第18号 平成28年6月14日

「授業備品」NO18 H.28.6.14「授業の前にキーワードを掲示・課題の設定にはドラマがある」
(6県に配布中)
1
授業の直前に下記の3項目を行う「手立て」
(授業直前指導 3 項目)
」
ア
課友
まふ
グッズの掲示 ・シラバスグッズ ・言語わざグッズ(○
○○
○) ・名札
イ ゴールの設定 ・ゴールを見通す ・ゴールの□欄の設定 ・□欄の上に「まとめ」と書く
ウ
キーワードの掲示 ・教科の専門性の向上 ・教科用語 ・学習用語 ・可視化
教科の専門性を高めるための方法である。本時で使う教科用語を黒板の端に掲示しておく。新しい用語や
キーワードを教師が教えるのではなく、子ども自身が気付くようにする。掲示してあるキーワードを子供と
教師が学びの中で利用する。
T「黒板の端に教科用語を中心にしたキーワードが掲示してあります。そのキーワードを学び合いの中で使
うようにしましょう。
」
キーワードの掲示
キーワードの利用
○算数・数学の学習指導要領(数学的な思考力・表現力の育成,学ぶ意欲を高めること)
・数学的な表現を用いて考えたり,自分の考えを説明・表現したりする学習活動の充実
・数学的な表現 =言葉や数,式,図,表,グラフ(学習指導要領解説数学編より)
・用語・記号の活用
算数や数学だけでなく、全教科のキーワードを黒板の端に掲示しておくとよい。子供に教科用語が可視化され
ているので教師が教えなくても新しい用語を使うようになる。教科としての専門性が向上する。なお、キーワー
ドの作成に当たっては、教師だけが作成するのではなく、教科リーダーにも行わせるとよい。
2
学習課題野設定にドラマがありますか?
学習指導要領総則には、
「指導に当たっては、児童生徒が学習活動を選択したり~」とある。教師が決して押
し付けるものではなく、子供たちが設定したり、教師との合作で設定するものだ。この趣旨は、子供たちが主体
的に協働的に学習するためである。丁寧に「課題の設定」をするとよい。
× 問題を提示した後、
「課題を書きますのでノートに写してください。
」
これでは子供の主体性を奪うことになる。教師の与えた学習課題だからだ。課題は、子供が発見するとよい。
子供が問題に正対し、
「問い」をもち、仲間と「問の共有」をすることが重要である。課題設定には、ドラマが
ある。
(例)6/14 安田小2年算数
問題「3つの学校の子供の人数を比べよう。東小 412 人、西小 398 人、南小 465 人」
・教師による問いかけ1「分かっていることは、求めることは、調べる方法は」で問いを共有する。
・教師による問いかけ2「これまでの学習との違いは、困っていることは」で問いを共有する。
C 3 つの位が出たのは初めてだ
↓
C 不等号を使わないとできないよ。
*教師の 2 つの問いかけから、子供自身が、または教師と共同で課題を設定する。
・学習課題「数の大きさを比べる方法を見つけよう。そのことについて話し合おう。
」
*学習課題の記入後、
「まとめ」に何を書くのかを教師と子供が共有しておく。