2. 集団的労使関係における交渉形態 団体交渉⇒労働者の雇用・労働条件を決める制度 ※労使交渉の最も重要な制度 憲法第28条で団体交渉権が保証されている 団体交渉権は団結権、争議権とともに労働三権と呼ばれる ・労働組合 交渉事項をできるだけ拡大 VS ・使用者 経営権や人事権を固執して 交渉事項をできるだけ限定 →団体交渉事項はしだいに拡大、経営の専決事項は縮小 ・労働協約・・・団体交渉の結果を文書化したもの 規範的効力、一般的拘束力により労働者の労働条 件に影響を与える 労使協議制 団体交渉は「パイの分配」を決めるので労使の利害が対立 労使協議制では利害の対立があっても協議によって調整可能なも のが多い 労使協議制の決定方式 ①説明、報告 ②説明、報告、意見開陳 ③説明、報告、意見を徴す ④協議 ⑤協議決定 ※某大企業の例 未組織企業における労使関係 労働組合のない企業にも労使関係は存在 「親睦型従業員組織」・・・文化、レクリエーションや共済などを 主な活動に 「発言型従業員組織」・・・労働条件について会社側と話し合う
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