使用上の注意改訂のお知らせ

— 医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。—
使用上の注意改訂のお知らせ
2016年7月
製造販売
このたび、標記製品の「使用上の注意」の記載内容を改訂いたしましたのでお知らせいたします。
今後のご使用に際しましてご参照下さいますようお願い申し上げます。
◇改訂内容(改訂部分抜粋)
改訂後(2016年7月改訂)
改訂前
〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉
〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉
進行型多発性硬化症に対する本剤の有効性及び安 進行型多発性硬化症に対する本剤の有効性及び安
全性は確立していない。
全性は確立していない。
一次性進行型多発性硬化症患者を対象とした海外 ➡追記
のプラセボ対照臨床試験において、身体的障害の
進行抑制効果は示されなかったとの報告がある。
(
「10.その他の注意」の項参照)
10.その他の注意
10.その他の注意
(1)、(2) (略)
(1)〜(3) (略)
(3)一次性進行型多発性硬化症患者を対象とした ➡追記
海外のプラセボ対照無作為化二重盲検並行群
間比較試験において、本剤0.5mg又はプラセ
ボを 1 日 1 回36ヵ月間(最長 5 年間)経口
投与した結果、本剤0.5mg群におけるEDSS、
9-Hole Peg Test(上肢運動機能の評価指標)
及びTimed 25-foot Walk Test(下肢運動
機能の評価指標)を用いた複合的評価指標に
基づく 3 ヵ月持続する障害進行が発現するま
での時間は、プラセボ群と比較して統計学的
な有意差は認められなかった(ハザード比:
0.95、95%信頼区間0.80〜1.12)
。1)
(4) (略)
【主要文献】
1)Lublin, F. et al.:Lancet 387, 1075, 2016
1)〜26) (略)
〔20160315〕
2)〜27) (略)
【主要文献】
〔下線部( )
追記〕
◇改訂理由 及び 解説
厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知(薬生安通知 平成28年7月5日)に
基づく改訂
一次性進行型多発性硬化症患者を対象とした海外のプラセボ対照臨床試験(INFORMS試験)において、
身体的障害の進行抑制効果は示されなかったことから、その旨を〈効能又は効果に関連する使用上の注
意〉の項に追記いたしました。また、その概要を「10.その他の注意」の項に追記し、INFORMS試験
が発表された文献の書誌事項を【主要文献】の項に追記いたしました。
INFORMS試験の概略は以下です。
試験デザイン:
一次性進行型多発性硬化症(PPMS)患者を対象とした多施設共同、ランダム化、二重盲検、並行群
間、プラセボ対照試験(海外第Ⅲ相試験、D2306試験、INFORMS試験)
主な登録基準:
◦McDonald診断基準の2005年改訂版によりPPMSと診断された25〜65歳の患者
◦ 1 年以上の疾患進行が認められ、かつ、脳MRI陽性、脊椎MRI陽性、及び脳脊髄液陽性(OB又は
IgG index)の 3 つの基準のうち 2 つ以上を満たすPPMSと診断された患者
◦罹病期間 2 〜10年
◦過去 2 年以内にEDSS(総合障害度評価尺度、Expanded Disability Status Scale)スコアが0.5以
上増加した障害進行がある患者
◦EDSSスコアが3.5以上 6 以下、錐体路機能系スコアが 2 以上、及びT25W(25フィート時間制限性
歩行試験、Timed 25-foot walk test)が30秒未満である患者
試験方法:
本剤0.5mg又はプラセボを 1 日 1 回36ヵ月間(最長 5 年間)経口投与
主要評価項目:
EDSS、T25W、及び9-HPT(9-Hole Peg Test)を用いた複合的評価指標に基づく、 3 ヵ月持続す
る障害進行※が確認されるまでの期間
※:以下のいずれかに該当する場合、 3 ヵ月持続する障害進行と定義した。
◦EDSSスコアで、ベースラインからの増加(ベースラインのEDSSが3.5〜5.0の被験者は 1 ポイン
ト、ベースラインのEDSSが5.5〜6.0の被験者は0.5ポイントの増加)が 3 ヵ月以上持続
◦T25Wスコアで、ベースラインから20%以上の増加が 3 ヵ月以上持続
◦9-HPTスコアで、ベースラインから20%以上の増加が 3 ヵ月以上持続
−2−
結果:
<患者背景>
年齢
平均値(標準偏差)
本剤0.5mg群
n=336
プラセボ群
n=487
48.5(8.6)歳
48.5(8.3)歳
49%
48%
4.70(1.03)
4.66(1.03)
n=336a)
86%
n=484a)
87%
性別
女性の割合
EDSSスコア
平均値(標準偏差)
Gd造影T1強調病巣のない被験者の割合
a)n:評価可能なベースライン時のMRIデータがある被験者数
<主要評価項目>
本剤0.5mg群の複合的評価指標に基づく 3 ヵ月持続する障害進行が発現するまでの期間は、プラセ
ヵ月持続する障害進行が認められた被験者の割合(%)
複合的評価指標に基づく
ボ群と比較して統計学的な有意差は認められなかった。
3
本剤0.5mg
プラセボ
100
90
80
70
60
50
40
30
20
Cox回帰ハザード比 0.95(95%信頼区間:0.80,1.12);p=0.544
Log-rank検定;p=0.689
10
0
0
26
52
78
104
130
156
182
208
234
260
286
312
投与後時間(週)
At Risk数
本剤0.5mg
336
239
177
134
105
86
57
33
14
0
0
0
0
プラセボ
487
359
248
175
139
109
80
48
28
5
2
1
0
<安全性>
本剤0.5mgの忍容性は良好で、既存の安全性プロファイルと同様であった。
重篤な有害事象はフィンゴリモド群で84例(25%)
、プラセボ群で117例(24%)報告されており、
その中には黄斑浮腫〔フィンゴリモド群 6 例( 2 %)
、プラセボ群 6 例( 1 %)
〕
、基底細胞癌〔フィ
ンゴリモド群14例( 4 %)
、プラセボ群 9 例( 2 %)
〕が含まれていた。
☆改訂添付文書も併せてご参照下さい。
最新の添付文書情報は、
「医薬品医療機器総合機構ホームページ」
の
「医薬品に関する情報」
(http://www.
pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html)
にてご確認ください。
《今回の改訂内容につきましては医薬品安全対策情報
(DSU)
No.251
(2016年7月)
に掲載される予定です。
》
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【資料請求先】
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