected]