事業報告(大宝カナリヤ保育園)

●事業報告(大宝カナリヤ保育園)
1 運営処遇関係
(1)運営関係総括
これまでに培ってきた子ども、保護者、地域との信頼関係を活かしながら、更なる関係構築と職員間での共通意
識、共通理解を図りながらより保育の専門性を高める為の研修体制を整えて、次の要点で保育の質の向上を図っ
てきた。
①子ども・保護者・地域との更なる信頼関係の構築
②保育の質の更なる維持向上
③保育所保育指針の内容理解と活用
④職員の資質向上の為の園内・園外研修の充実
⑤自己評価の結果を活かした研修体制の強化
⑥職員の共通理解と実践、また業務省力化の推進
また、子どもや保護者、地域の方が、精神的にも、身体的にも社会的にも「元気になる。一緒に元気になる」という
思いを持ち「生き生きとした生きる力」が持て、育めるように関わる事を大切にした。誰もが持っている限りない可能
性を前提に、その力を最大限に発揮できるような環境を整え「認められる・誉められる・尊敬される・信頼してもらえ
る、そして、ありのままを受容してもらえる・安全に生活できる」などの体験を積み、かけがえのない一人として自己
実現していけるような保育実践を行なった。
その結果、利用者アンケートやできたかなカードのアンケート集計、職員の自己評価などから、子ども・保護者・職
員の繋がりが深められ、日々の生活の中でやる気や意欲を見出し、それぞれが活気のある園生活が送れたように
感じる。しかし、保護者の要望については、保護者自信の要望になっており、子どもを中心においた考え方が出来
にくい状態にあるように感じる。園が保護者の手助けをし過ぎていたところもある。来年度は職員との役割を明確に
し、保護者とともに愛し子を育てる工夫をしながら、保育実践を行なっていきたい。また、職員からの数々の情報共
有について、漏れ抜けがあり、気持ちよい連携に至らなかった部分もあった。継続的に意識して実践できる方法を
構築し、園に関わる人たちとの”繋がり”を大切に保育実践を行なって行きたい。
(2)事業内容関係
①園児数・・・4月157名(途中入園児12名、退園児6名、年度末園児数163名)
②職員数・・・32名(非常勤・産休育休者を含む)
(園長1・主任保育士1・保育士26・調理師(業務委託)・事務員1・嘱託医2・処遇加算対象職員1)
③乳児保育
生後3ヶ月より保育できるよう保育体制を整備し個々の生活リズムを大切にしながら保育を行った。
④特別支援児保育
「広汎性発達障害・自閉症・精神発達遅滞」等の障がいを持つ子どもが増加している中においてコーディネー
ターを配置し、健常児と共に保育をすることで、互いに刺激し合いながら育てる事を目的に事業を行ってきた。その
為に、保護者や関係機関との連携を密に行い、研修にも積極的に取り組んだ。
⑤延長保育
⑥一時預かり保育
⑦地域活動(年2回開催)
⑧自己評価への取り組み
⑨苦情解決への取り組み
⑩リスクマネジメントへの取り組み
⑪保護者アンケート集計と報告
2 保健
健康診断・歯科検診・蟯虫検査・保健指導等は計画通り実施できた。
感染症対策は、職員間でのミーティングを重ね、嘔吐処理、手洗い、おむつ交換等のマニュアル
整備し周知する。
3 職員に関する事項
外部研修・園内研修・法人研修の実施
その他、定例会議、ミーティング、職員健診、検便、インフルエンザの集団予防接種の実施。
4 実習生、職場体験の受入れ
実習生 ・・・ 2校 8名
職場体験 ・・・ 2校 12名